古内一絵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今、朝ドラ「虎に翼」を夢中になってみているけれど、まさに同じ時代の東京を舞台にしたお話で、「虎に翼」に出てくる浮浪児や町の様子を思い浮かべながら読んだ。
私は40年ほど宝塚を観ていて、学生時代に劇場でバイトをしていたこともあり、菊田一夫作品には馴染みがある。「放浪記」は何度も観たけれど、何度観ても森光子さんたちの演技も含めとても良いな、名作だなと思えたし、「ダル・レークの恋」や「霧深きエルベのほとり」は再演を観て素晴らしい作品だと思った。最近の脚本・演出家の作品はストーリーありきで登場人物たちの人間性が深堀りされていないものが多いと感じるけれど、菊田一夫作品は登場人物たちがちゃんと活きていて、 -
Posted by ブクログ
装丁とタイトルに惹かれて手に取った一冊。
誕生日を題材とした連作短編集。誕生日というとキラキラした甘いお話がメインかと思ったらそうではなかった。主人公たちは誕生日にまつわる少しビターで切ない思い出を抱えている。
色んな葛藤を経て、みんな最後は自分の気持ちに区切りをつけて前へ進もうとする姿が印象的だった。
特に「刻の花びら」は自分と重ねて涙がポロポロ溢れてしまった。
3.11やコロナ禍の話もあって、その時に誕生日を迎える人が少なからず葛藤や苦悩を抱えたりしているのかもしれないと言うことにも初めて気付かされた。
皆が平等に迎える一日であってもそこには一人一人違った物語があるのだ。 -
Posted by ブクログ
この本では、令和、平成、昭和のような世代間のギャップや、男女の価値観の違いが生む軋轢が描かれえている。
「女性は子供を生むべきだ」
「女性なら仕事よりも育児を優先するべきだ」
「男は仕事をして家庭を支えるべきだ」
「美人で料理ができるのに結婚しないのは良くない」
「ゆとり世代」
などなど。
この本は、「仕事」が1つのテーマになっている。
上記に述べたような価値観の違いが、「仕事」という要素が入ってくることによってより顕著になってくる。
最近は、「女は仕事をせずに家庭に入るべきだ」のような価値観が薄れてきてはいる気がするが、まだその片鱗は残っているように感じられる。
「自分は自由浮遊惑 -
Posted by ブクログ
☆3.5
古内一絵さんの作品は「マカン・マラン」シリーズや、「銀色のマーメイド」など心温まる作品が多いイメージだったので、今作を書店で見掛けて購入させて頂きました。
帯にも「日常を忘れて、おくつろぎください」と記載されていたので、心温まる作品かと思っていたのですが…こ、こ、怖かったです( ˊ•̥ ̯ •̥`)
表紙のイラストやタイトルの文字の字体から、何となくミステリアスな作品なのかなぁとは予想はしていたのですが、やはり全然くつろげませんでした…。
猫が好きで、以前から猫が登場する作品は気になってよく読むので、今作でも猫がたくさん登場してくれたのは嬉しかったです❁ -
Posted by ブクログ
なんかちょっと違った
地方競馬の新人女性騎手がその情熱で落ちぶれた厩舎に再び活気を…というストーリー
元競馬ジャンキーの私、ベタっぽいストーリーも相まって期待度マックスで読み始めたんですが
なんかちょっと違った
読みやすい文章は好感のはずなんですが、ちょっとごちゃっとした内容を際立たせてしまってるというか、ちと詰め込みすぎてひとつひとつのエピソードが薄く感じてしまったんよな
盛り上がりもいまひとつだった気もするし
期待が大きすぎたかも
続けて続編を読むつもりたをったんですが、1回フラットな気持ちにするため違うのはさんでみようかな
いやでもめんどくさいからやっぱ読んじゃお