【感想・ネタバレ】銀色のマーメイドのレビュー

あらすじ

あの「マカン・マラン」の原点がここに! 人気キャラ・シャールさん初登場作品です。
自分の泳ぎばかり考え、周囲に興味がなかった龍一。しかし主将で幼馴染みのタケルがいなくなったことで退部者が相次ぎ、水泳部は降格の危機を迎える。残ったのは「プール好き」のアニオタ&水中歩行要員のみ。部の存続のため部員集めに奔走する龍一は、市民プールで水中を滑降するように泳ぐ“人魚”を見つけた。それは同じクラスの謎めいた美少女・雪村襟香で……?
『快晴フライング』改題

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ブクトモさんのレビューでマカン・マラン繋がりの本書の存在を知りました

水泳部に所属する龍一は、部長をしていたタケルが事故で亡くなったことをきっかけに部長代理として部存続のために部員集めに奔走します

今まで個人競技にしか関心がなかった龍一が個性派揃いの部員をまとめ、大会に出るまでの過程はテンポがよく、青春そのものです

性同一性障害の美少女、襟香の生きにくさを感じながら私も胸がギュッと痛くなりました
誰にも自分を理解してもらえないってとても辛いと思います

ポンコツ部員が多い中で一際目立つ有人!
彼はムードメーカーで私が1番好きな部員です
水泳では息継ぎができないのですが彼も素晴らしい成長をします
目標に向かって突き進む部員たちの結束力がまぶしいです

私が会いたかったシャールさん、ジャダさん、水泳部顧問で教師歴20年のベテラン柳田先生も登場します

中学校でも家庭でも、本来の自分でいることのできない襟香を包容力で受けとめるシャールさんはほんとに素敵です

賄いを出すカフェ マカン・マランの原点も描かれていて満足できる1冊でした

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

マカンマランの原点という事で購入。
あれ? シャールさんは…? どこで登場するのかな〜と思いながら読んだ前半、
中学校水泳部の、眩しいくらいの青春小説。

シャールさんの登場には、キターーーとニヤけながら胸おどる♫ ジャダもいた〜

自分の泳ぎにしか興味がない主人公龍一が、日に日に成長し、廃部寸前の水泳部の存続にひたむきに頑張る姿はとてもよかった。
顧問の柳田先生も、イヤな先生だわ〜と読んでいたけれど、あのマカンマランの常連客の柳田!!と気づいて、あ〜そういうことか!なんか感動✨

性同一性障害に悩む襟香と母親の葛藤や、
脇を固める、個性豊かすぎる水泳部の後輩たちの
成長も、みんなみんな頑張った〰️ 感動でした✨
やっぱり…シャールさんの言葉は沁みます

積読本はたまっているけど
マカンマランシリーズ4冊再読して
また、シャールさんに浸りたいな〜

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

時系列としてはマカン•マランの前の話。
自分の泳ぎにしか興味のない龍一が水泳部の主将代理としてチームを引っ張っていく話。
部員一人ひとりの悩みに関わっていく中で、龍一自身そして部として強くなっていく物語は、読んでいて優しい気持ちになった。
肝心のシャールさんはいつ出てくるのだろう?と思ったけど、これを読んでもう一度マカン•マランを読み返したいと感じだ。

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2025年09月20日

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生徒たちの奮闘ぶりにも心を動かされますが、何より『マカン・マラン』につながるかつての「同級生」コンビのやりとりが大好きです。痛みを知った分だけ、人にやさしくなれる。シャールさんのまかないに、自分も元気をもらえた気分!

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

シャールさんに会いたい!この一心でこの本を手に読み始めた。
目的はシャールさんとの再会だったので、シャールさんの登場まではただただ、この物語よりもいつ登場してくれるのか!?に意識が向いていたが、しっかりとこの本の中の世界にも入り込めた。
あるがままのその人が、あるがままに過ごせる。どれだけ大切なことだろう。
マカンマランへと繋がる世界の扉がこうして開かれたんだなぁということにもジーンとした。
龍一や襟香、そして樋浦、水泳を通してこういう関係性が築かれていくってすごくいいなぁと感じた。
満足度の高い一冊だ。

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

主人公・龍一くんの成長っぷりに感動しました。しなやかな感性で物事を受け容れていくその大きな器が開花していく様が、とても魅力的でした。
シャールさんの物語から読んでいたので、シャールさんとまた会えたことも嬉しい本でした。

