古内一絵のレビュー一覧

  • 鐘を鳴らす子供たち

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    戦後のラジオ放送劇『鐘の鳴る丘』をモチーフにした感動作です。
    昭和四十八年、深夜に鳴り響く黒電話の音は、戦後を代表する劇作家菊井一夫の訃報を知らせるものでした。
    主人公の良仁は、昭和二十二年の記憶に想いを馳せてゆきます。
    日本が戦争に負けてから二年も経つというのに、町はバラックやがれきの山がまだ残り、食べるものもない時代、小学六年生だった良仁たちは菅原教諭の申し出によって、「ラジオ放送劇」に出演することになります。
    子役タレントではなく、素人のふつうの子供たちが先生から活舌の特訓を受け、本番15分間の生放送に挑むという快挙を成し遂げていたのです。

    子供の目線で書かれてあるので、とてもわかりや

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    2023年10月12日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    爽快感!!
    前作はどちらかと言うと馬メインだったけど
    今回は人間メイン
    女性ジョッキーの大変さと馬の頭の良さを
    つくづく感じた
    頑張れ!女性ジョッキー!!

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    2023年08月27日
  • 十六夜荘ノート

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    力作ですね!
    現代青年の雄哉は 仕事バリバリ人間
    無駄は嫌い 出世と仕事だけの人

    そこに東京の一等地 十六夜荘が 大叔母によって譲られる

    面識もない人 と思う

    そこから雄哉が会社を辞める
    周りで働いている人たちの気持ちを理解するゆとりもなかった。

    現代の生活と
    大叔母の玉青が生きた 戦中戦後の世界が交互に描かれる

    会社を辞め 自分が認められている存在だ という
    プライドは なくなっていく。

    十六夜荘に住む人たちは超個性的で 雄哉には理解できなかった。

    自分のプライドがなくなっていく分 十六夜荘の人たちを受け入れることができるようになっていく。

    玉青さんの生き方はかっこいい

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    2023年06月03日
  • キネマトグラフィカ

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    さすが東京創元社。ハズレがない
    とても面白かった。移ろいゆく時代、移ろいゆく自分たち、そのなかでも変わらないもの。過去のものとなってしまったフィルムと、当時と今抱く気持ち。美しい対比だった

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    2023年03月16日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    地方競馬場と女性ジョッキー、その所属厩舎の調教師、厩務員と競走馬たちの物語。⁡

    瑞穂が初めて手綱を持って一人で馬の背に乗ったときの、草原を駆ける表現が、とても美しかった。⁡
    馬と折り合いをつけるのがうまい瑞穂だけど、心に傷を負った魚目の馬、フィッシュアイズと初めて心がかよったシーンは、さすがにウルッときた。⁡

    馬同士の関係も興味深かった。ツバキオトメの毅然とした態度、安心して本来の姿を見せるフィッシュアイズ。⁡
    競馬は興行の側面が大きいとも感じるけれど、緑川厩舎のように、馬たちが大切にされているといいなと思う。⁡
    (なお、私の推しはツバキオトメ。と、口は悪いけれど、ゲンさんも。)⁡

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    2023年02月28日
  • キネマトグラフィカ

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    同期入社の6人それぞれが、悩みを抱えながらも一生懸命生きてきた四半世紀。
    映画業界、世の中、どんなに変わろうとも変わらないものもある。
    夢や理想や目標、なりたかった自分に今なれていなくても、何も残せていないように見えても、その時、その瞬間一生懸命生きてきた時間は無駄ではなかった。
    私は私を生きるしかない。

    「人の歩いていく道は、これまでも、これからも、こうした刹那の積み重ねの中で形成されていくのだろう。
    そこには絶えず、生まれてくるものと、消えていくものがある。

    時代の波に呑まれて消えていくものがあるように、誰もがなにかを失いながら生きていく。
    それでも生きている限り、たとえいくつになろう

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    2023年02月07日
  • 痛みの道標

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    古内さんの本ということで、あらすじも知らずに買った本でしたが、思っていた方向とだいぶ異なる出だしに戸惑いました。それでも読み進めるうちに話に引き込まれ、一気に読みました。重みを伴った、でも古内さんらしい小説らしい小説でした。

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    2023年01月03日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    よく出来た兄にコンプレックスを

    抱いている漫画家の卵である青年や

    自分の子供の成長に必死の母親

    シャールの友人でもある中学教師の柳田は

    娘の進路に大反対

    それぞれどこか見覚えがあるような

    親子の話

    昔なら子供の気持ちで読んだ内容も

    今ならあれこれ心配で口を出す親の

    気持ちもわかるし、まぁね、全く

    同じ境遇かって聞かれればそうでも

    ないんだけれど共感する部分は多かった。

    親はね、見守るしかないんだよ。

    きっと店内は間接照明で薄暗いんだろうな

    と勝手なイメージのマカン・マラン

    子育てに必死過ぎて結局は子供が

    見えなくなってしまった母親にも

    静かに優しく語りかけるん

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    2026年02月24日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    誠とゲンさんとツバキトオメのくだりに胸が熱くなりました。自分より相手を思いやる心こそ人を救うのだと。。

    最後のミスター•ワンもいいですね!
    潔さに惹かれます(*´꒳`*)

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    2022年09月20日
  • 十六夜荘ノート

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    歴史のつながりと人のつながり。見えなかったものが、見えるとき、そのぬくもりを感じることがある。知らないことは、悪くないが、知ることで前に進める。過去の人とのつながりは確かにある。

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    2022年08月31日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    女性騎手・芦原瑞穂の競馬小説第2弾。今回も実に爽快に、気持ちの良い一冊。前回から、新たな人物新たな馬も登場し、緑川厩舎をざわつかせます。ちょっとした男女の想いも絡み、彼らの挑戦を温かく、清々しい思いで一気に読み切りました。緑川厩舎の登場人物全員にエール!

