古内一絵のレビュー一覧

  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    料理と恋愛にまつわる短編集。
    料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。

    一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
    古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
    君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
    奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。

    ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。

    カレー食べたくなるよ

    2025.11.11
    204

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    2025年11月11日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    甘いスイーツと紅茶の香り、そしてアフタヌーンティーに関わるすべての人の優しさに包まれる物語。
    綺麗な景色を眺めながらアフタヌーンティーを堪能する時間は尊いもの。たくさん悩み、葛藤し、ひと手間かけることの温かさを思い出させてくれる。

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    2025年11月02日
  • 百年の子

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    読んでよかった。
    AIでなんでもできちゃう時代だけど、想いがこもった創作は人にしかできないし、少子化で子供向けコンテンツは減っていってしまってるけど、子供向けこそ文化だったり人の豊かさみたいなものの重要な源なのかも、と思った。商業臭が強いものももちろんあるけど、eテレとか図鑑とか子供向けの本とか、どれも作り手の愛が詰まっていると言うことに、大人になって親になってはじめてわかったけど、そういうものが軽視されたり、利用されたりする時代に戻らないように、諦めないで考える、そんな大人でありたいなと思った。ちょっと男の人が悪く書かれがちだなとは思った笑

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    2025年11月02日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    まったくこれまで興味のなかったスポーツ、競馬。門外漢の私がシリーズ3作をすべて読んで、そしてこんなにも感動してるとは!もちろんレースのシーンはたくさんあって、競馬ファンならもっと分かるだろう雰囲気にあふれてますが、この作品には、人と人、人と馬、そして馬と馬との関係まで、色濃く描かれてます。だから、競馬をテーマにしていながらも、深く鋭く人生と馬生を語ってくれています。

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    2025年11月01日
  • 銀色のマーメイド

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    ネタバレ

    マカンマランの待ちに待った最新作が出ると聞いて、マカンマランも再読しつつ、まだシャールさんがマカンマランを開店してなくて、柳田も事情を知らなくてのこの作品を読む。柳田がまだ先生としても感じ悪く(笑)、顧問をやる中学の水泳部がエースの交通事故死によって廃部にしようとする。龍一はそれを阻止しようと奮闘する。雪村のジェンダー問題をシャールさんを絡めながら、登場人物それぞれの心の変化と成長が心を打つ。龍一たちの青春が清々しくて、とてもいい作品だった!

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    2025年10月19日
  • 東京ハイダウェイ

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    一人一人の物語に引き込まれて一気に読みました。

    少し前に母を亡くしたばかりなので、久乃さんの「眺めのよい部屋」は危なかったです。途中「こんなの聞いてないよ〜」と目の奥が熱くなって、久乃さんを囲む周りの人達の優しさにもウルっと来てしまいました。
    国立近代美術館にも今度行ってみようと思います。
    品川水族館や夢の島の植物園など馴染みのある場所も登場するのでまた立ち寄りたくなりました。

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    2025年10月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    私は涼音ほど、最後まで突き抜けてこの選択肢を取るほど強くはなくて、周りの説得がめんどくさい、と思っちゃうけどでも彼女の自分の名前を尊重したい、男性の姓に当たり前のように変えるのは何故?という主張はわかるなぁ。
    名前変えるのめんどいし。
    もちろん名前を変えることに意味を見出す人はそれでいい。そうじゃない人のための選択肢があればいい、それだけの話。

    女性が犠牲になる、我慢を強いられるような家族制度や価値観。確かにそこへの憤りは理解する。
    でもそれを犠牲と思わない人もいるし、逆に外に出ないといけないことが犠牲だと思う男の人もいる。
    べき論はない。ただ確かにそろそろパラダイムシフトはあっていいよねぇ

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    2025年10月16日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食卓を囲む恋人たちの物語。
    こう書くと、幸せな話のように感じるかもしれないけれど、そんなおめでたい話ばかりではない。
    食欲は人間の二大欲求の一つだから。その上に立つ物語はそれはそれは濃いものでなければ成り立たない。人間の生と欲が濃密に描かれた短編集。

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    2025年10月15日
  • 東京ハイダウェイ

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    東京で社会の波に揉まれながらも生きる人達のお話。
    世の中って、色々素敵な部分もあるけれど、それと同じくらい苦しくて汚い部分もある。ただ、人って、ついその綺麗な部分にしか目を向けないよな〜と。

    ただ、その苦しい部分と一緒に生きようとする人にももっと向き合いたくなるような、少し活力が湧いてくるような気がします。

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    2025年10月13日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    一穂ミチ目当てで手にとる。あと巻末の山田詠美のエッセイ 「恩讐の彼方のトマトサラダ」も。
    さすが山田詠美!この短い短いエッセイの中にユーモアの中にちゃんと彼女らしい美学が語られている。
    今まで振られたことはないって、「男と別れるのは、相手が逮捕されるか、強制送還されるか、死ぬか、のどれかなんで」ってすごい。
    原田ひ香の小説、(夏のカレー)初めて読んだけどこの60歳過ぎたしーちゃんと冴子の好き同士だったのに結婚には至らず40年にも渡る出会いから邂逅を経て別れまで(冴子の死)せつないラブストーリーだった。
    恋、片思い、両思い、愛、婚約、浮気、裏切り、不倫、
    恋愛に関することは”結婚”以外全部(冴子

