古内一絵のレビュー一覧

  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    食と人生は切っても切り離せないものなのかもなぁ。人は食べないと生きていけないし、周りには食が溢れてる。テレビも本も漫画も本当に多いよな。
    タイトルにしあわせ?とあるように、ほっこりというよりは少し苦めの短編集だった。
    『フレンチと返報性』と『真っ赤な林檎のその上で』の終わり方が前向きな感じで好きだった。

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    2026年08月13日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    「恋と食」を題材の、10名の方々の小説やエッセイ

    初めて文書に触れる方もいましたが、どのお話も面白く読めました
    特に後半の小説3作品が好きでした
    晩年に思い切って何かするの、憧れるなぁ

    あと、最後の山田詠美さんのこれはノンフィクションなのでしょうか?
    作品は昔読んだことあったのですが、作家さんご本人のことはほとんど知らずだったので、びっくりしたわ。

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    2026年08月12日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    いつも読み終わると穏やかな気持ちになるシリーズ。今回も穏やかな時間と温かさを感じながら読むことができた。
    小さなことに幸せを感じることができる、幸せを感じる感度を上げて毎日を穏やかに生活したいと思う。本当にこんなお店があったら素敵なのに。

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    2026年08月11日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    特に大きな事件は起きないけれどジワリと心に沁みるお話。
    普段の余裕がなくなりがちな生活を送る中で、ほんとはマカンマランのようなお店があるといいけれど、ないので代わりに心の栄養を補充してくれるこういう小説は有難いですね。

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    2026年08月09日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    マカン.マランシリーズの3作目
    このシリーズは順番に読んだ方がいいかも
    たまたまあったものから読んだので逆順になったけど、それはそれであの話に繋がるんだと分かる面白さもある
    シャールさんがかっこいい

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    2026年08月08日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    シリーズが進むごとにどんどん面白くなるってすごいよね〜!
    過去のキャラクターたちのその後が分かるから、だけじゃなくて、キャラクターの深掘りというかどんでん返し?のレパートリーが面白い。
    丁寧に作られたご飯を食べる時にしか得られない幸せってあるよね。

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    2026年08月08日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    「さくらんぼティラミスのエール」
    「幻惑のキャロットケーキ」
    「追憶のたまごスープ」
    「旅立ちのガレット・デ・ロワ」

    4話収録の連作短編集でシリーズ第四弾にして最終巻。

    一話から、女子高生たちの繊細で痛みを伴う関係性に心がざわつく。
    視野が狭まり、自己中心的なふるまいへと滑り落ちていく描写が秀逸。

    三話では、トロフィーワイフという立場に固執する女性の姿が鮮烈で読み応え十分。

    そして今作でも、シャールさんの懐の深さ、誰に対しても分け隔てなく向き合う姿勢に心を打たれた。

    きっとまた読み返す。
    そんな確信を持てる宝物のような作品。

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    2026年08月06日
  • 百年の子

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    おそらく小学館をモデルにした出版社の、戦前から令和までの物語。
    特に『小学一年生』など学年誌の話が中心。
    初代社長の想いを込めた立ち上げから戦時中の変遷、戦後の児童文学への広がりと読みどころがたくさんあった。
    各時代の働く女性にスポットも当てられ、朝ドラを一本見終えたような満足感。とても面白かった。

    林芙美子らしき小説家、手塚治虫や藤子不二雄らしき漫画家も出てくる。
    『放浪記』がなぜあんなに再演されたのかもこの本で納得。
    手塚治虫が目指して残したものも再認識。
    ドラえもんは当時小学一年生〜六年生まで全学年に合わせ、難易度を変えて6種類を同時に書き分けていたことも出てきた。
    その原稿をドラえもんミュージアムで見たことがある。なんて丁寧な仕事。

    そして児童文学について。『岩山書店』担当者が少年少女文学について自慢して小学館の編集者に絡む場面がある。

    子どもの頃、いわゆる名作に馴染めなかった。自分は本が苦手なのかと思っていたが、今思うと海外文学が苦手だったのかも。
    余談だか山中恒の作品が尾道三部作の原作だと今知る。

    戦後、15年もするともう戦艦や零戦をカッコいいものとするブームが来ていたとは。そこにストップがかかるとウルトラマンと怪獣ブームになったとか。
    この本には今だから背景を知れることがぎっしり詰まっていた。

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    2026年08月04日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    「ここは普通の店とは違います。縁がなければたどり着けない。そういう場所なんだと思います」

    「不安は誰かが解決してくれるものではないの。自分自身で向き合うしかないのよ」
    「あなたは大丈夫よ」シャールが力強く続ける。

    そんな強いシャールさんも
    「亡くなった両親からがっかりされたことだけは、未だに私は思い切ることができていないの」
    シャールさんの痛み。そして他の人たちに向ける離れた優しさ。
    みんな自分自身で前に進む。ほんとに優しい小説だなあと。

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    2026年08月04日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    ネタバレ

    どんな小説か、前知識なく読んだ。伊吹有喜さんや古内一絵さんなど、すきな作家さんがいたから。いろんな作家さんの食べることにまつわる短編小説、と思ったし、途中中弛みして、最後まで読まなくてもいいか?と思ったが大間違いで、一番最後の窪美澄さんの作品が大号泣…お母さん、娘、定食屋の聡美さん、だれの立場も、優しく、切なく大号泣…読んでよかった。娘の巣立ちという、ある意味子育てでは成功だけど、空の巣症候群…なるよね、シングルマザーで頑張ってきたら特に。でも自分を変えなきゃ!と思って新しいことに挑戦するのとでよかった。ひいては娘の萌香さんが聡美さんも救った。なんていい話。

