古内一絵のレビュー一覧
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待望の最新刊!シリーズの最終巻が出てからずいぶん時間がたったが、やはり大好きマカンマランシリーズのスピンオフ。今回は台湾をシャールが旅をし、現地の美味しいものに触れるというもの。どれもこれも美味しそう。シャールさんはマクロビオティックの人ですもの、薬膳の台湾とは相性いいわね。飲茶に豆花にお茶に肉無し魯肉飯に台湾珈琲。素敵だわぁ。
今回は、美味しいものだけではない。日本と台湾の歴史の話も出てくる。人は食べるものでできているけれども、その地のそれまでの歴史と営みも、人をつくる。そういうことを軽やかに読者に伝えてくる。
シリーズに出てきた登場人物たちももちろん出てくる。台湾に一緒に行くさくらとジ -
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3話、4話が特に良かったです。
シャールになる前のシャール(御厨)にかなわぬ恋をした女性が、いっとき、昔の御厨と再会する話。なんとなく想像のつく展開に、それでも心地良く身をゆだねる感じでした。
それに地主のおばあちゃんの比佐子さんが終活ノートを埋めていくくだり。終活ノートって、自分の子供の頃からを振り返っていくのてすね。読みながら、自分でも子供の頃からを振り返ってしまいました。60年近くを生きてきて、ひどく不義理に冷淡に生きてきたことを思って、いまさら後悔の想いに駆られましたが、もうすぐ自分が自分のしてきたことの報いを受けるのかもしれません。でも、比佐子さんはまた新たな気持ちで話のラストを迎え -
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『最高のアフタヌーンティーの作り方』の続編。
ウエディングケーキってことは、今度は結婚式場所が舞台となって、ウエディングケーキを作ったり、結婚式にまつわるあれこれなのかな?と読み始めた。
関係性の多様性に関しての話題も出てきて、物語の中に入り込んで物語の中の世界を揺蕩うだけにはならず真剣に考える場面もあった。
結婚制度に関しての、籍を入れるという表現も、世間一般の「普通」と、世界的な当たり前となどなど、私自身にとっての捉え方の基準との違いなんかも沢山あった。
自分にとっての「普通」とかけ離れた考え方はなかなか理解するのが難しく、頭で考えてなんとか分かったような気になりながらも、腑に落ちるまでは -
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マカン・マランが大好きで、シャールさんの原点?みたいな事をどこかで見たので読んだ☆
8割ぐらいまでどうしようもない生徒達と、めんどくさい友人、頼りにならない先生の話ばっかりでめっちゃつまらなかったけど、後半から一気に今までの地道な努力が報われる、色々つながって行く場面が多くなって楽しく一気に読めた。最後のあの場面は中学生にもなればほぼ全員が分かっている事だから事前にどうにかできたと思うのでモヤモヤした。でも読後感は爽やかスッキリ☆
自分らしく生きる事って難しい時もあるよね。でも、勇気をだして打ち明けて見たら少しずつ上手くいくようになると思えた希望が持てる1冊でした☆ -
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シャールさんがお店を離れて台湾への小旅行。
若い頃台湾へお茶を買いに行ったことを思い出し懐かしさを感じながら読み進める。
行ってみたい九份や月下老人などのワードも登場し、さながら、さくらやジャダと一緒に台湾旅行をしている気分。
古内一絵さん自身の台湾の取材はコロナ禍で苦労されたようだけれど、丁寧な取材から見えるものは日本との関係性の複雑さ。歴史的背景を交えて「台湾らしさ」とは何かや日本人が知ることのない台湾の人々の思いについて考えさせられた。
私が印象的だったのは、行天宮の御神籤。
効労生というスタッフがご神託の書かれた「籖詩」を解説する場面。
さくらの願い事に効労生が短くきっぱりと「か -
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ドラッグクィーンが営む夜食カフェ。身体を大切に想い、野菜をふんだんに使った料理やスイーツ、ドリンクは、疲れた現代人の心身に染み渡る。まさに、私が求めているカフェだ。
このカフェに引き寄せられていった客たちは、皆が疲れている。特に、女性の2人の悩みは、等身大の悩みだ。30歳も目の前にして、結婚する友人を見て、キャリアを積むべきか、結婚すべきか迷ったり、40代半ばの女性が、男性社会の会社で味わう疎外感や後輩からの「あぁはなりたくないよね」という目だったり…人には言えないモヤモヤが心の中に渦巻いている。悩みや憂さを晴らしてくれる場所を探している。
店主がドラッグクィーンという設定もユニークだ。自 -
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2作目は親子がテーマ。一見冷たく感じるようだけど、親子は一番近くにいる他人だと思って接するぐらいが良い関係を保てるのかもしれないと思った。相手を思い通りに動かそうとしすぎるとぎくしゃくするよね…。
親子関係に悩む人々がふらりと訪れる夜食カフェ、「マカン・マラン」で提供される身体にも心にも優しいマクロビオティックの料理。 登場する料理がまた美味しそう…このカフェが実在したら良いのに。
「じゃあもう、がんばらなくていいんじゃないかしら」
シャールさんの言葉は率直だからこそ温かく、心に沁みる。シャールさん自身も親子関係に色々あるけれど、常連達がしっかり支えてくれていて安心した。