古内一絵のレビュー一覧

  • 百年の子

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    「朝ドラみたい」とレビューで見かけ、それは読んでみたい‼︎と思い手に取りました。読み終え、本当に朝ドラみたいでした。じんわりと心に響いてくるお話でした。

    出版社の文林館で働く、令和の明日花、昭和40年代の野山、昭和20年前後の明日花の祖母のスエの三人の視点で話が進みます。それぞれの時代を生きた三人の話を読むと、戦時下の出版社の苦労、表現の自由、戦争とは何か?など考えさせられることばかりでした。

    特にスエの話は悲しかった。スエたちがラジオで敗戦を知った時、みんなで大泣きした場面は苦しかった。日本はもう負けると分かってても、現実から目を逸らし日本は勝つと言い続けた。そうしないとみんな心が折れて

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    2024年11月18日
  • 銀色のマーメイド

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    主人公・龍一くんの成長っぷりに感動しました。しなやかな感性で物事を受け容れていくその大きな器が開花していく様が、とても魅力的でした。
    シャールさんの物語から読んでいたので、シャールさんとまた会えたことも嬉しい本でした。

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    2024年10月15日
  • 二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ

    QM

    購入済み

    よく知らない業種の話で最初は入り込めない部分もあったけど、後半が面白くて止まらなかった。
    お仕事小説、特に今回のは映像関連で新鮮で楽しめた。

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    2024年09月25日
  • 銀色のマーメイド

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    「マカン・マラン」の原点のお話。
    シリーズの3冊を読んでから、読みました。

    「マカン・マラン」シリーズが本当に好き。
    シャールさんのファンです。

    さよならの夜食カフェでいよいよ完結。
    早く読みたい。これで終わってしまうと思うとさみしい。

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    2024年09月23日
  • お誕生会クロニクル

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    文庫化をずっと待ってた作品!
    お誕生会に関するお話。
    だけれど、生命の物語でもあるなと感じた。

    どの話も繋がっていないようで繋がっていて、
    とても読みやすく一気読み!

    その中でも6章「あの日、この日から」のお話は
    涙が出てきてしまった。
    3.11に産まれた双子の男の子。年に一度の大切な日を心からお祝いしたい母。しかしその日は日本の震災の悲しみが根付いている。
    私も同じ立場の母なら、その日だけは沢山楽しい事をさせてあげたいし、思い出に残るお誕生会をしてあげたいと思った。

    古内一絵さんの作品は登場人物たちの心情が
    柔らかく細かく書かれているので、
    感情移入してついつい涙したり、
    笑ったりして

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    2024年09月13日
  • 十六夜荘ノート

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    ここ最近読んだ本の中で1番感性にぶっ刺さった気がした。離れに集まっていた先人たちがむごく、理不尽な世の中でも、彼らの輪の中心に灯る何かを希望として支え合い、お互いを必要とし、暗い世の中にも光を見出し生き抜いた日々が、時代を超えて1人の末裔を大きく変えたその繋がりの力にとても感銘を受けた。 そこに込められた想いが人を大きく変えるということも戯言では無いのだなと感じた。

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    2024年09月13日
  • 銀色のマーメイド

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    優しい物語

    「マカン・マラン0」といった感じの話。

    自分の事しか興味のなかった龍一としっかりものの敦子が、死んでしまった幼馴染タケルの遺した水泳部を再起させる。

    登場人物それぞれの優しい気持ちが胸に染みる。まだ中学生の柔らかい心を優しく包み込み、背中を押すシャールさん。また会えるとは思ってなかった分嬉しかった。

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    2024年08月26日
  • 十六夜荘ノート

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    本屋さんにて【絶対読得】のポップを見て、手に取った一冊。読み終わった今、本当に読んでよかった。大好きな作品になりました。

    人も月も満ち欠けがあるのが自然。欠けている時も大事な時期。

    玉青は戦時前から戦後にかけての壮絶な時代を、世の中の価値観や権力が好きで自分がない不気味な人々に流されず、確かな自分を持って生き抜いた。おそらく描かれていない時代もさまざまな満ち欠けを経て生き抜いたのだ。そして玉青の確かな自分を支えたのは、共に過ごした周りの人や、離れでの思い出なのだろう。

    情報が溢れて、様々な意見を発信しやすく、その意見に流されやすい今の時代において、確かな自分を持ち、大切にしたいもの、やり

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    2024年08月14日
  • 星影さやかに

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    毎年、終戦記念日前に戦争に関する本をまとめて読んで8月15日を厳かな気持ちで迎える 今年は出遅れてなかなか良い本との出会いがなかったけど、丸善に陳列してるのをふと手にとって読みました

    知らない作者でしたが、よく出来た小説です 人物像も心情も丁寧に練り込められて読後感もなんともいえないしみじみとした気持ちになります

    オススメです

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    2024年08月03日
  • 二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ

