【感想・ネタバレ】私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑むのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

表面上しか知らなかった非認知能力についての理解が深まった。参考になりすぎてメモだらけになってしまった。
表紙裏に「非認知能力は読み書き計算のように教えて身につくものではない。【環境】の産物なのだ。」と書いてあり納得。IQや学力などの認知能力も大事だが、特に幼児期は数値化できない非認知能力を育み子どもがよりよい人生を歩めるようサポートしたい。

0
2023年02月01日

Posted by ブクログ

貧困層の子どもたちをどのようにサポートしていけば学習意欲や問題解決する力を高めていけるか教えてくれる。教育関係で働く方に読んでもらえるといいのではないかと思う。

0
2022年01月22日

Posted by ブクログ

非認知能力を伸ばそう。環境で育む。
粘り強く取り組む力。

・学業のための粘り強さp.107
①この学校に所属している
②努力によって伸びる
③これを成功させることができる
④この勉強は価値がある
人間関係(帰属意識)と学習指導(有能感と自律性)

教師が、子どもの良い点をフィードバックする。手抜きはできない。
生徒の参加を求める双方向のやりとり授業

0
2021年03月28日

Posted by ブクログ

とびとびで読んだので、少し曖昧ですが、教育について非常に重要なことを学びました。
数字として表すことが難しい「非認知的能力」。特に貧困家庭の子どもには、将来のひっくり返しのためにこの資質が特に重要だと。
日本では相対的な貧困家庭が先進国では多い。
それは普段生活の中で非常に見えにくい。
教員の資質や制度的な根本からの見直しが必要だと感じました。
教育に大きな影響を与える賃金、そして教育に対する予算の分配と。
教育者として目の前にいる子どもたちの将来を背負うにはもっともっと勉強しなければならない。

そんな事を思わせる一冊でした。
コンパクトで要点がまとめられ非常に読みやすい一冊でした。
教員や行政関係の学生にもってこいの一冊かと思うます。

0
2021年03月14日

Posted by ブクログ

すごく考えさせられる内容でした。
教育の重要性。非認知能力のすごさ。
日本の教育にもこの考え方は取り込んで欲しい。

0
2021年02月01日

Posted by ブクログ

子育て世代以外にも、ぜひ読んでいただきたい。
本書は、育児の参考にもなりますが、教育、福祉、公共、非営利団体、地域社会などを巻き込み幅広い社会政策への提言として重要な内容が述べられています。
グリッドなどの非認知能力は、トレーニングで強化する性質のものというよりは、環境に応じて引き出させれるもの、発揮できるものとして捉えることが適切であると理解しました。
であると、非認知能力の格差、学力の格差よりも、個人の努力では太刀打ちしにくい課題ということになり、公共的な関与がより重要ということになります。

0
2020年11月26日

Posted by ブクログ

出典明示度高い本。よく聞くGRIDやレジリエンスなどの非認知能力について、成長過程での影響が纏っていて勉強になった。やれることは環境を整えてあげること。

0
2023年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

親として子供とどう関わるかの道筋を示してくれる良書。
最後の方は市民として国の在り方も変ってくると訴えており教育参考書感覚で購入した自分にとっては求める内容ではなかったため★4つとした。
しかし、序盤の子供と関わる親の対応や、行動に求められる正解を実例(研究結果)を元に語ってくれているため参考になった。
実践として、毎日、夫婦お互いが子供と接する中で良かった行動・言動を客観的に評価し褒め合う習慣を作ることにした。
どうしても、お互いに反面教師の部分「ああなっちゃダメよ」と子供に教えてしまいそうになるが、そういった親の行動は百害あって一利なしだと読んでいて学ぶことができた。

0
2023年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エデュケアは一種の投資である。では、日本という社会は一体何に投資をしているのか?
若者の非行は、理性とかけ離れた感情や精神やホルモンの影響を受けている。すなわち、罪を重くしても、非行を防ぐ効果は薄い。逆に、生徒が自ら自生の力を発達させようとする状況や仕組みを作ることに重点を置いたほうが効果は高い。テストの点数にインセンティブを与えても、効果は薄い。むしろ、時には遊びや楽しいという感覚さえも、報酬は「仕事」に変えてしまい、モチベーションをなくさせてしまう。
添削やフィードバックのコメント、教室の雰囲気を変えることで十分教育は変化する。

