古内一絵のレビュー一覧
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古内さんの小説は「マカン・カラン 23時の夜食カフェ」に続き2冊目。
シャールさんの長期休暇で舞台は台湾。
薬膳料理、台湾珈琲、小籠包などを始めとする食の文化。
親日として親しみやすい台湾の人という程度にしか知らなかったけれど、かつて台湾は日清戦争後、約50年も日本の植民地だったことなど深く考えることもなかった。
作中に出てきた映画を調べるうち、台湾の歴史や国際社会における立場など浅くではあるが知った。
旅を通して新たな出会いがあり、日本では味わえない体験を通してそれぞれが成長していく温かいお話。
一度台湾にも行ってみたくなった。
これもお薦めの一冊です!
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Posted by ブクログ
最初のマカン・マランシリーズが,出てから10年という節目で発刊された本作
読み始めると、戻って来たーという安心感でいっぱいになった
本中にもあるように旅をすることで、日常のありがたみを感じるというまさにそれ
旅をすることで、人や新たな景色、文化に出会い、我々がそこでゆったりとくつろいだり、綺麗な景色を見たり、美味しい食事ができる
文化にしても景色にしても、美味しい料理や素材にしても人の温かさについても、それぞれがそこに行き着くまでの過程があってこそ、今そこにあるということ
たくさんのことに感謝しながら、少しの幸せでも幸せだと感じられる自分で居られるよう、これからもゆっくりと山を下山し -
Posted by ブクログ
なんだかこのシリーズはシャールさんに話してすべてうまくいく!というパターンが多かったが、それぞれ持つ悩みが自分とはかけ離れていたため、第三者の目線で読むことが多かった。
何故か今回は身近というか、心にガツンとくるものが多かった。
特に離婚式の話は読み進めて行くうちに自分の中てなんとも言えない叫びが溜まっていくのがわかった。
離婚式というより、こちらにとって理不尽なことを言われているのに、相手側はとても讓渡しているような話し方をされる展開というのにとても腹が立った。
シチュエーションはちがえど、現実にはもちろんすべて解決!みたいな綺麗な展開にはならないが、心が落ち着く場所というのは大事だなと -
Posted by ブクログ
「マカン・マラン」シリーズの五作目で、前四作の番外編とのこと。
内容は以下四編のお話が収録されていた。
・アラサー女性の一人旅の取材をすることとなった、マカン・マラン常連の安武さくら。
・さくらの取材に便乗し、初の海外旅行を満喫するジャダ。
・シャールの留守中のマカン・マランでお針子達のお夜食を作る真奈。
・台湾珈琲を求め、台湾珈琲の産地を訪れるシャール。
舞台が台湾となっても、マカン・マランシリーズの穏やかな雰囲気も、人に寄り添う優しさも、登場人物同士のやり取りの温かさも全部が健在。
今までの作品の良さも思い出せつつ、台湾の食べ物、観光地、歴史など、知れることがたくさんあるのも楽しかっ -
Posted by ブクログ
マカン・マラン三作目。
私的には一番刺さったかも。
なんと1話目から、シャールさんが「あなたには、作れない」と料理するのを拒否!
誰にでも優しいシャールさんだと思っていたのに衝撃!
でも、それにもきちんと納得できる理由があります。そして、作れない代わりに硝子の保存瓶とレシピを差し出して自分で作りなさいと‥‥
「この世に本当に魔法があるとしたら、それはきっと、自分自身にしか起こせないものよ」
なんだか刺さりました。
そして3話目の離婚式に着るドレスをシャールさんに作ってもらう話も刺さりました。
「本心を隠すのは、別に悪いことではないわ」「素顔を見せたくないなら、無理して見せる必要なんてないわ」