古内一絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレマカン・マラン、営業が続いていたようで安心しました。
灯るあかりに新たに引き寄せられてきた人も、お馴染みの人も、その人生まるっと抱え込んでくれるような懐の深さがありますね。
店主のシャールはというと、自分の手術がひと段落したと思ったら、今度は父親を看取るというこれまた大きな試練が待ち受けていて、でも「ひとりじゃない」ことで、シャールなりに乗り越えてまたみんなのところに帰ってくることができました。
背中を押してくれる人、帰りを待っていてくれる人、疲れたら肩を貸して休ませてくれる人、そんな人がいるって幸せですよね。ってことを考えながら読みました。
すべてがきれいにハッピーエンドというわけに -
Posted by ブクログ
「マカン・マラン」を初めて読んだ時に感じられた。自分を大切にする話に感動して、今回、2作目を読みました。
兄弟、親、いろんな立場でそれぞれが周りと自分を比べ、自分の意志と葛藤している生きづらさを、そうだよなと感じながら読み進めた。
兄に兄の意思があったように、自分には自分の意思がある。
幸福の裏には、いつも寂寥が潜んでいるの。
恐らく自分が認めなかろうと、理解しなかろうと、娘には娘の人生があり、その責任のすべては最終的に娘自身が負っていくしかないのだから。…その挑戦を選んだ娘を見守ってやるくらいのことしか、親にできることはないのかもしれない。
自分らしく生きていくため、無理に頑張らなくても -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分も周りを気にして無意識のうちに自分を縛っていたこと、変化を恐れていた心が解き放たれたと感じ、すごい本だと思った。
結婚出産の「おめでとう」は呪いだということ、結婚自体が幸せなものではない、社会をつくってきた人々の洗礼についてとりあげることは、大きな問題であり夫婦別姓だけでなく構造の問題だったりすると衝撃だった。違和感の正体が分かった気がした。
自分が何かに縛られていい子でいようと我慢しているように感じたら読み返したいと思う素晴らしい本だった。
アフタヌーンティーからの、涼音と達也・瑠璃や香織のその後が展開されており前作から間を開けずによんだのでとてもアツい物語だった!+マカンマランの -
Posted by ブクログ
『さよならの…』という題名だから、もしかしてシャールさんの身に何か起こるのではないか、と読み進めて巻末に近くなるにつれてドキドキ。
この本の1話目、すごく好き。まぁ、ジャダさんはいつものごとくちょっとうるさすぎるんだけど、この話では良い役ドコロだ。
希実が初めてシャールの『本当の姿』を観た時の感想が笑えるけど同意!
あああ、もったいない……!ハンサムな男性の面影が、どぎつい厚化粧の向こうに儚く消えていく。
という感想がツボに入って笑えた。
そのうえで、シャールさんの言葉がしみじみ。『自分を憐れむのって癖になるの。傷つくのって楽ですもの。だから私、逆のことをすることにしているの。』
自分を憐れ