0
2022年07月18日

Posted by ブクログ

貧困の連鎖の理由の1つに貧困層の幼少期のストレス環境が非認知能力の発達を阻害していることを挙げ、それを阻止するために何ができるかをアメリカの事例をもとに考察した本。子育てというよりは社会問題について考えさせられる内容だった。

日本の保育園の質は高さは非認知能力の発達に大きく寄与していると思った。また日本においても核家族化で(貧困層でなくても)子育てに悩む親は多いと思うので、各家庭への子育てに関するコーチングはニーズがありそう。

0
2022年02月20日

Posted by ブクログ

学術的な見地から非認知能力を高める技法が書いてあり、信頼出来そうな本でした。
あるタスクに報酬を与えてしまうと、それ自体を楽しむことが出来なくなる(報酬を貰うための作業になってしまう)という研究結果は面白かった。
頑張れば出来る程度の課題を与える等、実際はなかなか難しそうだと思った。
モチベーションに関する本など読んでみたいなぁと思った。(脳科学とか心理学に根ざした)

0
2022年01月28日

Posted by ブクログ

非認知能力が格差によって生じている現状は理解出来るものの、海外(特にアメリカの事例)が中心の為、日本との環境とかけ離れている印象も一部ありました。

ただ、学習の積み木など具体策では無いもののざっくりとした子どもへの接し方のヒントにはすごくなりました。

0
2022年01月11日

Posted by ブクログ

私たちに何ができるのかという点では、正直具体的ではないと思う。しかし、格差社会の中で恵まれていない層にいる子どもたちを、その属性だからと諦める必要はなく、そういう目線で見て期待を持たないことこそが、子どもたちのその後の人生に影響を与えているようだということが分かった。温かいまなざしや励ましが、ここにいて良いんだという安心感や役に立っているという気持ちが、子どもを貧困や犯罪から遠ざける。できることなら政策に対して提言していければよい。仕事を通して子どもと接するのであれば、子どもへの信頼、期待を持って接すればよい。親という立場なのであれば、わが子に目線を合わせ、対話したり遊びを通して関わる時間を心がければよい。
本書の中で、日本の算数・数学教育が良い学習指導方法としてアメリカで紹介されていることに驚いた。日本においても学習指導方法やその評価は変わってきているが、対話的な学び、問題解決的な学び、協働学習などが有効であることも本書からわかり、大人として自分が受けてきた教育と今後求められるものの違いを認識して、ファシリテーション力も磨いていきたいと思った。

0
2022年01月08日

Posted by ブクログ

まず自分の子供からだけど、改めて彼らの内発的動機づけにつながるような外発的動機付けができているのか、その下地として自律性、有能感、関係性が育まれているのかって常に意識しないとだわ。そして、子供を産んでから、自分の子供が幸せであるには、世界中の子供が幸せである必要があるなぁと折に触れて感じることが多い。自分が社会に何ができるかも、考えていくステージに入ったんだなぁ。

0
2021年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先輩の先生から教えていただき読んだ。
目で見えない非認知能力の大切さや育て方についてとても参考になる一冊であった。

・非認知能力を高めるのに働きかけるべき場所は、環境である。
・3歳未満の時期こそが、発達を促す絶好のチャンス
・小さな子の言動に安定した反応をすることは小さな学習にもつながり、大切な行為である。
☆学習のための積み木
・子どもの問題行動は、ストレス反応システムの調整ができてないから起こる。
ギリできる有能感、自分がやりたいからやる自律感、期待されているという関係性の3つが内発的動機を生むために必要。
・粘り強く積極的なしなやかな心を作るには、関連する新聞の記事読ませることも有効。

0
2021年09月07日

Posted by ブクログ

家庭でできることも多少載っているけれどこの本を読んでいる人は少なくともネグレクトはしてないんじゃないだろうか。なのでどちらかというと学校などの教育機関や国の政策に向けての内容かと。

