古内一絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マカンマランを読みとても大好きだと思って、この作品がその原点だと知り読みました。
最後まで本当に切なかった。
切なくて苦しくて、そしてみんなものすごく輝いていました。
龍一も柳田先生も、そのほかの水泳部員もみんな、ものすごく成長して変わっていって、本当に良い青春を過ごしたという感じでした。
襟香にとっては少し苦く辛い思いが残ったかもしれないけど、自分を認めてくれる友だちができ、大きく変われることができたんだと思う。
そしてやっぱりシャールさんは、みんなに影響を与える大きな大きな存在でした。
最後に、今後の襟香はどう生きていくのだろう、と考えてしまいました。 -
Posted by ブクログ
シリーズものとは知らずに手に取った1冊です。
シャールというドラァグクイーンが昼の服飾屋とは別に夜食カフェをやっていて、偶然にもそこに辿りついた人たちとのお話でした。
私が手に取ったこのマランカランシリーズにはお客さんとして4人分のお話が載っています。
それぞれが独立して別々の構成という感じではなく、全部にほかのお客さんの陰があったり実際につながりがあったりして面白いです。
こういう構成は読んでいてワクワクするので好きでした。
物語の最後がジャダの話なのですが、シャールの入院中にレシピブックを見つけます。そこにはいつもの常連さんたちの身体の悩みなどのメモがあって、シャールがいかにこの仕事が好き -
Posted by ブクログ
ずっと読んでみたいな、と思ったマカンマランシリーズの番外編を先に読んでしまった…
本編を知らずともなんと無くわかる、そして台湾旅が思い出されまた行きたくなった!
台湾珈琲の産地、高鉄嘉義駅、そこからバスかタクシー
その昔日本人が乗り込んできて開拓し珈琲農園にして天皇に献上していた、戦後撤退して荒れ果てた土地を現地の人たちが蘇らせ、植樹して当時の木も少し生かし今に至る
歴史の重みをただの日台友好で片付けるのは違うと思う アンジーの一言の重み
エチオピアのゲシャ村で発見されたからゲイシャ
そのテラスカフェでいつかイエローブルボンを飲んでみたい!
インドネシア語でマカンは食事、マランは夜
表紙 -
Posted by ブクログ
いわゆる“ご飯もの小説”として手に取った一冊。
古内一絵さんの作品は初めてだったけれど、この文体がとても好みだった。やわらかくて読みやすいのに、ちゃんと心に残る余白がある。登場人物たちもそれぞれに個性があって、自然と愛着が湧いてくる。
中でも印象的だったのは、ドラァグクイーンのシャールの存在。言葉や距離の取り方が絶妙で、相手を否定せず、でも甘やかしすぎない。その包み込むような優しさに、ただ癒やされるだけではなく、少しだけ背筋を正されるような感覚もあった。
深夜にふらりと立ち寄って、あの空気ごと味わってみたくなる。シャールの言葉とごはんに、そっと救われる人の気持ちがよくわかる一冊だった。