古内一絵のレビュー一覧

  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    シャールさん、ジャダ、さくらが、台湾を旅する話。個性際立つ2人のドラァグクイーンに、台湾で知り合ったこれまた個性的で愛すべき面々。
    面白くないわけがない。

    台湾グルメ、名所観光も交えながら、親日と思われている台湾の、複雑な歴史をさりげなく教えてくれる。←とても勉強になった!
    悩めるライター、さくらの気づきや成長もあり、留守番組の真奈の葛藤あり、盛りだくさんだけど、短編仕様になっているので読みやすい。
    周囲の人間に多大な影響を与えているシャールさんでさえ、まだまだだ、と考えさせられる場面もある。人生、死ぬまで修行なのかもしれない。

    何気にいいキャラだなーと思うのが、ドラァグクイーンとしてのシ

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    2025年12月07日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これまでの登場人物と新しい登場人物が関係しあって、より深みのあるシリーズになっている。こちらの完結編の後に出た新刊も楽しみ。

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    2025年12月06日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    シャールさんだぁーーー。と嬉しくなった。マカン・マランのシリーズを読んだのは読書を始めた2020年頃。読書に目覚めさせてくれたシリーズで、なんか懐かしさも覚えながら読みました。シャールさんが元気そうで良かったー。

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    2025年12月03日
  • 百年の子

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    巻末の参考資料に作者の本気を感じた。
    コロナ禍と戦時下の空気感が似ていると感じた人は数多い。
    学年誌や文芸の時代よりSNSを使えば、あっと言う間に思想をコントロール出来る。
    そして、書籍よりも痕跡を残さず消し去る事が容易。

    まず若い男性(親の力が弱い階層)の仕事を奪い、生活のために兵役しかない状態に追い込む。
    子どもが徴兵された家庭と出来ない家庭など、不公平で細かく分断する。

    戦争なんて簡単に巻き込まれる。
    コロナ禍の自粛警察は大政翼賛会の名残。

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    2025年12月03日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    この本のストーリーも、主人公?のシャールも、凄い吸引力で読者を吸い付ける。
    とくに、『風と火のスープカレー』のエンドはカッコよすぎる…ドキドキしちゃいます。
    『妬みのいちごシロップ』は、ほんと、うわ…キツ…と思いながら読んでたのだけど、きちんといいところに着地。

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    2025年12月02日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    久しぶりのシャールさんですが、今回は台湾旅行。自分も台湾大好きなので、旅してるような気分を味わえた。台湾珈琲をぜひ飲んでみたい。そして台南は行ったことないので、行ってみたい。日本が台湾を統治していた過去は決して変わらない。過去を知らないふりせず訪れたい。

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    2025年12月02日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    美味しそうな食べ物ばかりでお腹空いた
    胃を労わろう
    耀子さんを応援したい
    第三話 風と火のスープカレー とくに好きなお話
    比佐子さん 一日でも永く長生きできますように

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    2025年12月03日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    正直、4年前に読んだ時はちょっと受け付けなかった。内容は素敵だけど、受け入れられないほど自分がいっぱいいっぱい。登場人物たちに嫉妬してた。私にはこうやって救ってくれるシャールさんはいない、って。

    4年越しにやっと続編が読めたことが嬉しいです。

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    2025年12月01日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    シリーズ続編。やっぱりいいな。こうやって身近に気軽に行けて、お話しできる場所があればいいのになぁ、って。

    私が欲しい居場所がここには描かれています。

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    2025年12月01日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    backnumberのブルーアンバーをバックミュージックに読みたい本だった
    みんなが自分が幸せだと感じる方を選択できますように

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    2025年11月30日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    まさか新作が読めるなんて…これは嬉しい。
    心をじんわりと温め、前を向いて歩けるようそっと背中を押してくれる。
    シリーズを通して、そういう優しさが感じられるから好きだ。
    今作では台湾の魅力と歴史が盛り込まれ、美味しいご飯や美しい風景だけでなく、二・二八事件のような影の部分にも触れている。
    このバランスが良いんだよね。
    戦争系の作品は苦手だけど、映画観てみようかなあ。
    台湾珈琲もめっちゃ気になる。
    日本で売ってるなら買いたい。
    海外旅行とか全然興味ないのに、台湾行ってみたいって思っちゃったな。

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    2025年11月30日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    このシリーズ大好き。前回で最後なんだろうなって勝手に思い込んでいたので、またみんなに会えて、マカンマランのお客さんの事にも少しずつ触れられていて懐かしく読みました。来年は台湾に行ってみようと思う!