0
2021年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子供が将来成功するためには何をすべきなのか、をテーマにした本。成功の定義は「所得が多い職業について、犯罪を侵さない品行方正な人になる」ことかな。
成功のためには非認知能力―自律性、有能感、関係性を育むこととのこと。じゃあ具体的に何をすれば良いのか?となるけれど、全ての子供に共通する手法はないため、そこは明示されてない。ただ、教育現場の実績から手法のエッセンスを読みといていく。
アメリカが原本なので、日本の教育現場と状況が異なり、ピンとこないところはある。でも大変参考になる本。

0
2021年05月30日

Posted by ブクログ

1)
非認知能力は「教育するもの」というより、子供を取り巻く「環境の産物」と考えた方がより正確であり有益。 
逆境が乳幼児期の発達に与える影響も、中高生の非認知能力の成長が学校を中心とした環境の産物であることも科学的に証明されているそう。

2)
子どもにとって重要な「環境」とは周囲の大人たち。
般に環境と言うと住む家など物質的なものを思い浮かべますが、大人なのです。重要なのは。
具体的には子どもがストレスを受けてる状態で周囲の子供がどう対応するかが非認知能力の伸びを左右します。

3)
子供の非認知能力の成長を左右する大人の役割は大きく分けて二つ。
①適切なサーブとリターン
幼児のアクション(サーブ)に対して反応する(リターン)。それにより脳の複数領域が結合する。
②外部圧力の調整
子供が動揺している時に平穏を保たせられるか。

4)
非認知能力を伸ばすには「教育」より「環境」の整備。
具体的には「逆境におかれた環境で、思考を巡らせ行動した経験」が非認知能力を伸ばす。
ただ貧困家庭の子供は①健康上の問題②幼少期の知的刺激が少ない、ため逆境経験が過度なものになりがち。

5)
生徒が自分のポテンシャルについてのメッセージに最も敏感になるのは失敗した時。
失敗をした時に、その経験が「悪いこと」ではなく「学びや学習の機会」だと気づかせるメッセージをかけてあげる。
そうして生徒の「学びを推進する力」の伸びに協力する。

5)
幼児学習における重要な考え方「学習の積み木」。
レジリエンス、好奇心など高次な非認知能力を突然身につけることは極めて難しい。それらはまるで積み木のように大人によるストレス管理、愛着など心理的安全性が担保されてはじめて身につくもの。

6)
子供の内発的動機付けを維持する3つの鍵。
①自律性
管理や強制をいかに感じさせないか?
②有能性
簡単ではないがやり遂げることがタスクにいかに取り組ませるか?
③人とのつながり
自分の価値が認められ尊敬されているという感情をいかに抱かせるか?

7)
生徒の学校での頑張りを左右する4つの感情。
①学校に確かに居場所を持っている
②能力は努力によって伸ばせる
③どんなことでも成功させることができる
④この勉強は私にとって価値がある
教育者は答えではなく問いによりこれらの感情を抱かせる役割か。

8)
非認知能力は子供が取得する「技術」ではなく「習慣・態度・ものの見方」。
特に重要な態度は失敗した時に立ち直ろうと思えること。
これは本人の気質もそうですが、周囲の状況も大きく影響します。
特に大人の声掛けが重要。

9)
「自分はマイノリティーだ」と感じている人にこそコーチングは有効な可能性が高い。
欧米で実施された実験では、コーチングの有効性がより示唆されたのは、白人の子どもよりも黒人の子どもだったそう。コーチングに携わる人は覚えておくべき実験ですね。

10)
非認知能力自体の測定は必要ないのかもしれません。
アンケートで非認知能力自体を測定する研究は多いですが、「非認知能力が伸びた結果、子供の行動がどう変わるか?」を考えた方が有益という意見も。
例えばGRITなら何かの行動の継続期間を記録するなど。

0
2021年03月21日

Posted by ブクログ

子どもとはもともと主体的な生き物で、内なる動機付けでやり遂げる力を持っている。外からの動機付けは、賞罰ではなく、自律性や有能感、人間関係を経験できるような機会や環境を作り、悲観思考を断ち切ること。
本当に、就学前の子どもたちにもっともっと人と金と手間をかけていれば、長期的に見てあらゆるコストを削減できるのになあと思う。
若者に投資する社会にしたい。

