高山真由美のレビュー一覧

  • 死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選

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    最近にわかにはまっているフレドリックブラウンの短編集。
    各短編をコースになぞらえ、オードブルから始まり食後のコーヒーで締めるフレドリックブラウンのフルコースが味わえるという美味しい1冊でした。

    以下お気に入り作品。
    「殺意のジャズソング」
    友人と中古車販売業を営む主人公。ある日友人が何者かに暴行される事件が起こり、犯人の目星がつかないまま、今度は昔の音楽仲間の一人が殺される。
    最後のオチが予想外だった。信頼できない語り手。

    「死の10パーセント」
    俳優崩れの主人公がとあるきっかけで出会った男にマネジメントされトントン拍子にスターへの階段を上っていく。男との約束は、すべての10%を取り分とし

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    2025年09月21日
  • 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

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    孫に恵まれたタイミングで読んでみた。
    我が子の時は、何も考えずに、ただただ愛情だけを夢中で注いだ
    自分がされた、されなかったという視点はなかった。
    それよりもこうされたかったという想いで育てたのかもしれないと、読後に感じた。
    今度は、本の知識も得、少し余裕を持って接せられそうに思った。

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    2025年09月08日
  • 沈黙

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    地図がさっぱり役立たないし、マウントだのスイサイドだのはそのままで、イソシギだけ固有名詞を和訳化するのは違和感強し。

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    2025年08月25日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    『私たちは子どもに何ができるのか』(ポール・タフ)メモまとめ
    ◎感想
    ・非認知能力を伸ばすには環境に働きかけるべき
    ・「良い先生」とは何かを考えた。これまでは優しくて真摯な先生という感覚だったが、「成績を伸ばすことが得意」「非認知能力を高めることが得意」等「良い先生」にも色々な種類がある。自分が求めるものは何なのかを具体化する必要がある。
    ・この手の紹介本は海外>日本という構図での紹介が多いが、本書の中では「数学授業時のアプローチ」で日本>アメリカの事例が出ていた。自身も思い返せばそのような授業を受けていたことを思い出した。

    ◎まとめ
    【貧困と非認知能力】
    ◯ 日本では貧困問題を

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    2025年06月15日
  • 沈黙

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    シリーズ2作目。1作目に比べると登場人物になじみが出てきたこともあり、格段に読みやすくなっていた。
    マシューの言動、行動もだいぶ違和感なく読めた。
    ストーリーもまずまず面白かった。
    次作に期待。
    また、あとがきを読むとペレス警部シリーズも再開とのこと。こちらも期待。

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    2025年06月09日
  • 日曜の午後はミステリ作家とお茶を

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    ちょっぴり皮肉屋だけれどお茶目で、なんだかわだ事件を解決しちゃうチャーミングなシャンクスおじさん。
    アメリカンジョーク炸裂で、軽快で、この空間が楽しい。
    もう一度、彼らにお会いしたい。

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    2025年04月15日
  • 寡黙な同居人

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    洗脳。マインドコントロール。
    長いあいだ、自由を奪われ
    死と隣り合わせの恐怖と緊張が
    ずっと続くような状態に陥ったら
    人はそこから逃げる気力さえ
    失くしてしまうものなのかもしれない。
    連続監禁殺人犯に関わる
    3人の女性の視点で話がすすむけれど
    なぜ凶悪事件にまで至ったのか
    犯人自身の背景や心理も深く
    細やかに描かれていたら
    もっと面白かったのに…
    被害者と犯人の娘の関係も
    さんざん引っ張っておきながら
    中途半端なまま終わってしまい
    もったいなさを感じた。

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    2025年04月10日
  • 哀惜

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    マシュー・ヴェン警部シリーズ1作目。アン・グリーヴスらしい、静かで深く、濃密なミステリーである。マシューのパートナーが運営する施設でボランティアをしていた男性が、海岸で死体となって発見される。施設の理事たちを巡る秘密が少しずつ暴かれていくのだが、、。マシュー警部と部下のジェンとロイ、殺されたサイモンを取り巻く人物像が丁寧に描かれている。特に通所者のダウン症の女性たちは個性的で愛らしく、作者の温かい眼差しが感じられる。

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    2025年02月17日
  • 日曜の午後はミステリ作家とお茶を

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    ミステリ作家のシャンクスは「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」という持論を持っているのだが、事件の方がシャンクスを逃がしてくれない。これは些細な違和感から大きな犯罪を炙り出したり、殺人事件に巻き込まれたりと、何かと忙しい彼の日常生活を綴った連作短編集である。

    まず本書が“持ち込み”スタートの出版ということに驚かされる。見つけて翻訳出版に持ち込んでくれた訳者には感謝しかない。シャンクスという癖の強い人物を生き生きと表現し、物語に彩りと独特な香りを与えてくれたように思える。
    短編同士の時間の流れは極端にスピーディーでもスローでもなく極々自然に動いているため、知らないうちに売上が逆転

