古内一絵のレビュー一覧
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これは良かった!
また素敵な作品に出会ってしまいました。
廃業寸前の厩舎と新人女性ジョッキー。
一癖も二癖もある厩舎の厩務員たち。主人公の瑞穂はどこに行ってもイロモノ扱いで「女」であることを揶揄される日々。
悔しい思いをしながらも腐らず努力を惜しまない瑞穂。そんな彼女が何かすごいことをしてくれるんじゃないかと期待をふくらませ、ずっと応援しながら読んでました。
人間以上に癖の強い魚目の馬を迎え、困難にぶち当たりながらも厩舎のみんなが一丸となって桜花賞を目指す!
追い込まれての奮闘や逆転劇、スポーツの熱い世界は大好き。そして個性の強い登場人物も好き。
レース後は爽やかな感動に包まれました!!
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購入済み
心温まるシリーズ
マカンマランシリーズ、3作目。
1.2作目に登場した人物も再登場し、シャールを中心に、素敵なキャラクターたちが織りなす心温まるお話の詰め合わせ。ついに3作目も読了してしまい、次でシリーズを読み終えてしまうことが寂しいです、、、。 -
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『強い馬や騎手が、必ず勝つとは限らない。だから、誰にでも死力を尽くす権利がある』
生きていると、生きれば生きるほどに自分の無力さを感じることがあります。どんなに懸命に頑張ったとしてもそれが成果に必ず結びつくかはわかりません。『どこの世界も同じかもしれないが、初めから勝ち組が決まっているんだよ』と言う言葉にあるように、単に懸命な努力とは全く別のところで、自分の力ではどうにもならない、そんな不条理な世界が存在するという現実。それは、どんな世界でも同じことです。勝負の世界と言うと、スポーツが思い浮かびます。人によっては会社組織の中での覇権争いを思い浮かべる方もいるかも知れません。そして、そもそも我 -
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ネタバレ古内作品を追いかけてみようかという気持ちだけで手に取った1冊だったか、想定外、これはめっけもん、とても良かった。
東京であったとある事故をきっかけに心を病んでしまった主人公潤は、母の郷里奥三河のとある村に引っ越す。
頑なに心を閉ざす潤に村の人々はそれぞれの立場で彼に接してくれる、潤が村で出会った伝統芸能「花舞」。
潤が村の人々や花舞と向き合えるまでを描く前半と、潤が舞手として成長していく後半、その展開を見事につなぎ合わせる潤一家や登場人物たちの過去と背景。これが実に読ませる、泣かせる。いやー古内さん、上手いなぁ。
余談だが、この作品でもやっぱり、テレビが悲劇のきっかけをつくる。マスコミの -
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ブラック企業での仕事に疲れ、ビルから飛び降りた達希を救ったのは15年前に亡くなった祖父勉の幽霊だった。
祖父に頼まれ人探しをすることになった達希が向かったのは第二次世界大戦の戦地ボルネオ島。そこで知る悲劇と祖父勉の過去。
まだまだ知らない戦争の悲劇は沢山あるのだと思い知らされました。
知らないことばかりで、途中何度も検索しながら進める読書となりましたが、出会って良かった。
現代とその時代をつなぐための設定がうまいなと思います。
違和感なく読み進めることが出来ました。
二度と繰り返してはいけない悲劇。
多くの人が知り、読み継がれる必要のある本だと思います。
素晴らしい本でした。
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購入済み
あったかい気持ちになれる
マカンマラン大好きで、続編出たこと知って飛びつきました。登場人物のあったかさと、出てくる夜食の湯気を感じる気分にひたれる、あったかい世界観が本当に好きです。完璧な人間なんていない。いつも正しいことばかりが正解とは限らない。それでもいいんだとあったかい気持ちになる。つまづいたり、悩んだりして立ち止まっている時に読んでみたら、固まってる自分が溶かされるかも。
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マカン・マラン台湾旅行編。
前作で完結だと思っていたので、まずは続きを書いてくださった作者さんに感謝。
今回はマカン・マランのお店を離れて、シャールさん、ジャダさん、さくらさんの3名が台湾へ。台湾をじっくり味わい、歴史を学ぶ旅だ。ジャダさんが生き生きと活躍する分、今回のシャールさんの出番はやや控えめ。その分今回登場するシャールさんは
これまで以上に素敵だ。
親日と言われる台湾。日本の植民地政策は肯定できるものではないが、だからと言って現在の関係性を否定することが正しいわけでもない。歴史は単純ではない。台湾について学びながら、台湾の空気と食欲を刺激する食べ物の数々、ゆったり流れる時間を堪能でき