0
2021年03月05日

Posted by ブクログ

最近よく出てくるキーワードである「非認知能力」に関する本。非認知能力を高めるには、特に就学前の環境が大切、ということが、豊富な実験・調査結果とともに示されている(日本では平等の名の下にこういった実験は行っていないのではと推測)。それはよく分かったが、「『それで、結局どうすればいいのですか?』という質問に答えようとするひとつの試み」と書いてあるわりには、具体的に何をすればよいのかが今ひとつぼんやりしていて、惜しいなと感じた。

0
2024年02月24日

Posted by ブクログ

自身が親になって強く思うようになったこと。その内の一つに「子にいい教育を受けさせてあげたい」というもの。親の収入や意識による格差によって、将来の宝である子どもが教育の質に差がでてはいけない。子どもの教育を中心に貧困対策も考えていければいいのだけれど、それは実際難しいようだ。というか政治家がどこまで本気で自分たちに投票してくれる有権者だけでなく未来への展望を描いて、検討してくれているか甚だ怪しい。かといって、一部の企業や富裕者による教育への投資だけでは全方位を取り囲むことはできない。特に幼少期に親や大人(教師含む)から受けた影響によって大きく左右されるのなら、もっと社会全体として教育に注目し、取り組んでいけたらな、と読んでいてい思った。

0
2023年08月14日

Posted by ブクログ

へー読んでみたい論文が色々でてきた。でも訳が読みづらいのと、やはりアメリカのことだからイマイチピンとこなかった。部分的な情報収集にはなった。

0
2022年11月06日

Posted by ブクログ

意外とさらっと読めたけど、凄く目新しい所見は得られず。正しい愛情や、子どもにちゃんと向き合って構ってあげることは、親はもちろん、教師や周りの大人にとって、とても大切な役割なのだと改めて認識させられた。あえて知見を得たといえば、そういうことが落ち着いた行動だけでなく、成績や将来の所得にもかかわるくらい影響あるということかな。ご褒美賞金で成績や読書は伸びないとか。

0
2022年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非認知能力を育てるには子供に能力を与えるのではなく、環境をつくってあげるという視点に立って考えられること、学びは子供たちで学び合わせることの重要性などを学んだ。

0
2021年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子育てするにあたって、どんなことを心に留めておくべきか学びたいと思って手に取った。

非認知能力がその後の教育や人生に重要な影響をもっており、非認知能力は子どもを取り巻く環境によって育まれるものである。子どもの働きかけに対して親や周りの人がどのように反応するか、子どもに関心を寄せ積極的に関わろうとするか、といったことが非認知能力の形成に影響を与える。特に幼児期(3歳まで)を大人との温かいやりとりが成立する環境で過ごすことが大きな意味をもつ。
帰属意識をもてる環境で、自立性、有能感、関係性を経験できることが、よい学習習慣を身につけるために必要。

本書では、低所得層の子どもたちの教育を成功させるために必要な政策等の取り組みについて議論されているが、低所得層の子どもの教育に限らず、幼少期の子どもと接するにあたって、(当たり前のことではあるが)心に留めておくべきことについて記載されている。

0
2021年10月21日

Posted by ブクログ

自分の子どもの非認知能力を伸ばすヒントになるかな、と思ったが、どちらかというと低所得層、ネグレクトなど幼少期に大きなストレスにあったこどもを、平均レベルまであげるにはどうしたらよいか?が、書かれた本であった。

とはいえ、いくつかヒントは見つかったので、それを自分の子育てにもいかしていきたいと思う。

0
2021年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【総評】
「自律性・有能感・関係性」がモチベーションの基礎。
非認知スキルやグリッドは個別のスキルと言うよりかは環境に左右される部分も大きい。そういう教室の雰囲気を作ることが大事。
⇒4つの信念
1. 学校への所属意識
2.能力が努力によって伸びる
3.成功させることができる
4.この学習は私にとって価値がある
⇒これらを達成させるために教師が使える道具が人間関係と学習指導だ
Deeper Learning