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2024年10月15日

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「マカン・マラン」の原点のお話。
シリーズの3冊を読んでから、読みました。

「マカン・マラン」シリーズが本当に好き。
シャールさんのファンです。

さよならの夜食カフェでいよいよ完結。
早く読みたい。これで終わってしまうと思うとさみしい。

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2024年09月23日

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優しい物語

「マカン・マラン0」といった感じの話。

自分の事しか興味のなかった龍一としっかりものの敦子が、死んでしまった幼馴染タケルの遺した水泳部を再起させる。

登場人物それぞれの優しい気持ちが胸に染みる。まだ中学生の柔らかい心を優しく包み込み、背中を押すシャールさん。また会えるとは思ってなかった分嬉しかった。

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2024年08月26日

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マカン マランシリーズが大好きで手に取った。
やっぱり読んでよかった!!!
悩み、苦悩の中目標に向かう姿勢や学生ならではのそれぞれの成長。
学生だけではなく大人も、読み手も心動かされてしまうストーリー。
読んだ後の満たされる気持ちが心地よい。

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2024年05月09日

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マカンマランおしまいの前に読むことをお薦めします。
シリーズ最初から再読して、またシャールさんに会いたくなりました!

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2024年03月10日

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マカンマランの始まりの物語って感じ
先にこの本を読んでからあのシリーズを読んでたらまた違う印象になったかもしれないなと。
古内先生は他者との関わり方の描き方が繊細で好きです

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2024年02月01日

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ネタバレ

マカンマランを3冊読んだ後にこの本を読みました。
やっぱりシャールさんたちが出てくるこのシリーズ大好き。
襟香を取り巻く周りの人たちとの関わりがいい。
衝突もあるけれど、水泳というスポーツを通して徐々に関係が変わっていくところがいいなと思う。

シャールさん、今回も悩める孤独な人を救ってた。このお店にたどり着けて良かったね!と声をかけたくなってしまう。

初めは癖のある柳田が理解してくれるところ、龍一の母が全てを理解して息子を誇りに思うところが良かった!


続編、番外編求む!

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2024年01月29日

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襟香が悩んでる、それを肉親に目誰にも言えないってキツイ。それでも毎日を過ごすのは大変なんだよ、正義を振りかざしてイジメをするしょーもない女に取り巻きに、どうして日本はこんな人間がたくさんいて日本は変わらないのだろう。襟香の事をシャールが解決するのだが、てっきりマンガチックにするのかと思いきや自分の生い立ちも入れて時間を掛けて解決するしかないと言う。親友の死から始まる物語だけど、水泳部を残すことだけで自分のことだけじゃない逃げない気持ちが尊敬する 全部上手く行った。レースの各々は猛練習を見ていたので喜

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2023年12月04日

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水泳小説としてラジオで紹介されていた本。
中学生の水泳部の話。
水泳部の前部長が理由はわからないが亡くなった。
新しく部長になった龍一は、前部長がいた時は自分のことばかり考えていたが、多くの部員が辞め最高学年も2人しか残らず、自分が部長になるしかないと考え始める。
個性が強すぎる後輩たちの面倒をよく見て、初めて一緒にリレー戦に出る。そしてその楽しさを知る。
中学生の成長物語だが、部員の中に留学生や性同一性障害者、アニメオタクなど多様な人物が登場し、主人公はそれらを受け止めながらうまく指導していく。
前半は部員の強すぎる個性についていけず、あまり面白くなかったが、龍一と同じクラスの女子が入部するところからストーリーが急展開し、面白くなり一気に読み終えた。

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2023年09月11日

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マカンマランシリーズのスピンオフと知らず古内一絵さんの一番最初に読んだ作品。
この本単体でも違和感なく気持ちよく読み進められた。
マカンマランシリーズと一緒に読むとなお面白いのでオススメです。
一瞬、青春の話かぁ…興味ないかもと思いましたが、学生向けの話ではなく大人でも楽しめる話です。

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2023年02月13日

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泳ぎたくなる まさか、シャールさんとこっちで会えると思ってなかっただけに(喜
そう言えば、柳田さんあの店に?がここで知ることが出来た。また、感動できたし女だからの悔しさもわかる。誰かの成長は素敵だ。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

