古内一絵のレビュー一覧

  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    シャールさんin台湾。(取材旅行のさくらちゃんと付き添いのジャダも)
    美味しいものが沢山というイメージの台湾。行った事はないけど、文章からスパイシーな八角の香りが漂ってきそうで、取材しているさくらちゃんやジャダと一緒に旅をしている気分になれた。
    美味しいものだけじゃなくて、台湾情勢や歴史がフラットに表現されていて考えさせられるものが多かった。特に九份や台湾珈琲、LGBTQ事情。フェアリーテイルゲイというのは初めて知って、自分もそういったイメージを少し持っていた事に気付いて、複雑な気持ちになった。
    真奈ちゃんの魯肉飯が美味しそうだし、『妬みの苺シロップ』にその後があってスッキリした。

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    2026年11月01日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    最終巻は挫折と苦難を乗り越える人たちを描いていた。
    空気の読めない希実は自らの過ちに気付けたし、周りの悪意を敢えて『無視』して、意外とアウェイも悪くないと思えるようになった。孤独を楽しめる自分にとっては、アウェイも悪くないぞと、これからの希実の人生にエールを送りたくなった。比佐子との年齢が関係ない友人関係も築けて、趣味のビーズアクセ作りも続けられて、無理して承認欲求を満たしていた頃よりもずっと満たされていると思う。
    前作からの登場人物の掘り下げも面白かった。挫折から立ち上がるために、シャールさんとの縁があるのが羨ましい。
    シャールさんにも苦悩はある。だけど穏やかにかつ鮮烈に「エピファニー」を感じるシャールさんはこれからも唯一無二の女王様だと信じている。
    さて、『マカン・マランボヤージュ』を読もう。

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    2026年11月01日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    オーディオブックで、聴いた。
    ずっと気になっていた本だった。
    やっぱり予想通り、とても素敵な物語だった。
    これは、本でもきちんと読みたいと思う。

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    2026年10月30日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    10年ぶりに帰って来たシャールさんと、マカン・マランの仲間たち。今回の舞台は台湾。台湾の料理と、台湾珈琲の歴史が知れて、台湾に行きたくなっちゃう。
    登場人物たちの、その後の一歩先が垣間見えて、寂しさもあり嬉しくもあり。この世界で彼らは前に進んでいる。そのことが嬉しい。
    また何年か先にシャールさんたちの更にその後が読めたらいいな。

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    2026年10月30日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    2巻目を読んでからかなり間が空いたので、前回までの登場人物を忘れていたが、今回の登場人物達も皆前を向いて歩いて行けるお話で安心。
    『風と火のスープカレー』はアーユルヴェーダが主軸となり、流される人生を送っていた燿子とシャールさんの関係に、切ないときめきが待っていた。男装してまで会いに来るシャールさん素敵。
    マカン・マランを読むと食を大事にしようという気がわいてくる。

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    2026年10月28日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    第一話 さくらんぼティラミスのエール

    高校2年生の秋元希実は、仲良くしていた友人グループから、なぜか距離を置かれるようになる。自分が招待されていないSNSのグループトークで悪口を言われていることまで知ってしまい、孤独と不安を抱えることに。

    第二話 幻惑のキャロットケーキ

    香坂と共に、かつて世界一のレストランと称されたジパングでホールスタッフを勤めた芦沢庸介(あしざわようすけ)。
    SNSの炎上をきっかけに、経営するレストランは傾いていく。香坂との再会、マカン・マランとの出会いをきっかけに、自分は刺激的な料理を作り、語り継がれる店を作っていくことを決意する。

    第三話 追憶のたまごスープ
    更紗
    一回り上の裕福な夫とタワーマンションで暮らしていた更紗。母に愛された記憶もないまま、妊娠する。しかし元妻との間に既に子供がいる夫は暗に産むことを否定する。
    不安を抱える更紗に「誰だって不安なのよ」とシャールが告げ更紗は離婚を決意する。幼い頃、母は自分の料理にだけ卵を入れていてくれたことを思い出し、母も少しは愛してくれていたのかもしれないと思い実家に帰る。

    第四話 旅立ちのガレット・デ・ロワ

    クリスマスを迎えたマカン・マランに、ある美青年が訪れる。この美青年は、柳田が水泳部の顧問をしていた時の部員。自分の性に違和感を覚えた雪村襟香を男部員として迎え入れた水泳部員と柳田。そんな襟香(エリック)が性転換手術を決意したことをシャールと柳田に伝えた。