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    2022年08月27日
  • キネマトグラフィカ

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    映画会社の同期6人が久しぶりに会うことになる。入社したのは、1980年代後半。バブルの余韻が残っていたころ。まだ映画も重いフィルムだったころ。全国に貸し出す映画をリレーして運搬するのに絡めて、それぞれの人生が語られる。私よりも少し若い世代だけれど、共感できるところがたくさんある。特に女性が社会で生きることについて。一方で、クリスマスケーキ神話については、ちょうど私たちの年代がギリギリだと思うので、ちょっと違っていたんじゃないかなと思う。

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    2022年07月30日
  • キネマトグラフィカ

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    続編となる二十一時の渋谷で、を先に読んでしまってから、この作品を読んだが逆に内容が分かりやすく結果オーライとなった。
    2作とも働くことの辛さが描かれているが、その中に感じられる登場人物それぞれの意味が爽やかで味わい深い。特に女性陣の強さには感服する。
    自分もあと何年働けるか分からないが、笑顔も少なく辛いことも多い。
    が、何とか続けられているのには何か意味があるのだろうと期待している。
    解説の方も書いていたようにシリーズ化を望む。

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    2022年07月16日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    女性騎手の藤田菜七子さんの感想に共感です。
    『この小説は、何かを変えたいと思っている人の背中を、そっと推してくれます。読んだ人はみんな、“自分にも、何かできるかも”と勇気が湧いてきて、元気になれると思います。』

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    2022年07月15日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    これは良かった!
    また素敵な作品に出会ってしまいました。

    廃業寸前の厩舎と新人女性ジョッキー。
    一癖も二癖もある厩舎の厩務員たち。主人公の瑞穂はどこに行ってもイロモノ扱いで「女」であることを揶揄される日々。
    悔しい思いをしながらも腐らず努力を惜しまない瑞穂。そんな彼女が何かすごいことをしてくれるんじゃないかと期待をふくらませ、ずっと応援しながら読んでました。

    人間以上に癖の強い魚目の馬を迎え、困難にぶち当たりながらも厩舎のみんなが一丸となって桜花賞を目指す!
    追い込まれての奮闘や逆転劇、スポーツの熱い世界は大好き。そして個性の強い登場人物も好き。
    レース後は爽やかな感動に包まれました!!

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    2022年05月19日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    ネタバレ

    続けて読んで本当に良かったです。
    中央競馬ではなく、地方競馬を取り上げたところも貴重だと思います。

    ハッピーエンドではあるのですが、地方競馬を取り巻く現状は変わりなくて、それでもみんなが前を向いて進もうとしている。
    自分もこれまで中央競馬しか興味が有りませんでしたが、地方競馬の大切な役割も描かれていて、競馬に対する考え方が変わりました。

    久々に気持ちの良い物語でした。

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    2022年02月16日
  • 銀色のマーメイド

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    泳ぎたくなる まさか、シャールさんとこっちで会えると思ってなかっただけに(喜
    そう言えば、柳田さんあの店に?がここで知ることが出来た。また、感動できたし女だからの悔しさもわかる。誰かの成長は素敵だ。

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    2025年12月02日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

    購入済み

    ほっとする

    ひとつひとつのストーリーが微妙に繋がってるのが、面白い。
    どこかほっとするお話。
    疲れた夜にオススメです。

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    2021年09月18日
  • 赤道 星降る夜

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    悲惨な戦争物は敬遠しがちだけど、読んでしまったら止まらなくなった。
    目を背けたくなるような凄惨な描写もあったけれど、それよりもインドネシアの人々の憎むより、許すことを選んだことに、その尊さに涙した。

    そう、目の前の状況は変わらなくても、私たちの態度、心持ちはいつでも選ぶことができる。

    こんな事件があったことなど学校では習わなかったけれど、戦争を知らない私たち日本人も歴史に学び、忘れずに後世に戦争の悲惨さ、無意味さを伝えていかなければいけないんだよなぁ、と思った。
    読んで本当によかった。

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    2021年03月18日
  • 赤道 星降る夜

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    え、なんかすごく良かった。
    また読み返したいと思った一冊。

    戦争の悲劇さ。会社でのイジメによる辛さ、友達とうまく行かない辛さ、どれも死にたいほど辛くなるし自殺する理由になる社会。
    でも主人公は亡くなった祖父との再会によって、命の尊さや生きることについて前を向く。

    読み終わった後、なぜか心が温かくなる。
    そんな本でした。

    ホント良かったよー

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    2021年02月24日