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    2025年01月31日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    この本は「成功する子失敗する子」っていう超有名な本の著者の最新刊。教育大学で教育について日々学んでるけど、子どもについてもっと知識をつけていかなあかんなーと思った一冊。

     この本はアメリカの子どもについて書かれてて、主に貧困による教育機会の格差について深く書かれてる本。自分は当たり前に教育を受けられる環境にあって大学まで進学させてもらってるけど、育った環境ってほんまに大切なんやなって実感させられた。

     ここでは幼少期に親がどれだけ子供への関心を向けられたかによって子供の発達への影響に大きな差が出てくるって書いてて、自分が親になったとき、どれだけ子供に関心、愛を向けることができるんやろ、って

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    2025年01月18日
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか

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    親(特に母)の愛情、家庭環境の経済状況で、将来の成功や失敗は、ある程度決まってるという話かな。

    幼少に多くのストレスを受け続けると勉強は出来るようになっても、中退やドラックで人生があらぬ方向に行ってしまう可能性が高くなること。認知スキルより非認知スキルが、人生に大きな幸福度を与えることが、多くの事例とともに紹介されている。
    気質、性格を表す指標として、やり抜く力、自制心、意欲、社会的知性、感謝の気持ち、オプティミズム、好奇心が挙げられる。

    親ができることとしては、
    子供の反応や訴えに、しっかりと受け答え愛情を持って接すること
    子供がストレスをうける環境を極力なくすこと
    失敗から何かを学ばせ

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    2025年01月13日
  • 終わらない週末

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    Netflix観て、⭐︎2→3へ
    本だと抽象的で、
    日本語訳もなんかしっくりこなくて…
    私には想像がつかなかったから、
    Netflixを観たら案外面白かった

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    2024年11月16日
  • 死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選

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    正直自分にはあまり合わなかった。オチがあんまり理解できない作品がちらほらあったのと、少し読みにくかった。この短編の中ではタイトルになっている死の10パーセントが1番好きだった

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    2024年11月15日
  • 成長を支援するということ――深いつながりを築き、「ありたい姿」から変化を生むコーチングの原則

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    指導型のコーチングと伴走型のコーチングの違いがわかります。
    国際コーチング連盟(ICF)のコア・コンピテンシーの解説のような本だと思いました。事例も豊富で分かりやすかったです。

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    2024年11月10日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    お金がない、時間がない、自信がない。言い訳ばかりで一歩踏み出せない。そんな人多いですよね。
    親ガチャで子供は生まれる環境を選べないけれども、なんとか学ぶ楽しさをわかってほしい。大人のちょっとした働きかけで、世の中もっとよくなっていくのだろうと思う♡

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    2024年07月07日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    - 非能力に重要なのは、自立性、有能感、関係性の3つ。
    - そしてこの3つを下支えするのは、アタッチメント。
    - 本人が自分で進めていることが大事で、そのための選択肢を与え、十分な時間を与えて、小さな失敗と成功を繰り返させることで、レジリエンスを身につけ、グリットを用いて様々な事に取り組んでいくことを促すこと。

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    2024年05月31日
  • 哀惜

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    アルコール依存症で心に傷を持つ
    男性が殺された
    警部の夫が務める施設で
    ボランティアをしている男性だった

    司祭や田舎の有力者やその娘が
    絡む人間関係の中で
    事件は徐々に明らかになって
    いくが
    結果的に聖職者のレイプ事件

    何だか後味が悪く
    ドキドキするミステリーとは
    違った

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    2024年05月02日
  • デュアルキャリア・カップル――仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える

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    色々書いてあるけど、仕事でやるような話し合いを夫婦でもしましょうね。という感じ。
    やっぱり翻訳本は読み進めるのが遅くなる。

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    2024年04月09日
  • 哀惜

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    イギリスのランディ島が舞台。
    海岸で発見された男性の死体。アル中無職ホームレスだったその男性は死の直前にダウン症女性との謎の交流をしていた。
    社会的弱者である(になる)人々の問題なども描かれている社会派ミステリー。

    ・感想
    主人公のマシューが内省的なのに加え事件の概要や書かれる風景描写なども合わさって全体的に物静かな作品だった。
    皆それぞれ日々の生活で苦しみ、悩んでて謎解きよりも人物描写がメイン。
    マシューとパートナーのジョナサンペア好きだったけど、とにかくルーシーの明るさがこのどこか陰鬱で物静かな作品に華を添えてた。

    中盤までジョナサンが黒幕かもしれない…って穿った読み方して

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    2024年03月02日
  • 私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

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    最近よく出てくるキーワードである「非認知能力」に関する本。非認知能力を高めるには、特に就学前の環境が大切、ということが、豊富な実験・調査結果とともに示されている(日本では平等の名の下にこういった実験は行っていないのではと推測)。それはよく分かったが、「『それで、結局どうすればいいのですか?』という質問に答えようとするひとつの試み」と書いてあるわりには、具体的に何をすればよいのかが今ひとつぼんやりしていて、惜しいなと感じた。

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    2024年02月24日