古内一絵のレビュー一覧

  • 山亭ミアキス

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    人生崖っぷち人間たちが山奥のホテルに辿り着き猫ちゃんたちからおもてなしを受けたり恐ろしい目に遭わされたりして人生を見つめ直す連作集。各話世界の様々な猫の伝承が出てくるので楽しい。あと出てくるアイルランド飯がうまそう。顔のいい男も出てくるぞ。

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    2025年05月23日
  • 星影さやかに

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    実話でした。親子三代の様子というよりも戦争に関わった人々の内の三代を描いて知ることだと思います。関東大震災の朝鮮人虐殺も日本を戦争に導いた陸軍に覆い被せて同調したアホな民間人も敗戦国になって報いを受けたのだろうか、秘密警察の真似事をしてまともな人を炙り出したアホな軍人も報いは?否 井出のジジイの様に180度態度を変えて生きて行った筈だ。こういう正しい小説を読むたびに憤るし神様はいないのかと

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    2025年05月09日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    2021年出版。アフタヌーンティーを供する老舗ホテルが舞台、最高のアフタヌーンティーの提供を夢見て実現の階段を登りゆく女性が中心人物。描写視点は中心人物と、「気になる存在」のチーフパティシエの男性。主題は「既存の価値観や常識」に自らを縛り、可能性や幸せを棄てたり、他人を傷付けるのってどうよ?って事らしい。その主題が、少し押し付けがましく感じられる記述が重なって感じたのは、自分のココロの貧しさ故だろうか?
    女性に対する偏見の多さ・深さに関する記述が多め。その点で共感する人も多いかも知れない。
    評価感としては3.5位の印象だが、アフタヌーンティーと云う自分にはまったく縁のない事象世界を間接体験出来

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    2025年05月06日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    恋は、甘くてほっこりだけじゃない、というテイストの本。
    恋のはじまりと、途中と、おわり。そこにある、食の風景。
    恋と食を通して、たとえば、どろりとした部分もしたたかさも葛藤も、いろんな感情が描かれるのが面白かった。

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    2025年05月03日
  • 百年の子

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    ★3.5
    人は誰かの“続き”として生きている。
    百年のあいだ、ある学年誌が見つめてきた、三世代の女たちの物語。


    「百年の時を超えて、受け継がれるもの。」​
    物語は、あるひとつの学年誌を軸に、祖母、母、娘の時間をゆっくり繋いでいく。
    昭和、平成、令和――それぞれの時代の空気が、台詞の端や仕草にやわらかく宿っていて、その生き様に寄り添えるように、静かに耳を澄ましていた。
    物語の構成は少し入り組んでいるが、その“混線”すらも、家族というものの曖昧さを映しているようだった。

    特別に何かが起こるわけではない。
    けれど、登場人物たちの人生の“湿り気”が、ふとした描写のなかに染みていて、読んでいて息が

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    2025年04月17日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ふたりで「いただきます」
    いろいろな場面でいろいろな立場の二人が
    いろいろな料理を食べる

    記憶とメニューが繋がるのだろか
    同じものを食べると
    当時を思い出すのだろうか

    朝と昼は一人で食べ
    夜はたまにふたりで食べる、ほとんど黙って
    これは寂しい食生活と言えるのかな……

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    2025年04月11日
  • 百年の子

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    まだまだ社会的に弱い立場である女性や子供に焦点を当て、戦争というものの過酷さや理不尽さ、学年誌作りに情熱を傾ける人達の歴史について詳細に書かれている。


    前半、明日香のパートは少し退屈に感じたかが、
    祖母スエや野山さんのパートはおもしろくてどんどん進んだ。

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    2025年04月11日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    地方競馬から世界へ、夢を追い続けたオンボロ厩舎の挑戦を描いた完結編。
    競馬を知らない人も、レース観戦したくなるきっかけの一冊になるかも。

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    2025年04月07日
  • 山亭ミアキス

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    2025-4

    人の心の奥にある悩みや問題を嗅ぎつけ、霧の奥深い山亭へと導く“何か”。そこで人々は美味しい食事を堪能すると共に、不思議な現象に見舞われ、自分たちが“どう生きるか”の選択肢を迫られる。
    癒される話なのかなと思えば、ゾワッと、ときどきじわっとくる話でした。ダークファンタジー?っぽいですが一応、救いはあるように感じました。

    神話・言い伝えや食事(料理)の描写はワクワクさせられました。人間の欲についてちょっと考えさせられるような話もあり。

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    2025年04月06日
  • お誕生会クロニクル

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    お誕生会なんて懐かしい!今の子たちもやるのね??こどもの頃は美味しいご馳走がたくさんあったりで、やるのも(母には感謝!)行くのもすごく楽しみなイベントのひとつで、今となっては“楽しかったな”というぼんやりした記憶しかない。自分が親になると、めちゃくちゃ気を遣ってしまうだろうし絶対やりたくないと思ってしまう。全面的に中止とした学校を支持するだろうな。

