古内一絵のレビュー一覧

  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    主人公、涼音のひたむきさと明るさが時折、苦しくなるけど読んでいたい小説。

    あるハンディを持っている、シェフ、達也
    憧れだったのに現実では変わり果てた先輩、香織
    アフタヌーンティーの達人
    おひとり様アフタヌーンティーの眼鏡っ子
    そしてなにより、涼音のことを見守る甘党のおじいちゃん、滋。

    色んな人の色んな苦労があるけど、
    甘いデザートで解きほぐす、そんなお話。

    …作中に出てくる「クリスタ」ってマカンマランの人かな?って一瞬思った。

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    2025年07月25日
  • 東京ハイダウェイ

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    都会で生きづらさを感じながら働く人たちのハイダウェイ"隠れ家"とはどんな所だろう?
    優しい色合いの表紙に惹かれ手にしたが、人物が鮮明に描かれているので読みやすかった。
    語り手が入れ替わる六つの連作短編の中で良かったのは「森の箱舟」。「眺めのよい部屋」には泣かされてしまった。

    中堅イーコマース「パラウェイ」に新卒入社した矢作桐人。倉庫勤務から念願の本社マーケティング部へ異動するが、同期の直也から仕事のやり方を馬鹿にされる。昼休みになると出かける神林璃子の後を追った桐人が見たものは…
    「星空のキャッチボール」            

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    2025年07月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    アフターヌーンティー行きたくなる。

    結婚や妊娠をとにかく「おめでたいもの」にしておきたい流れの根底にある意図・・・
    無条件に繰り返される「おめでとう」という祝福の前では、それに対する違和感を口に出すこともはばかられる。
    たしかに。。。

    香織とか、涼音の両親みたいに考える人って本当に多い。
    秀夫やカスハラ爺みたいな男性も。
    「女ってやつは途中から社会に出てくるから、ちっとも感情を制御できない」
    「突如経済力を持った小生意気な女たちに、自分の作った菓子を食べ散らかせたくなかった」
    「何でもかんでも平等なわけないだろう。我々男は逆立ちしたって子どもは産めない。権利ばかり主張する女に限って、この一

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    2025年07月19日
  • 東京ハイダウェイ

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    虎ノ門にあるイーコマースの会社で働く人たちにつながる人々の物語。短編が6作品だが、全てがどこかつながっている構成です。
    この小説を読んで、僕もお昼休みは会社の外の公園など隠れ家的なところでほっと一息入れて、日頃のストレスとバランスをとっていたことを思い出しました。

    物語の舞台は実際にあるところです。今度会社帰りに港区立みなと科学館のプラネタリウムに寄って、登場人物たちと同じ空間を体験しようかな。

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    2025年07月10日
  • 東京ハイダウェイ

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    人手不足の世の中にであるにも関わらず20代で既婚の女だとなかなか雇われないとか、子育てしながら仕事を頑張っている人に対して「これだからワーママは」なんていうのもよく聞くフレーズではあるけれど、これも一種のセクハラにあたったり読んでて共感できる部分が多かった。
    一人一人何に悩んでるかなんて本人じゃないと分からない。

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    2025年07月08日
  • 百年の子

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ読みやすかった。
    史実も混ぜてあり、本はこのようにして紡がれてきたのであると、勉強になった。
    (どこまで史実なのかは勉強しないといけない。)

    徐々に繋がりが明らかになって進んでいくので、最後まで読んでいて楽しい展開だった。

    タイトルの意が、子どもの歴史が百年そこそこであるというのは思いつきもしなかった。あわせて女性も。
    振り返るとスエは(致し方ない事情もあるが)自分で考えて、自分の気持ちに正直に行動した子どもだった。
    本書内でも触れられているが、子どもを尊重することの難しさがあると思う。

    今度東京に行った際には神田の古本屋に訪ねようと思う。

    ーーー
    自分の頭で考えることを放

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    2025年06月21日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    大切な誰かと共にする食事にまつわる物語やエッセイ。大人の恋、思い出の恋、同性愛、初恋などなど全部面白かった。山本ゆりさんのゆかりのパスタは絶対に作ろ。。

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    2025年06月20日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    女性ジョッキーとして花開いていく瑞穂,少々出来過ぎの感もあるが,競馬の世界もわかり馬と共に成長していく姿が眩しかった.

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    2025年06月20日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    「恋と食」 がテーマの、小説新潮に掲載された短編を収録したアンソロジー。甘やかで幸せなだけのお話が一編もなくて逆に楽しめた。
    一穂ミチさんは、淡白な味を好む淡白そうに見えるカップルのまったく淡白ではない情念のお話。言われてみればポン酢ってしびしびしてるかも。
    古内さんは、計算だけではないけど計算も働かざるを得ない大人の恋愛の話。旨味調味料はハマると駄目になる気がして避けて生きてます。
    君嶋さんはこの中で最もオーソドックスな恋愛小説。キュンとします。
    錦見さんの短編は語り手が料理上手なだけあって一番美味しそうな料理が登場した。不思議なお話で、恋愛だったの??という感想。
    奥田さんは毒親を捨てる

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    2025年06月20日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    すごく深入りしないでテンポ良く話が進んであっ!という間に読める。このテンポの良いときの古内さんの作品はすごく良いです。「挑戦をしないと結局行き詰る」という言葉が一番良かったです。

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    2025年06月09日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    久しぶりに1日で読みきった作品
    あっという間に読み進んでいた!
    どの章もほっこりする話で、美味しそうなおやつがたくさん出てきて暖かな気持ちになった
    このまま続編を読んでくる!

