古内一絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずっと読んでみたいな、と思ったマカンマランシリーズの番外編を先に読んでしまった…
本編を知らずともなんと無くわかる、そして台湾旅が思い出されまた行きたくなった!
台湾珈琲の産地、高鉄嘉義駅、そこからバスかタクシー
その昔日本人が乗り込んできて開拓し珈琲農園にして天皇に献上していた、戦後撤退して荒れ果てた土地を現地の人たちが蘇らせ、植樹して当時の木も少し生かし今に至る
歴史の重みをただの日台友好で片付けるのは違うと思う アンジーの一言の重み
エチオピアのゲシャ村で発見されたからゲイシャ
そのテラスカフェでいつかイエローブルボンを飲んでみたい!
インドネシア語でマカンは食事、マランは夜
表紙 -
Posted by ブクログ
いわゆる“ご飯もの小説”として手に取った一冊。
古内一絵さんの作品は初めてだったけれど、この文体がとても好みだった。やわらかくて読みやすいのに、ちゃんと心に残る余白がある。登場人物たちもそれぞれに個性があって、自然と愛着が湧いてくる。
中でも印象的だったのは、ドラァグクイーンのシャールの存在。言葉や距離の取り方が絶妙で、相手を否定せず、でも甘やかしすぎない。その包み込むような優しさに、ただ癒やされるだけではなく、少しだけ背筋を正されるような感覚もあった。
深夜にふらりと立ち寄って、あの空気ごと味わってみたくなる。シャールの言葉とごはんに、そっと救われる人の気持ちがよくわかる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
シャールは今回、マカン・マランにはいない。台湾でタイトル通り休日を過ごしている。
台湾は親日の国で有名だと思っていたけど、日本人が都合よく解釈している部分も多いかもしれない、と知った。
「非情城市」という映画があるらしいが、日本人観光客は「めんどくさい」と切り捨てずに、観て学ぶべきだとシャールはいう。
そんなシャールも現地のスタッフのアンジーに色々気付かされる。本当に知らないことだらけだ。
シャールは“めんどくさい”の一言で全てを済まそうとすることをすごく嫌う。
「めんどくさいって、お手軽な割に破壊力の強い言葉なの。それを言われちゃうと、なんにも言えなくなる人が一定数いるわけじゃない」とジャ -
Posted by ブクログ
とても温かくて優しい物語だった。迷ったときや辛いときに、そっと寄り添ってくれるような一冊だ。
夜遅くにひっそりと開くカフェ「マカン・マラン」に集う人々は、それぞれに悩みや迷いを抱えている。けれど、シャールの言葉や店で出される料理に触れることで、少しずつ自分の気持ちと向き合い、前に進むきっかけを見つけていく。その様子がとても優しく描かれていて、読んでいて温かな気持ちになった。
物語に登場する料理もどれもとても美味しそうで、どんな味なのだろう、どんな香りがするのだろうと想像が膨らむ。料理がただの食事ではなく、人の心をほどいていく存在として描かれているのも印象的だった。
もし本当にこんな夜食カ -
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共働きが珍しくない現在。我が家も共働き、何故か食事を作るのは私???我が家は成人した大人しかいないのに何で私が食事の支度をしないといけないんだ?「各自で好きなもの食べてくれー」と言いたくなる。本当、毎日クタクタ(。-_-。)
家族の為責任ある仕事を頑張る 米川恵理子 疲れた時のズル休みも良いもんだ。
桐人の父への思い。眠れぬ日々プラネタリウムで亡き父との無言のキャッチボールの夢をみる。仕事の悩み誰に認められたいのか?俺はちゃんとやれてるのかな?ズシン力強い重みが返ってきた 父の優しい微笑み 桐人への愛おしさが伝わる。
引きこもりの圭太 ボクシングに出会えて良かった!何かキッカケがあれば少し -
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本ばかり読んで友達を作らないことを責められて以来、友達もできないまま本とも距離をおいてる丸の内で働く派遣社員の真奈。
漫画家を目指して上京しアシスタント業をしながら作品を描いていたが、兄の突然の死により夢を諦めざるを得なくなった裕紀。
ひとり親家庭で母からの過干渉を受けて育ち、今はタワマンで専業主婦をしながら発達ボーダーの息子を育てる未央。
そして前作から引き続き登場する『マカン・マラン』の主人シャールの同級生柳田。
性別や職業などの全く違う4人が『マカン・マラン』の滋味溢れる食事と、妖艶なドラァグクイーンの主人シャールのアドバイスで悩みを払拭していく。
外見を似せても心までは真似できない -
Posted by ブクログ
マカン・マランシリーズの作者さんなら間違いないだろうとは思ってたけど、本当に良かった!
マカン・マランは現代の生きづらさを抱える人々を優しく包み込むような癒しの物語だったけど、今作も現代を生きる人々が抱えるいろんな種類の生きづらさが描かれてる。
発達グレーゾーンという障害による差別、男女差別、国籍差別。
正社員と契約社員の格差、育児においての男女格差。
みんないろんなものを抱えながら、それぞれの正しさ持って懸命に生きてる様子が他人事と思えないほど現実感があって、作中の登場人物のセリフが悉く核心をついていてハッとさせられた。
そして、登場人物達を癒すお菓子の数々にうっとり。
「人が生きていくのは -