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    2026年10月27日
  • 東京ハイダウェイ

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    生きづらさを抱えた人たちの物語。人それぞれ、抱えているものがあって、立場や置かれた状況は違うけど、みんな応援したくなる素敵な主人公達ばかりでした。
    完全な人間なんて、いないよな〜って、ちょっと勇気をもらいました!
    2人分のおにぎらずの続き、私も気になります。
    今度、地元のプラネタリウムに行ってみようかな(笑)

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    2026年10月25日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    その人に合った体に良い丁寧な料理はとっても温かく美味しいんだろうな。シャールさんの気持ちがこもっているんだろうな。だからまた行きたい!って皆通うんだろうな。とても暖かな物語でした。ぜひ続編も読みたい。

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    2026年10月24日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    第一話 妬みの苺シロップ
    弓月綾(ゆづきあや)
    コールセンターでアルバイトをしながら、「私はあなたが嫌いです」という酷評を集めたサイトを運営していた。
    藤森裕輝の後輩で、漫画家デビューした裕輝が自分のことを忘れてしまっていたことをきっかけにアンチになる。
    シャールが料理を出さなかった。代わりにシャールお手製の保存食である苺シロップとレシピをあげた。

    第二話 薮入りのジュンサイ冷や麦

    一流の料理人を目指していた香坂省吾は、思うようにいかない現実に直面し、料理人としての自信を失ってしまう。さらに、味覚にも問題を抱え、以前のように料理を楽しめなくなっていた。
    そんな省吾は、ライターの安武さくらに誘われてマカン・マランを訪れる。

    第三話 風と火のスープカレー
    燿子
    シャールの元同僚であり、タワーマンションで暮らしていた。愛人との間に子供ができたと、夫に離婚を切り出され見栄を張りたい夫は離婚式を開くという。
    その離婚式に着るためのドレスをシャールに依頼する。ちなみにウェディングドレスもシャールに依頼して作ってもらった。

    夫の体裁を守るために開かれた離婚式で絶対に燿子は辛かったはず。そこに突然現れた男装姿の御厨は本当にかっこよかった。

    第四話クリスマスのタルト・タタン

    マカン・マランの常連客であり、その界隈の地主でもある比佐子。比佐子の終活をテーマに、比佐子のこれまでの過去がわかる。したくなかった結婚、「ここにいていい」と守ってくれた祖父、そんな祖父との思い出のタルト・タタン。

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    2026年10月23日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    第一話 蒸しケーキのトライフル
    主人公:西村真奈(まな) あだ名:マナチー
    読書が好きなOL

    第二話 梅雨の晴れ間の竜田揚げ
    藤森裕紀(ひろき)  漫画家
    出来のいい兄と自分を比べていた。
    130年続く老舗旅館を継いだ兄が亡くなり、代わりに女将である母を支えてやってくれないかと打診される。

    第三話 秋の夜長のトルコライス
    伊吹未央(みお) 小学生の息子、圭の母。
    シングルマザーで幼少期から厳しく躾けられた経験から母が苦手。
    圭が発達障害なのではないかと恐れていた。

    第四話 冬至の七種(ななくさ)うどん
    柳田敏(さとし)
    高校2年生の娘、真紀(まき)が文系から理系への進路変更することに対して猛反対する。

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    2026年10月20日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ

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    競馬小説は数多くありますが、ここまで馬の描写に愛おしさを感じる作品もあまりないと思います。フィッシュアイズの素敵さはもちろん、スーパーポポロンの可愛さ、そして誰にでも慕われるツバキオトメが私は大好きです。それぞれの馬と厩務員との関係、ジョッキーとの関係など、癒されるし感動するし最高の一冊でした。

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    2026年10月15日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    すっかりこのマカン・マランシリーズにハマり中。長い人生、落ち込んだり不安になったりすることもあるけれど、そんな悪いもんじゃないのよと包み込んでくれるようなシャールさんの人柄がとっても素敵で読むと優しい気持ちにしてもらえる。こんな風に彼女の言葉を生み出せる作者もきっとあたたかい人なんだろうなと思うくらい、すっかりシャールさんの虜になってしまった。私もお店に会いに行きたい〜〜!