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    2025年06月09日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    ネタバレ

    レースも恋愛も、そう来たかと言う感じ

    いらっとする人達に対して、ざまぁ展開もなく、何となく納まってい行く感じはすかっとしないけど、実際はこんなもんだしなぁと言う気もする

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    2025年05月30日
  • 星影さやかに

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    おもしろい!!ではないけど、いい本に出会えたなという感覚。高校生の課題図書とかにしてほしい。

    わたしも祖母が生きているうちに、と思うけどやはりなかなか行動にはうつせていない。戦争の時代を生きた人が減っているこの時代、この小説が出たことには大きな意味があると思う。大変な時代だなぁで終わらせず私たち大人が未来を守っていかねば、、と思うけど、わたしがあの世界を生きることになったら世論の波に飲み込まれず、登場人物たちのような気高く尊い生き方ができるんだろうか。

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    2025年05月28日
  • 風の向こうへ駆け抜けろ3 灼熱のメイダン

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    競馬はかなり以前にハマった事があるが、今は完全に足を洗っている
    その理由は推して知るべし
    この作品の臨場感、馬と関わる人の情熱肌身で感じたのは私だけだろうか

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    2025年05月28日
  • 十六夜荘ノート

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    どんどん話に引き込まれていき、何度か涙しそうになる場面もありました。
    英国で独りこの世を去った大叔母からの突然の遺産。
    話は大叔母・玉青さんの生きていた戦時と遺産をうけた雄哉さんを行き来しながら進められていくが上手くリンクしていて違和感がない。
    人というのはすごく身勝手で残酷でもあり、暖かく支え支えられながら笑い合える存在でもありすごく複雑。考えさせられます。
    今の自分にとって必要な言葉が散りばめられている素敵な本でした。
    大叔母の玉青さんの生き方がとにかく素敵です。

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    2025年05月26日
  • 山亭ミアキス

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    人生崖っぷち人間たちが山奥のホテルに辿り着き猫ちゃんたちからおもてなしを受けたり恐ろしい目に遭わされたりして人生を見つめ直す連作集。各話世界の様々な猫の伝承が出てくるので楽しい。あと出てくるアイルランド飯がうまそう。顔のいい男も出てくるぞ。

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    2025年05月23日
  • 星影さやかに

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    実話でした。親子三代の様子というよりも戦争に関わった人々の内の三代を描いて知ることだと思います。関東大震災の朝鮮人虐殺も日本を戦争に導いた陸軍に覆い被せて同調したアホな民間人も敗戦国になって報いを受けたのだろうか、秘密警察の真似事をしてまともな人を炙り出したアホな軍人も報いは?否 井出のジジイの様に180度態度を変えて生きて行った筈だ。こういう正しい小説を読むたびに憤るし神様はいないのかと

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    2025年05月09日
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方

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    2021年出版。アフタヌーンティーを供する老舗ホテルが舞台、最高のアフタヌーンティーの提供を夢見て実現の階段を登りゆく女性が中心人物。描写視点は中心人物と、「気になる存在」のチーフパティシエの男性。主題は「既存の価値観や常識」に自らを縛り、可能性や幸せを棄てたり、他人を傷付けるのってどうよ?って事らしい。その主題が、少し押し付けがましく感じられる記述が重なって感じたのは、自分のココロの貧しさ故だろうか?
    女性に対する偏見の多さ・深さに関する記述が多め。その点で共感する人も多いかも知れない。
    評価感としては3.5位の印象だが、アフタヌーンティーと云う自分にはまったく縁のない事象世界を間接体験出来

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    2025年05月06日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    恋は、甘くてほっこりだけじゃない、というテイストの本。
    恋のはじまりと、途中と、おわり。そこにある、食の風景。
    恋と食を通して、たとえば、どろりとした部分もしたたかさも葛藤も、いろんな感情が描かれるのが面白かった。

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    2025年05月03日
  • 百年の子

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    ★3.5
    人は誰かの“続き”として生きている。
    百年のあいだ、ある学年誌が見つめてきた、三世代の女たちの物語。


    「百年の時を超えて、受け継がれるもの。」​
    物語は、あるひとつの学年誌を軸に、祖母、母、娘の時間をゆっくり繋いでいく。
    昭和、平成、令和――それぞれの時代の空気が、台詞の端や仕草にやわらかく宿っていて、その生き様に寄り添えるように、静かに耳を澄ましていた。
    物語の構成は少し入り組んでいるが、その“混線”すらも、家族というものの曖昧さを映しているようだった。

    特別に何かが起こるわけではない。
    けれど、登場人物たちの人生の“湿り気”が、ふとした描写のなかに染みていて、読んでいて息が

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    2025年04月17日