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    2025年09月30日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食べるとき
    誰と食べるかは、私たちにとって
    とても大切なことではないかなと感じる

    誰とどこで、なにを食べるのか
    1人で食べた時にふわっと思い出す
    大切な記憶。
    それが恋する人ならなおさら。
    様々な作家さんのひとつひとつの物語の中に
    表れる料理と誰かの想い。

    思わずいいなぁと声が漏れてしまう
    一冊でした

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    2025年09月28日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ぽかぽかした。
    男の魅力という点で、高身長というのは外せないんだな。

    おいしいものは好きなひとと食べたらもっとおいしい、みたいな言説がありふれているせいで、一人でケーキを買って食べるという楽しみをやめてしまったのだ。いつになったら食べられるんだろうな。責任をとってくれ。

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    2025年09月27日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    「最高のアフタヌーンティーの作り方」の続編。
    涼音と達也の結婚は「結婚後の氏をどうするか。」という問題に直面し、色々な人の色々な考え方や生き方に触れ迷ったり悩んだり疑問に感じたりしながら読者も巻き込んで進んでいきます。
    自分の結婚の時感じたこと、その時は気づかなかったこと、新しく知ることが良くまとまっています。うちの旦那さんは達也と違い「もし、氏を変えたくないなら、俺が変えても良い」と言ってくれたことも思い出しました。
    男女別姓のテーマが中心にありすぎて、少し読みにくいと感じましたが、負けずに読み進めて行くと心が温かくなるいつもの感じに出会えました。
    終わりの頃には美味しい丁寧に作られたお菓子

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    2025年09月27日
  • 百年の子

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    朝ドラ「あんぱん」で描かれた戦中戦後の暮らしがすごく心に残っており、昭和Ⅰ、昭和IIのスエさんパートは物語に入り込むように読みました。
    また、令和3年初夏の最後、「覚えてる…全部…」のセリフで胸が熱くなり、良い本に出会えた!と思ったのですが…

    その後の話が説明じみていて、野山さんがもっと魅力的に描かれていたらな…と少し残念でした。
    前半が良すぎて素晴らしい展開を期待しすぎて肩透かしにあった感じです。

    そのうち映像化されそうな内容なので、そちらの脚本に期待です。

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    2025年09月22日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    アフタヌーンティー
    自分は味わったことがないけれど、味わうことはもちろん、見た目の美しさや、そこにいるという満たされる時間、など、色んなものをひっくるめて楽しんでいるんだ。

    大好きな桜山ホテル、念願のアフタヌーンティー担当、大好きな仕事に就きながらも真摯に努力し続ける姿は素敵だ。

    アフタヌーンティーって、家族や友だちや大切な人と楽しむものと思ってたけど、鉄人の様に一人でも楽しむ、その人それぞれの楽しみ方があり、それもまたいいなと思った。

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    2025年09月15日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    世の中の当たり前を考え直す作品。
    結婚するなら女性が氏を変えるという暗黙の了解に待ったをかける涼音と、それに向き合う達也。愛する人と人生を共にしたいが、共にするには自身の氏を変えなければならないのか?と。
    結婚し氏が変われば、それまでの自分はどこにいってしまうのかという気持ちはおおいに共感できる。
    本書で出会ったクイニーアマン、本場のものを食べてみたいなぁ。

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    2025年09月13日
  • 東京ハイダウェイ

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    『眺めのよい部屋』と『惑いの星』のストーリーがお気に入りです。

    やっぱり生きることは簡単ではないけれど、希望を少しもらえた気がしました。

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    2025年09月11日
  • 山亭ミアキス

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    この物語は、猫に主軸が置いてある。

    猫が、
    山亭ミアキスに迷い込んだ人間達を虜にして、話しを聞いたり、美味しい食事をご馳走したり、時には精気を吸い取ってしまったり。
    山亭を出た人間達は不思議と気持ちがスッキリと穏やかになり、今までとは違った人生を歩むようになる。


    文中には、様々な猫の神話が登場する。
    少々恐ろしい神話もあるけれど、
    猫って昔から人間と共に生きてきた動物だったのね。
    高貴で賢く、時に人間をジッと観察して見守ってくれている猫が今まで以上に好きになった。

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    2025年09月11日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    楽しみにしていた続編!
    夫婦別姓について考えさせられました。
    まぁたしかに...という感じですが
    ちょっと涼音に同感しがたいかなぁ?て
    いう気持ちもありました。
    香織さんにもイライラしましたが
    言いたいことはわかると思ってしまったり。
    私も古い考え方なのかな??

    でもいろいろと考えさせられました。
    あとはやっぱりおじいちゃんが大好きです。

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    2025年09月10日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食にまつわる短編小説。スキマ時間や寝る前のひとときに読みたいなと思って手に取った本。
    古内一絵さんの「ワタシノミカタ」、奥田亜希子さんの「白と悪党」、ぼる塾田辺智加さんの「初恋と食事」がよかった。また同じ作家さんの違う本を読んでみたくなった。
    田辺さんのエッセイ好きです。恋愛って頑張って、背伸びして付き合う時期があってもいいけど、いつかやっぱりボロが出るから、自然体でいかないと、長続きしないなと思った。でもあの経験があるから、今につながっているのかなと思うと、応援したくなりました。

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    2025年08月30日