古内一絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
6人の作家さんによる「食」と「人生」を描く短編集
収録作は以下6篇
伊吹有喜
「幸せのカレーライス」
中西智佐乃
「四十歳の栄養」
藤野恵美
「フレンチと返報性」
伊藤朱里
「二代目のミンチョさん」
古内一絵
「五十の壁が高すぎる」
窪美澄
「真っ赤な林檎のその上で」
特に印象的だったのは藤野恵美さんと古内一絵さん、そして窪美澄さん。伊吹有喜さんは『BAR追分』で既読だったが、やっぱり再読。
どれも良かった。
「生きること」と「食べること」は密接に繋がる。
誰と食べるか、何を食べるか。
私も若い頃は特に気にしていなかったが、年齢を重ねる度にその大切さをしみじみと感じるようになった。
一日三食として、これからの人生で私はいったいあと何食食べられるんだろう。
単純だけど、そう考えると一食の重みを感じる。
出来れば健康で、美味しいものを幸せな気持ちで食べたい。きっと身体もそれを望んでいるはず。
6人の作家さんそれぞれにメッセージ性があり、色々な気づきがあるのもまた面白い。
タイトルの最後に「?」があるのがまた乙だなぁ。
ほっこり温かいだけじゃない。
色々あるのが人生だしね。
でもやっぱり思う。
愛を込めて作られた温かい料理はほんと最強!!
さて、今宵は何を食べよう♪
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目から読み始めました。猫に先導されてお店にたどり着く展開はあまり好みではありませんでしたが、悩みを抱えた人たちが少しずつ前を向いていく、憑き物落としのような物語は好きなので、サクサク読めました。
1話目の職場環境は自分の経験からすると少し現実味がなく、働く人を「養殖魚」に例える表現にも違和感がありました。「天然魚」だって海を作ったわけではないだろうに。一方、3話目の育児の話は自分に重なる部分が多く、時々本を閉じたくなるほど。4話目には、いつかの自分の姿を重ねました。
印象に残る文章や面白い比喩が多く、共感したり反発したりしながら読みました。特に、シャールの語るサボタージュについての言葉は、今の自分に少しやさしく響きました。
すべてに共感できたわけではありませんが、それも含めてよい読後感でした。 -
Posted by ブクログ
ホテル勤務のヒロインが、憧れのアフタヌーンティーの担当になり…?
美味しくて綺麗なものを大事に味わうひととき。
涼音は、老舗の桜山ホテルで、ティールームに配属されました。
紅茶やお菓子が好きで、担当したいと前から思っていたのです。
さっそく企画を出したが、シェフ・パティシエの達也に、却下されてしまう。彼は真面目で有能だけれど、やや不器用で取っつきにくいキャラ?
どこがいけないと言うのか…
涼音は、がっかりしつつも、検討を重ねます。
自分の興味のまま突っ走ったり、知識を全部詰め込んだり。ありがちですよねえ~(笑)
ホテル勤めらしく穏やかできちんとしている。お客様をよく見て、察することも出来る。
素直に人に相談もし、何度も考え直す。
その熱意は、次第に実を結ぶようになっていきます。
涼音は子供の頃、おじいちゃんが出してくれるお菓子を食べるのがとても楽しみだった。
そして、アフタヌーンティーと言えば…!
何種類もの凝ったスイーツに、紅茶に合う小さなサンドイッチやスコーンなども取り揃えた、贅沢で優雅な、夢のようなセット。
私も紅茶好きで、アフタヌーンティーにも興味があり、何度か店に行っていただいたこともありますので。
全く違和感なく読みましたよ。
デパートの中の店に、友達と何回か。それほどお値段も高くなく、気が晴れました。
一人で行ったこともあります。ホテルの1階に。上階ほどのお値段ではなく、じっくり味わえて、自分へのご褒美には最高ですもの。
今はもう、滅多に遠出は出来なくなってるんで。
この組み合わせだと、どんな感じかしら~?と、想像をたくましくしながら、読むひとときを楽しませて貰いました。
ホテル勤めや、職場でじわじわと好意が育っていく経験は、ありませんけど!(笑)
自然に気持ちが近づいていく、そんな進展も、良いものじゃありませんか☆