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    キネマとグラフィカの続編で、ああ〜あれねと読んでみるとすっかり忘れてました6人のあんなに癖が凄いのに、銀活の世代交代のまるで新しい物語ですね、あーでも由紀子の件はいらんかな、予想通りのイジメる側の陰険な私設警察 こんなのがいるから世の中おかしくなる、まあ対比して余計に江美の良さが際立つが。やっぱり90年代って悪夢の時間だったのかぁと今更ながら生き延びる自分が、パワハラにセクハラに当たり前なことで自分が我慢するしかないと間違いだらけの生き方してたんだなあーと。そうそうキネマトグラフィカ1をもう一度読まないと

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    2024年07月21日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    シャールの魅力がやっぱり惹かれるんだな シャールさんは弱者や弱っている人に優しいんだ。ほんとに刺さる優しい言葉を、強い意志で素直に伝えてくれる。180センチの長身とガタイのよい体格と凛々しい顔面、とのことで、きっと彼/彼女の包容力にみんな取り込まれて、惚れてしまうんだろな。3話目にあった、男の御厨先輩に恋して失恋した話は切なく美しかったな。野暮なことは触れない、ならばこちらもそれに倣いましょう、と。なんと強く美しい。

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    2026年03月14日
  • 十六夜荘ノート

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    2024年47冊目
    古内一絵さん/十六夜荘ノート
    エリート社員の転落と再生を描く現在と、
    彼に遺産を残した大叔母が生きた戦前〜戦後が立ち替わる物語。

    「遺産」とは、「価値観」とは何なのか?
    心に刺さる言葉が多く、久しぶりにカフェ読書しながら目頭が熱くなりました

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    2024年06月16日
  • 山亭ミアキス

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    出だしの事件が痛ましすぎて、読み通せないかも、大丈夫かな、と不安になったものの、描写が巧みで、すぐにひきこまれた。少し恐ろしさもあるものの、結果的には荒療治。
    最後の章は泣いてしまった。ダークでミステリアスな雰囲気は大好物。良かった。

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    2024年05月30日
  • お誕生会クロニクル

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    語り手が交代しながら続いていく連作短編集。

    それぞれの「誕生日」を通して、様々な世代の親と子が関係性や職場の人間関係、生き方をみつめなおしていく。

    いわゆる「ジャケ買い」でしたが、思いがけず素敵な作品に出会えました。

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    2024年05月12日
  • 銀色のマーメイド

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    マカン マランシリーズが大好きで手に取った。
    やっぱり読んでよかった!!!
    悩み、苦悩の中目標に向かう姿勢や学生ならではのそれぞれの成長。
    学生だけではなく大人も、読み手も心動かされてしまうストーリー。
    読んだ後の満たされる気持ちが心地よい。

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    2024年05月09日
  • お誕生会クロニクル

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    「お誕生日」を軸にして繰り広げられる連作短編。
    自分が主役になれるお誕生会は、ただ嬉しいだけじゃなく、時にほろ苦くせつない思い出もあるようです。
    誕生日を迎えるということは、今まで気づかなかった新しい何かに出会うこと。

    学校で、お誕生会が禁止になった小学生。
    姪のお誕生会を企画する叔父。
    夫のプレゼントに納得できない妻など、7編とも心に沁みるものばかりでした。
    物語の背景には、東日本大震災や新型コロナウィルスの流行も見られます。

    学校や職場、家族など、身近にいる人たちと祝える大切な記念日は、どんなに時代がかわっても良いものでありたいです。

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    2024年04月14日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ2 蒼のファンファーレ

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    とても素敵な物語。
    フィッシュがとてもかわいくてかわいくてしょうがない。中央競馬と違って、予算もなければ設備も
    整っていない状態。赤字続きの競馬場でも試行錯誤してみんなで同じ目標に向かって頑張っている姿がかっこよくて、言葉を発しない馬との向き合っているのが心震える。

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    2024年03月29日
  • お誕生会クロニクル

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    お誕生日会にまつわる、
    ちょっと切なくてほろにがい短編集。

    お誕生日のお祝いは、本当なら楽しいはずなのに、
    いろんなしがらみが邪魔をして、
    苦しく感じる時もある。

    そんな時どっちを向いているべきなのか、
    生き方にほんの少し、指針をくれるような話。

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    2024年03月10日
  • 銀色のマーメイド

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    マカンマランおしまいの前に読むことをお薦めします。
    シリーズ最初から再読して、またシャールさんに会いたくなりました!

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    2024年03月10日
  • 十六夜荘ノート

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    ネタバレ

    『百年の子』を読んでからこれを読んだら、過去と現在を交互に描いて、主人公が(読者が)知らなかったことを読み解いていく方式が同じだった。
    雄哉が生きる現代と、玉青の生きる昭和、戦争の時代がフラッシュバックしながら、物語が進む。
    雄哉が疑問に思っていることや、困っていることが、玉青の時代にスイッチされると理解できるようになっているので、混乱することはない。

    もちろん、物語の素晴らしさがその手法によって損なわれることはない。古内さんならではの、魅力あふれる個性的な人たちが次々と現れて、ドラマを作っていく。
    以下、ネタバレあり。注意。


    玉青と雄哉が出会うこともなければ、雄哉が玉青の人生を知ること

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    2024年02月13日