・「自律性・有能感・関係性」が肝、生徒が教室で自分で選んでやってるという実感を持ちつつ、ちょうどよい難しさのタスクを完遂し、教師から価値を認められ尊重されるときにモチベーションが上がる。にもかかわらず多くの学校は、行動主義を重視して、自己決定論を軽視している
・数学などの教科に先立って、非認知スキル(自制心や心理的安全等)こそがその土台となり重要だ。
・非認知スキルを教えるのは数学などのようにそれ自体を教えるのではなく、
・非認知スキルは、環境が大事。特に周りの大人達が子供がストレスを受けてるときにHow対応するかだ。
・影響しているのは短期的な出来事ではなく、中長期的な環境だ
・影響が大きいのはネグレクトだ。だが、適度なネグレクト(※いつも自分が中心でないと気づき、自分で遊ぶことを覚えるのは大事)
・影響は6歳未満、3歳未満のが大きいからこの時期が大事。
・米国の事例だと、子供とのやり取りを増やしましょうというアドバイスが一番効果があった⇒1歳までに愛着を形成することが重要。子供の心理的安全大尉を作ってあげる。
・親が正しい行動をしたことを録画しておいて褒めることが大事
・学習のための積み木をまず形成スべし。(好奇心や学業への粘り、グリッドなどの工事の非認知能力はまず土帯となるような自己認識機能や人間関係を作る能力が発達していないとだめで、その根幹は愛着や自制心、ストレス管理する能力だ)

・子どもたちの基礎的な能力評価を学習と統合して考えるのが大事。これらは学習するための道具、学ぶための言語のような存在
・バツは無意味なことが多い。なぜなら罰が有効なのは、合理的判断をしていることを前提としてるが、そもそもそれができていないことが多い。
・非認知スキルやグリッドは個別のスキルと言うよりかは環境に左右される部分も大きい。そういう教室の雰囲気を作ることが大事。
・項目21ではむしろ日本の教育が、かんたんなドリルではなく実践が多いとして紹介されている

0
2021年05月03日

Posted by ブクログ

【280冊目】特に貧困層の子供の成功のためには、読み書き計算といった認知能力の訓練よりも、やり抜く力や好奇心といった非認知能力が大切だ(それが結果的に認知能力の向上につながる)ということを前提に、非認知能力向上のための取組を紹介する本。
 いつもながらこの手の邦訳本は、実例に富んでいるのだけど、理論的なところや定義の説明がわかりにくい。特に「非認知能力とは何で、こんな風に大切」という部分の説明をもっとしてほしかったな。

0
2021年04月25日

Posted by ブクログ

自律性・有能感・関係性を経験できる環境、つくれているだろうかと日々を振り返りながらよみました。

それにしても、この本の中で紹介されていた日本の教育の姿はどこに行ってしまったのだろう。今多くの教室では、旧来のアメリカ型の失敗できない教育ばかりになっていやしないだろうか。

0
2021年02月04日

Posted by ブクログ

今流行りの!?子どもの「非認知能力」を高めるにはどうしたらよいのか?について、切り込んだ教育本。

読んでみて初めて知りましたが、
著者は貧困層の子どもたちをいかに救うか、に関心があるようです。
日本にももちろん、貧困層の子どもたちはいるのは事実ですが、
おそらくアメリカほどではなく(アメリカは貧富の差が激しいので)、
貧困層をいかに助けるという点において関心がある人は、
(日本には)そこまでいないのではないかと思います。
(世界レベルでは、こちらの方が大事なテーマではあるのですが。)
とは言え、貧困かそうでないかは別にして、
子どもの「非認知能力」をいかに高めるか?というテーマには、
多くの人が興味があると思われるので、有用な情報は詰まっていると思われます。

よくあるどこにエビデンスがあるのかよく分からない(教育)本が多い中、
(他の本よりも)エビデンスに基づき記載しようと著者が挑戦しているところがこの本の良い面でしょうか。

ハードカバーですが、思ったほど分量も多くないので、
読者の興味に合わせて、必要な箇所だけを読むのが良いのではないでしょうか。

0
2022年02月04日

mm

購入済み

あまりオススメしない

子育ての参考になるかと思い買いました。「非認知能力をどう育むか」の具体的なものが書かれているのだろうと思いましたが、なかなか出てこない。海外のものに多いけど、実例をあげているばかりで欲しい情報は殆ど無かったです。期待して読んだだけに評価が低めです。

0
2020年04月27日

「学術・語学」ランキング