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    2025年11月30日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これもまた、最高だった。
    悩んでいる時も、そうでない時に読んでも、シャールさんの言葉はいつも響く。私にとってお守りのような本です。

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    2025年11月30日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    マカン・マランふたたび。そっと背中を押してくれる場所

    1話目 毎日、退屈な仕事、ヒエラルキーのある職場。ニコニコみんなと同じ行動を、目立たないようにしている西村真奈。自分はなにものでもないつまらないヤツだから仕方ないと自分に言い聞かせて、この生活から抜けることも考えない。ある日マカン・マランのお店に辿り着く。

    2話目 実家の兄が突然亡くなった。実家は老舗の旅館で、もう継ぐものがいない。漫画家目指して頑張ってきたが、辞めるしかないのか。もう諦めたと思っていた時にマカン・マランに辿り着く。

    3話目 息子の圭は少し知能遅れ。そのため未央は知能を高める栄養素を与えようと、息子には和食、夫と自分に

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    2025年11月29日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    シャールさん達にまた会えるとは!
    マカン·マラン開店10周年おめでとうございます!
    みんなが旅で訪れた台湾。ちょうどニュースでも取り上げられているタイミングなので、歴史的背景も含めて興味深く読んだ。
    美味しい台湾料理につい目がいってしまうけど、背景をしっかり知っておくのも大事なことだなと改めて…
    シャールさんがお料理を通して伝えてきたマカン·マランスピリッツみたいなものが、周りの人たちにもしっかり伝わっているなと感じられた今作。
    とっても温かな気持ちになれた。

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    2025年11月28日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    シリーズ2作目
    今回も悩んだり迷ったりする人たちがマカン・マランに迷い込み、シャールさん始め常連客たちが変わらずそこにいてくれて、優しく温かく包み込んでくれた

    前作の最後の章でシャールさんが入院していて、今作はまだ帰ってきてないシャールさんを、ジャダさんがお店を守りつつ待ち、退院をみんなでお祝いするところから始まっていった

    どの章もやっぱりシャールさんの温かさ、常連客の人柄にとっても心が穏やかになった
    今のわたしは、ちょうど前向きになれず本に現実逃避してる気がするけど、このマカン・マランシリーズは無くてはならない世界
    今作もわたしの大切な一冊

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    2025年11月28日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    シャールさんたちにまた会えた!嬉
    そして台湾に行きたくなるなる。13年前くらいに行った時は小籠包に夜市にマッサージに九份、まさに王道を詰め込んだコースを満喫したけれど、これまた台湾の違った魅力が満載。コーヒーすきなので台湾珈琲気になる。
    そして台湾の歴史。実際の旅行で現地の人と交流を持つってなかなか難しいけれど、シャールさんみたいに文庫片手にゆっくり旅をしてみたいな。

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    2025年11月27日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    マカン・マラン。インドネシア語で夜食という意味のカフェ。おかまのシャールこと御厨清住がドレスの店をやりながら、夜には夜食のお店を営む。シャールは癌を患っており、抗がん剤治療中。

    第1話 中堅社員への早期退職勧告が始まり、塔子はどうするか決めあぐねていた。そんな時貧血で倒れ、シャールに介抱される。

    第2話 ある時から家出ご飯を食べなくなり、ジャンクフードやコンビニしか口にしなくなった。何なら食べられるのか?教師の奮闘が始まる。

    第3話 雑誌のライターをしているさくらは、「秘密の夜食カフェ」特集のために孤軍奮闘していた。なかなかいい店が見つからない。足を棒にして探しまわるが…

    第4話 黒光

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    2025年11月26日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    また頑張ろう!と思わせてくれる小説。
    優しさに触れられる小説。
    番外編が出版されてとても嬉しかったです。著者の古内一絵さんに「多謝」です。読者の私は、このシリーズの世界が大好きなのです。小籠包の表紙が「歓迎光臨」と手招きしているように思えました。

    今回は台湾のお茶、食べ物、観光地、歴史を満喫できました。特に歴史は、今だからこそちゃんと知ることが出来てよかったです。

    ぽんと背中を押してくれるシャールさん。賑やかなジャダさん。そしてさくらさん。3人それぞれの台湾でした。留守番の真奈さんの思いも、シャールさんは、しっかりと受け止めてくれていました。

    ちょっと元気がほしいときには、このシリーズが

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    2025年11月26日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    『女王さまの夜食カフェ』を読み終えると、胸の奥がじんわりあたたかくなる。物語に出てくる夜食はどれもおいしそうで、深夜の静けさに灯る小さな光みたいだ。登場人物はみんな少し寂しくて、でも一生懸命に生きている。その姿がふと自分の生活とも重なる。
    専業主婦として、母として、子どものことに悩む日々――そんな気持ちに寄り添う言葉が、物語のあちこちにそっと置かれていて、読後にやわらかく心に残った。

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    2025年11月25日