古内一絵のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
おそらく小学館をモデルにした出版社の、戦前から令和までの物語。
特に『小学一年生』など学年誌の話が中心。
初代社長の想いを込めた立ち上げから戦時中の変遷、戦後の児童文学への広がりと読みどころがたくさんあった。
各時代の働く女性にスポットも当てられ、朝ドラを一本見終えたような満足感。とても面白かった。
林芙美子らしき小説家、手塚治虫や藤子不二雄らしき漫画家も出てくる。
『放浪記』がなぜあんなに再演されたのかもこの本で納得。
手塚治虫が目指して残したものも再認識。
ドラえもんは当時小学一年生〜六年生まで全学年に合わせ、難易度を変えて6種類を同時に書き分けていたことも出てきた。
その原稿をドラえも -
Posted by ブクログ
ネタバレどんな小説か、前知識なく読んだ。伊吹有喜さんや古内一絵さんなど、すきな作家さんがいたから。いろんな作家さんの食べることにまつわる短編小説、と思ったし、途中中弛みして、最後まで読まなくてもいいか?と思ったが大間違いで、一番最後の窪美澄さんの作品が大号泣…お母さん、娘、定食屋の聡美さん、だれの立場も、優しく、切なく大号泣…読んでよかった。娘の巣立ちという、ある意味子育てでは成功だけど、空の巣症候群…なるよね、シングルマザーで頑張ってきたら特に。でも自分を変えなきゃ!と思って新しいことに挑戦するのとでよかった。ひいては娘の萌香さんが聡美さんも救った。なんていい話。
一つ前の古内一絵さんもさすが!ザ -
Posted by ブクログ
前回に引き続き今回も泣きました。本を読んで泣いたのはこれで二回目です。
特に「秋の夜長のトルコライス」で、主人公の母親と教員をしている自分が重なり、色々考えさせられるところがありました。
子の幸せを願うからこそ一方的に押し付けたり、結果を求めてしまう気持ちもわかるし、でも子どもはただ純粋に自分のことを見てほしくて、褒めてほしくて、ありのままの自分を認めてもらいたくて、、
一生懸命になりすぎて忘れがちなことをこの本が思い出させてくれました。そしてシャールさんの「みんな寂しくて、一生懸命。それでいいじゃない。」「あなただって、そう思い詰める必要はないのよ。一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないの -
Posted by ブクログ
陳腐な言葉だが、本当は人それぞれ多かれ少なかれ悩みがあるのが他の人の目線では分からないものだなぁと思った。
過去に読んだことのある主人公の、関係する人が今回の主役だった。
小さい頃青が好きで、青い服が欲しいとお願いしたが「青は男の色だから」という理由で買って貰えず、大人になってからも服を選ぶ時は青を手に取りがちで、いつも「男の色」というのが脳を過ぎる。
そういう小さい頃からの刷り込みというのはなかなか抜け出せなくて、どんどん勝手にがんじがらめになってしまうなと思いながら読んだ。
特に最初の話は、自分が今の時代の高校生だったら生きていけないなと思った。
一挙一動を呟くツールや、人と比べられる -