    今作は人の顔色ばかり伺ってしまうOLや子供の発達に悩んでいる完璧主義の母親など、主人公の感性が自分と近くて前作以上に共感するシーンが多かった。三話のラスト1ページは子を愛おしく思う気持ちが胸いっぱいに広がって気づくと涙。
    やっぱり面白いし好き。続編も楽しみ!

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    2026年10月14日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    人気作家さん6人による、「食べて」「寝る」、人の暮らしを基本を軸に、それぞれの幸せ価値観を描く物語。
    初読みの作家さんもいたけれど、どれも素直に心に染みてくる話だった。しっかり食べてしっかり寝れれば、とりあえずなんとかなる。いろいろあったとしても、乗り越えていける。そう思える物語。

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    2026年10月13日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    まさかここでクリスタさんに再会出来るとは!
    お話はマカンマランのようなあたたかなストーリーでした。
    アフタヌーンティーのお話なのでカタカナが多く、さらっと読み流した箇所もありましたが、ちょうどよい具合に登場人物の人となりが伝わってくるので不足なく楽しむことが出来ました。
    アフタヌーンティー、今度は寝室のサイドテーブルでいただこうかな、なんて考えちゃいました。

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    2026年10月12日
  • 東京ハイダウェイ

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    オンとオフの切り替えは大事。自分だけの隠れ家がプラネタリウムだなんて羨ましい。星空のキャッチボールと惑いの星が良かった。

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    2026年10月12日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    結局は自分がどうしたいのか、どうなりたいのか、「そんなの分かってるよ」と思ってだけど、周りの人の目を気にしたり、人のせいにしたり、そして自分の本当の心を自分から隠したり。俺、そんなことばかりやってたのかなあ、などと考えてしまいました。
    このシリーズ、大好きです。

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    2026年10月10日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    「人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いもんが必要」。なるほどね。アフタヌーンティーに行ったことはないけど、そこで働く人や訪れる人たちの人間模様や。お仕事ぶりが生き生きしてて楽しかった。芯のある主人公、さすが古内さんらしい。

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    2026年10月10日
  • 東京ハイダウェイ

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    ネタバレ

    マカン・マランシリーズの次に手に取った古内一絵の本『東京ハイダウェイ』。マカン・マランシリーズの時にも思ったが、古内一絵の短編はキャラクターが紋切り型ではなく、しっかり練り込まれていて、それを軸に物語が展開するので読み応えがある。あっという仕掛けや大きな事件がなくても、主人公が抱えている事情を知っていくだけでも面白くてページをめくる手が進む。ひとつひとつは長くないのに、こんなふうに丁寧に作り込まれた物語に触れると、読書をしていてよかったなあ、という気持ちになる。
    好きなのは『星空のキャッチボール』と『眺めのよい部屋』。
    『星空のキャッチボール』は堅実な仕事を積み重ねていく桐人が主人公。ひどい不眠症に悩まされているが、同僚の女性が通うプラネタリウムで昼休みを過ごすことによって、不眠症の原因だった亡き父への思いに気づく。読後、じわりとあたたかい気持ちが胸に広がった。小説を読むことの醍醐味、人と関わることの醍醐味、それを静かに噛みしめて元気が湧いてきた。

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    2026年10月06日
  • 銀色のマーメイド

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    これがマカンマランの原点!
    シャールさんの言葉遣いが、まだ少し荒っぽさのある時期でそれまたキュン。
    水泳自体はそれほど興味をそそられるジャンルではなかったのですが、まんまとはまりました。
    ストーリーも、深み具合もちょうど良い。
    この子があの子なのか、と。
    またマカンマラン4を読み返したくなりました。
    龍一の真っ直ぐ感、とても良かった。
    また買いたい本が1冊増えました。うれしい。

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    2026年10月04日
  • 百年の子

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    自分の語彙力のなさにガッカリするけど…
    「すごかった」
    この一言に尽きる物語。
    余韻がすごくて、すぐに感想を書くこともできないくらい…。
    自分が知っているつもりだったどの戦時中の話よりも生活感のあるリアルさがあって苦しくなると同時に、これが現実なんだと痛感した。
    女性の権利や子どもの権利も表向きは尊重されているようで実際はまだまだなところが多い。この戦争を経ての今はまだまだ発展途中なのだと実感できる。
    他の方も仰っていたように、朝ドラにしてほしい(映画や普通のドラマでは描ききれないと思う)

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    2026年10月03日