古内一絵のレビュー一覧
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マカンマラン。おしまい(お四まい)。
なるほど、そう言う事か。
あとがきに代えて、に書かれていたのだが、マカンマランの発売後に続編の依頼を受け四部作に。
「ふたたび」「みたび」「おしまい」で、と。
ところが!この度新作が!
早く読みたい!楽しみだー♪
さて、この本の第一話 「さくらんぼティラミスのエール」より
比佐子
「美味しいものを食べると、元気になるわね」
シャール
「その通り」
「自分を憐れむ暇があったら、私は自分を元気にするほうを選ぶわ。実はね…」
「ティラミスってね、イタリア語で″私を元気にして″っていう意味があるのよ」
そうだったんだ!
久しくティラミス食べてないな -
Posted by ブクログ
なんという事でしょう!
第三話 風と火のスープカレー の一文、
「もうすぐ誕生日ね。おめでとう、燿子ちゃん」
「先輩覚えていてくれたんですか…」
「当たり前じゃない。大事な後輩で、最初のお客様の誕生日を、忘れる私じゃなくってよ」
御厨はにっこり微笑んで、十月二十二日の誕生花であるミニバラを、耀子の胸に差し出した。
あら!今日はまさに10月22日!
とっても嬉しくなっちゃった(*´∇`*)
そして第四話 クリスマスのタルト・タタン
喜寿を迎える比佐子さんは終活を始め、エンディングノートを完成させる為に過去と向き合う。
シャールとのやり取りがとってもあったかい。
そう、今をでき -
Posted by ブクログ
連休初日。
出掛ける予定が無くなり、運動不足になるぞ~と歩く。歩く時にはAudible。
聴きながらはまる。令和コロナ禍、その閉塞した環境の中、主人公は仕事の異動。その感覚ですら没入。そして、この本積ん読だよな~と散歩から帰り探しだし、今度は紙の本に。
読み始めたのは、昭和終戦前、辛い時期。
お祖母さん(スエさん)と後に君島織子(円)の会話。がほんと辛い。今では当たり前の事なのに。
いくらお国の一大事だからって、自分の夢を後回しにすることはないんじゃないでしょうか?
その辺りから、物語は私の想像を越えていく。
二代にわたる母娘の思いもぐっと来る。
妄想が膨らんで、久しぶりに寝食を忘れる読書をし