マカンマランのエピソード0的な本と知って読んでみました。まだカフェとして営業していないし、おそらく場所も違っているんだろうけど、みんなの拠り所な感じは健在。

そして中学生たちの水泳部存続をかけての大会出場。色々問題を抱えつつ一つ一つ乗り越えながら成長していく姿。ああ青春。

部活ってその競技に興味があって入るから、普段ならクラスで一緒でも仲良くならないようなタイプの人も同じチームで、でも連帯感はすごくあったなあとか懐かしい気持ちになった。

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2025年11月26日

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中学3年の春、水泳部の龍一は部の存続危機を迎える。
幼馴染の主将がいなくなったことで退部希望者が続出し、顧問の柳田から愛好会への降格を言い渡されたのだ。
最後の夏になんとしても大会に出場したい龍一は、部員を集めるために数少ない変わり者の後輩たちと部員勧誘を始めた。
そんな中、市民プールでクラスメイト襟香の実力を目にし、水泳部に誘うもあっさりと断られてしまう。

個人的にはスポーツ系の作品には手が伸びにくいけれど、「マカン・マラン」シリーズの面々が登場するということで珍しく手に取った一冊。
全体的に、温かさとともに爽やかさが感じられる作品だった。
話の軸として主人公龍一とクラスメイト襟香という2人の成長が描かれているのと、マカン・マランシリーズの前日譚的な要素があり、スポーツ系の作品をあまり読まない自分にも読みやすさを感じた。
メインは2人の成長物語であるけれど、他の部員たちの成長や活躍も少しずつ描かれていたのが良かった。
また、マカン・マランシリーズのシャールさんの人々をそっと照らすような温かさは、シリーズ同様に素敵。
自分がこれまで読んだシリーズでは大人たちがマカン・マランで癒されていく物語が多かったと記憶しているので、子どもたちが、シャールさんという自分に正直に自由に生きる大人と関わり、成長していくような物語ももっと読んでみたいなと思った。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マカンマランの待ちに待った最新作が出ると聞いて、マカンマランも再読しつつ、まだシャールさんがマカンマランを開店してなくて、柳田も事情を知らなくてのこの作品を読む。柳田がまだ先生としても感じ悪く(笑)、顧問をやる中学の水泳部がエースの交通事故死によって廃部にしようとする。龍一はそれを阻止しようと奮闘する。雪村のジェンダー問題をシャールさんを絡めながら、登場人物それぞれの心の変化と成長が心を打つ。龍一たちの青春が清々しくて、とてもいい作品だった!

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

マカン・マランの前日譚であり、廃部寸前の水泳部員達の成長物語であり、訳アリ美少女・襟香とのせつない青春小説でもある作品。水泳部の部員達もシャールさんに負けないキャラの濃さで楽しませてくれました。シャールさんの相手との距離感、やっぱり好き。

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2024年10月10日

Posted by ブクログ

「さよならの夜食カフェ」の前に
こちらを読むといいと聞いたので読んでみた

自分のことにしか興味がなかった龍一
しかし主将で幼なじみのタケルが
いなくなったことで退部者も相次ぎ
水泳部は廃部寸前。

残ったのは「プール好き」のアニオタ&
水中歩行要員のみ。
部の存続のため部員集めに奔走する龍一は
市民プールで水中を滑降するように
泳ぐ“人魚”を見つけた。

それは同じクラスの謎めいた美少女・雪村襟香だった。
この水泳部の顧問が出てくるんだけれど
柳田ぁぁ??
あの柳田だよね、とニヤつきながら読みました

トランスジェンダーを大きなテーマと
しつつ、中学生たちの水泳部という
部活を通しての青春小説としても描かれていて
集まってきた部員たちがまた個性的なんですよ。

アフリカからの留学生の子が出てくるんだけど
もうね、覚えてます? 
シドニーオリンピックだったかで
生まれてはじめて100メートルを
泳いだアフリカの選手がいたのを。

50メートルでターンしてからの先が長い
ダントツでビリ
でも会場中から応援する拍手が上がる
世界一有名な敗者って呼ばれてた気がする
あの選手を思い出すような活躍を
見せるわけです。

地区大会に向けての水泳部の奮闘や
新たな仲間たちの成長など多様な要素が
組み合わさっているのも魅力
でもやっぱりシャールさんが
登場したあたりからぐんと面白くなる
すごいな、なんだか急に勢いと
厚みが出てきたな。