    7編とも主人公は異なるけど絶妙な角度から繋がっており、どれも面白かった。ラストのお話がひときわグッとくるのだが、図工教師が主人公の「万華鏡」と小学生の娘をもつ父の話「ベビードール」も好きだった。

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    2025年04月04日
  • 十六夜荘ノート

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    良かったです!知人の紹介で拝読しましたが、またまた良い作品を紹介してもらったと感謝です。内容としては、戦前から都内一等地に建つお屋敷「十六夜荘」、面識も記憶もほぼ無い今亡き大伯母から突然相続することになった主人公雄哉。とっととこんな物件は売ってしまおうと目論む雄哉ですが、十六夜荘はシェアハウスとなっている為、まずは住人を追い出す計画へ。しかしながら、それら住人達との出会いや、何故大伯母は自分へ相続させたのか、そもそも大伯母とはどんな人物だったのか、ここは一体どんな場所だったのか、まつわる謎を紐解いていく中で雄哉の気持ちにも変化が現れてきて、、という現代のお話と、、、戦前〜終戦までの間、十六夜荘

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    2025年04月05日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    地方競馬から中央へ第三作。何とドバイワールドカップ出場。勝てるのかフィッシュアイズ、芦原瑞穂。

    やはり面白かった。競馬はやらないが、読むのは本当に楽しい。

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    2025年03月30日
  • 痛みの道標

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    不思議なお話でした
    リアルな話がちょっと変わる
    リアルで辛いところもあって・・・
    どう消化しようかと思っている

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    2025年03月28日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    競馬に興味がなくても、気づけば「頑張れ!」と祈るように読んでいた。
    最後のレースは、感動で胸が熱くなった。

    ただ、この物語に恋愛要素はなくてもよかったのになー

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    2025年03月04日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    やる気もバラバラ、まとまりもゼロの地方厩舎が、中央競馬に挑む奇跡の物語。
    次第に心をひとつにし夢に向かって走っていくこの感動は、競馬に興味がなくてもきっと胸に響くはず。

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    2025年03月01日
  • 赤道 星降る夜

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    ネタバレ

    ブラック企業の理不尽な対応に、死んだ祖父の協力であれこれやって一発逆転ザマア・・・って感じの内容かと思ったら全然違った

    日本の戦争、風化させない為にとお話やテレビで目にする事もたまに有るけれど、大抵は皆こんなに耐えてました、って内容

    逆に日本が加害者だった事実は余り目にする事はなかったので、物凄い衝撃的な作品だった

    間違いなく、大事な事を伝えてくれる良作で、必要な本だと思う

    ・・・けれど、好きか?と言われたら好きではない
    多分読み返す事もない

    本に何を求めているかだと思う、自分はお金と時間を使って、辛かったり切なかったり悔しかったりする読後感の作品を読みたくない、ただただ楽しい時間を

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    2025年02月28日
  • 痛みの道標

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    ブラック企業での挫折から命を絶とうとしていた達希を救ったのは、亡くなった祖父だった
    祖父の戦争体験、いないはずの祖父が見える自分とボルネオで出会った雪音
    戦時中を生き抜いた人たちから命が繋がっていることを改めて感じるよい本だった

    マカンラマンとは全く違う作風なんだけど、真一郎は出てきそうな気がした

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    2025年02月05日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    ネタバレ

    新たな馬も登場し、緑川への恋愛感情や、誠の毒母の襲来、女性騎手のライバルの登場など、色々な波乱が巻き起こる。誠が頑張って声を出すシーンにはジーンときた。

    中央競馬でくすぶる騎手、潰れる地方競馬のアイドル騎手、出ていったおかみさんなど様々な女性が出てきて、前作から「競馬に関わる女性の苦悩」がより濃く描かれている。女性は不吉だからGI馬に触るなと言われるなんて悲しい。GIで、地方馬が、女性騎手の鞍上で勝利、というのをいつか見てみたい。

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    2025年02月04日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    ネタバレ

    中央競馬は見るけれど、地方競馬は見たことがない。そんな自分にとっては地方競馬の現状が知れて面白く読めた。実際、こういった女性差別や贔屓的なことはあるのだろうなと、昨今の競馬界の不祥事を見ていても思う。

    頑なに反抗していたフィッシュが変わるきっかけを作ったのが、先輩馬の椿乙女というのがいい。主人公とフィッシュの関係も「心優しい少女の献身で心を開く健気な馬」ではなく、勝つために反抗し合いつつ協力していくという関係性。実際地方馬がこれほど活躍するというのは夢物語だけれど、桜花賞の場面は泣けた。

    あと、魚目や白面が嫌われるというのを初めて知った。現実だとシロニイみたいに特徴ある馬が大好きなので、む

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    2025年02月02日
  • 星影さやかに

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    戦地ではなく、攻撃をほとんど受けることがなかった東北の家族のお話。
    地動説のように、時代が違えば受け入れられる話が、ある時代では迫害されてきた。
    そんな過去が遠い昔ではない日本にもあって、平和の大切さをみに沁みて感じることができる本。

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    2025年01月13日