    一つ前の古内一絵さんもさすが!ザおじさんが主人公だったのには驚いた。
    時代遅れな昭和セクハラも、とても素直に自分を振り返り、妻の苦労を分かるおじさん。また、そのお母さん(もっともっとしょうわなのにさすが!)
    素直な主人公たちは幸せになれる。

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    2026年08月04日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    「蒸しケーキのトライフル」
    「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」
    「秋の夜長のトルコライス」
    「冬至の七種うどん」

    4話収録の連作短編集でシリーズ第二弾。

    本作もとても良かった。

    タイトルから料理小説を想像しがちだが物語の核にあるのは人間ドラマ。

    今回は”自分がない”と葛藤する女性や、小学1年生の息子の発育に悩みつつ、完璧を求めてしまう専業主婦が登場する。

    ドラァグクイーンのシャールさんは軽々しく『分かる』とは言わない。
    相手の言葉に耳を澄ませ心と身体に優しい料理を差し出し寄り添ってくれる。

    胸の奥に清々しい風が通り抜ける至福の一冊。

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    2026年08月03日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    前作を読んで少し時間が空いてしまったが、読み進めて行くうちに、あーこんな感じだったな。あ、ここでも出てきた!など、繋がる感じが好き。夜の穏やかな時間を過ごす。自分を労る。自分の心に寄り添う。なんか、癒される本だった。この名残を持ったまま、次作を読みたいな。

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    2026年08月02日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    前回に引き続き今回も泣きました。本を読んで泣いたのはこれで二回目です。

    特に「秋の夜長のトルコライス」で、主人公の母親と教員をしている自分が重なり、色々考えさせられるところがありました。
    子の幸せを願うからこそ一方的に押し付けたり、結果を求めてしまう気持ちもわかるし、でも子どもはただ純粋に自分のことを見てほしくて、褒めてほしくて、ありのままの自分を認めてもらいたくて、、
    一生懸命になりすぎて忘れがちなことをこの本が思い出させてくれました。そしてシャールさんの「みんな寂しくて、一生懸命。それでいいじゃない。」「あなただって、そう思い詰める必要はないのよ。一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないのよ。たまにはサボりなさい。」「本当のサボタージュは怠け者の常套手段じゃなくて、もっと過敏で前向きなものなの。ある意味、がんばっている人の特権なのよ。」という言葉が染みました。全肯定でも全否定でもなく、そっと寄り添い、「大丈夫よ」と安心させてくれるようなシャールさんがやっぱり素敵だなと思いました。

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    2026年07月25日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    アフタヌーンティーというものに憧れこそあったが、この本を読んでより楽しみたくなった!女性だけのもの、複数で楽しむもの、そういった概念を覆される物語。アフタヌーンティーに限ったことじゃないけど、なんか素敵だなあと思った。
    登場人物それぞれの視点でスイーツと自分に向き合う姿が印象的だった。
    香織さんと境遇が重なるので、復帰したあとのストーリーも読みたくなった!

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    2026年07月22日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    陳腐な言葉だが、本当は人それぞれ多かれ少なかれ悩みがあるのが他の人の目線では分からないものだなぁと思った。
    過去に読んだことのある主人公の、関係する人が今回の主役だった。

    小さい頃青が好きで、青い服が欲しいとお願いしたが「青は男の色だから」という理由で買って貰えず、大人になってからも服を選ぶ時は青を手に取りがちで、いつも「男の色」というのが脳を過ぎる。
    そういう小さい頃からの刷り込みというのはなかなか抜け出せなくて、どんどん勝手にがんじがらめになってしまうなと思いながら読んだ。

    特に最初の話は、自分が今の時代の高校生だったら生きていけないなと思った。
    一挙一動を呟くツールや、人と比べられるものが世の中に溢れてしまっているように感じる。

    シャールさんは救ってないと言うが、この歳になると人に話をじっくり聞いてもらえて、かつ自分のことを言語化するという機会もないため、みんな救われることが多いんだと思う。
    私も自分の意見を人に押し付けず、耳を傾けられる人間になりたいと思う。

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    2026年07月20日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食と恋のアンソロジーなんて、好きに決まってる。

    私の好きな料理家の方のコラムもあって、さらに嬉しい。やっぱり、奥田亜希子さんの小説が好きみたい。

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    2026年07月20日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    スルーしたくなる内容のもありましたが、日々の積み重ね、日常の食事等。
    見逃しがちなことが、大切なのだと感じられる作品集でした。

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    2026年07月20日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    優しい話の中に出てくる、ドレスや料理を想像しながら、楽しみながら読めた。
    元気のない時に読むと、気持ちに寄り添ってくれる様な柔らかい雰囲気のあるストーリーが魅力的だ。

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    2026年07月19日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    人気作家6人による、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編集。

    ■収録作

    ・幸せのカレーライス(伊吹有喜)
    雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。

    ・四十歳の栄養(中西智佐乃)
    美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。

    ・フレンチと返報性(藤野恵美)
    かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。

    ・二代目のミンチョさん(伊藤朱里)
    アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。

    ・五十の壁が高すぎる(古内一絵)
    よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。

    ・真っ赤な林檎のその上で(窪 美澄)
    娘の大学進学を機に一人暮らしとなり、食欲が湧かなくなってしまった。

    【個人的な感想】
    どの話もそんなにボリュームはないのに、そっと心に寄り添ってくれるような話が多くてほっこりしてたけど、飽きなかった。

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    2026年07月17日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    心穏やかになれる一冊
    相手のことを想ってつくる食事は本当に幸せを感じさせると思う。
    たまには丁寧に料理をしようと思わせてくれる。

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    2026年07月16日