ジェンダー問題だけじゃなく
貧困であるとか体型的なことだとか
誰でもそれぞれに抱えている問題があって
だれもが皆折り合いをつけながら生きている
自分だけじゃない
みんな必死で生きてるっていうね。

それにしても濃い。
なんて濃い中学校時代なんだ。

性自認についてはトイレ問題とか
スポーツの男女差の問題など
今も考えていかなければいけないことが
あるし、ちょっとそれはどうなの?
と思うことも多いんだけれど
想像力って大事だよなと感じている。

金八の頃から20年
それでもこの小説の中に出てくる個性的な
部員たちは男性でありたいと願う同級生を
あっさりと認めることができる
時代は流れているのかこの生徒たち
空気を読めない人たちだからなのか。
ありのままで生きられる世界は
優しさで作られるのか。

いつの時代も青春は眩しいものだわ。
そしてどこかほろ苦い。

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2024年08月29日

Posted by ブクログ

大好きなマカン・マランシリーズの原点となる一冊。シャールさんも登場しつつ、中学校の水泳部の物語だった。面白かった!

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2024年05月20日

Posted by ブクログ

gender identity disorder 生きていくのが大変だと思う。シャールさん、ありがとう

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マカンマランシリーズを読んでから本作を読んだから、お馴染みの名前が出てきて嬉しかった!もったいない、と思いつつ休みに一気読み。図書カードと喪章とマトマイニの境遇には泣いた。リレーで優勝しないまでも、すんなり終わらせてあげてよ、と思った。でも、お互い親友ができて良かった。もう1回マカンマランおしまいを読みたくなった。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

マカンマランの”おしまい”の一話を読んだ後にたまたま最後のページをめくり、そこに載っていたので調べてみたら、おしまいを読む前に読んだ方がいいという感想があったので、先にこちらを読むことに!

主将を失い、部員もかなり減ってしまった水泳部を存続させるため奮闘する龍一。
大切なのは自分の泳ぎで、周囲には全く興味もなかった龍一が、主将となり新しい部員たちと共に成長する物語。
頭の硬い顧問の柳田先生も成長してた(笑)
シャールさんと柳田先生の再会もここで描かれていたし、ジャダさんもでてきた!
やっぱりシャールさんいいわ〜
“なにが正解かなんて、あたしにも分からない。でもしょうがないわよ。教師もオカマも神様じゃないんだから。”

ジェンダーの問題って、難しい。
でもこの水泳部員たちは対戦相手の選手も含めて、サラっと受け入れた感じがよかった

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2024年04月22日

Posted by ブクログ

マカン・マランシリーズ最終巻の巻末にシリーズの原点として書籍紹介されていた作品
謎多き美少女と自身にしか興味がない男子中学生が同好会降格の危機に瀕している水泳部で、いつの間にか奮闘し互いを理解していく
中学生のひたむきな想いにうるうるし、無邪気な戯れにニヤニヤしながら作品に惹き込まれあっという間に読んでしまった
マカン・マランシリーズで回想されていたシーンが現在として描かれていてシリーズを再読したくなった
もちろん、それを抜きにしても素敵な作品

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

マカンマランと繋がっていたことにおどろき。多様性と向き合う中学生の姿勢が立派。大切なことが詰まっていた。読み進めるうちに泳いだり筋トレしたりしたくなった。

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

個性ある登場人物達が、それぞれ苦悩を抱えながらも、団結して目標に向かっていく姿がとても感動的だった。要所要所でシャールさんが包み込むような優しい言葉や言動も心に響いた。自分自身と周りの人を受け入れる事の大切さを改めて感じる作品だった。

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2023年09月08日

Posted by ブクログ

今読んでるマカンマランシリーズのスピンオフ作品ということで読みました

シャールがカフェを始める前、柳田先生との再会もこの銀色のマーメイドで語られていました。

性同一性障害という難しい題材で、身近にそういう人がいなかったので、当たり前ですが本人はとっても苦しんでいるんだなぁ、と思いました

かわいい顔なのに勿体ないなぁと私も思うかもしれないからそういうことじゃないんだろうなぁ、私ももっといろんな人の気持ちを勉強しなくてはいけません

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2023年05月27日

Posted by ブクログ

女の子が男の子として大会に出るという、あり得ない話だとは思うけど、ひとつの目標にひたむきに進んでいくところがよかった。

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2025年04月11日

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