高山真由美のレビュー一覧

  • 紳士と猟犬

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    カルカッタの暑さと環境にうんざりしていた東インド会社の軍人エイブリーは、会社のはみだし者ブレイクと、消えた詩人を探すよう命じられる。

    主人公と同じ視線で、何も分からないまま進んでいくとこが面白いです。
    有能な謎の付き人ミル・アジズや、初めは理解できないブレイクに段々依存していってるとこやらがもえ。

    えっ、ほんとに?ほんとにこんなあっさり別れちゃうの!?とさみしかったのですが、なんとシリーズものとのことで嬉しい。是非次も頼みます。

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    2017年06月14日
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか

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    やはり認知スキルや知能スキルよりも非認知スキル、例えば集中力だったりかんじょうのコントロールだったり考えを整理するスキルだったり、の方が大事だ。大事というか、将来的にはその方がより伸びる。認知スキルも含めて。

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    2017年01月19日
  • ガール・セヴン

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    セブンという仇名でハーフの清美が主人公。両親と妹を惨殺されロンドンのアンダーグラウンドという店で働いていた。そこに客として殺し屋のマークがやって来る。彼は両親が殺された事件を調査してくれるという。さらにロシア人とオーナーの問題に巻き込まれ殺されそうになる。
    面白い。特にダークな雰囲気が良い。体は鍛えているが特別強いわけでは無いセブンだがメンタルは強くロシア人マフィアとも殺し屋とも渡り合う。
    続きが出そうな幕引きなので次を楽しみにしたい。

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    2016年12月16日
  • ガール・セヴン

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    通称セヴンの石田清美を主人公にしたノワール小説。家族を惨殺され、日本に替えることを胸に秘めながら、ロンドンに生きるセヴンが少しずつ暗黒の渦に巻き込まていく。

    セヴンの目の前に現れた殺し屋マークが探偵役を務め、セヴンの家族を惨殺した犯人を突き止め、復讐を手伝うストーリーだと思ったのだが、そんな単純な物語ではなかった。

    予想もしなかったセヴンの豹変と暴力描写。すっきりしない結末は続編へのプロローグなのか。

    ジム・トンプスンの圧倒的なノワールとも違うし、ボストン・テランの重苦しい空気が漂う詩的なノワールとも違う。強いて言えば、深町秋生の桐咲マヤシリーズが近いだろうか。

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    2016年08月12日
  • その罪のゆくえ

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    ロンドンの公園で、8歳の少年が撲殺された。容疑者として拘束されたのは、11歳の少年セバスチャンだった。弁護を依頼された事務弁護士ダニエル・ハンターは、セバスチャンの家庭環境を知るうちに、自分自身の少年時代を思い出す。施設で過ごした苦しい日々、そしてそこから救ってくれて、のちに彼をてひどく裏切った里親ミニーのことを―。法廷での闘いは果たしてどこに行き着くのか?英国ミステリの新星が放つ話題作。

    子ども時代を回顧するパートと法廷劇とがうまく融合されており、リーダビリティに富んでいる。もっと話題になってもよい一冊だと強く思う。

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    2016年03月30日
  • 子育てのパラドックス ― 「親になること」は人生をどう変えるのか

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    妊娠、出産、初めての育児のスタート、と怒涛のように過ぎていったここ1年、今、少し立ち止まって、子どもがいる今の生活を見つめ直そうと思って手に取った本。ただ何となく子どもを産み、ただ何となく育て、何となくともに生きていく、そういう「ただ何となく」という状態は避けたい。流されるように子育てをするのではなく、子どもがいるからこその大きな体験ができていることを噛みしめて生きていこう、と思った。

    ・現代人はつきつめればどこまでも自由に生きることができる。どこでどんな仕事をするか、結婚をするかしないか、子どもをつくるかつくらないか、どこに住むか。そんな中で子どもは唯一、人生に制約を与える。制約のない人生

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    2016年03月09日
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか

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    翻訳が読みにくいが我慢してると面白くなってくる。貧困に負けずに貧困から抜け出すヒントがある。習慣、モチベーション、意思、教師、非認知スキル、性格、レリジエンス、ストレス対処、アタッチメントと分析の大切さ。一万時間の先にある喜び。チェスにおける自由の賛美。

    子育て論というより社会学的にアメリカの貧困層への教育政策を論じる本だけど、他人を出し抜く視野の狭いエリート教育じゃなく、粘り強く生きて幸せをつかむ子どもを育てるヒントがありました。

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    2016年02月24日
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか

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    子供の教育において、これまで認知的スキルが中心であった。しかし、非認知的スキルの重要性が近年議論になっている。具体的にはやり抜く力などが、結果として認知的スキルを向上させたり、年収や大学の卒業など人生にも関わっているという。

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    2015年11月15日
  • 成功する子 失敗する子 ― 何が「その後の人生」を決めるのか

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    --読書メモ 2015/10/19--
    ・非認知スキル(性格)を伸ばすことに着目

    ・実際に行われたプログラムとその結果が記載

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    2015年10月19日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    1998年から5年間、中東特派員として数々のニュース報道に携わったオランダ人ジャーナリストによる「報道されない真実」を赤裸々に描き出した迫真のルポタージュ。

    中東という複雑に入り組んだ歴史をもつ地域において「真実を知る」ことの難しさ、また同じ事象でも見る人の立場によって全く異なる「真実」が存在するという矛盾、さらには真実よりも虚実の方がニュースバリューが高いとみなされるジャーナリズムの構造的問題、そして何時の間にかそれらに「慣れてしまっている自分」への嫌悪感…悩み抜いた著者だからこそのユーモアを交えた語り口調に、圧倒的なリアリティを感じずにいられない。

    もちろん、本書が書かれた2006年当

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    2015年06月07日
  • 11日間

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    もし911がなかったら、ジェイソンが軍に入ることはなかったのだろうか。アメリカ人は単に好戦的なのではない、戦う意味も時代によって変わっていることがよく示されていた。軍務経験がない女性による訓練の描写、見事な取材力だ。果たして日本政府はジェイソンほどの哲学を以って、国民を戦場に送る覚悟があるのだろうか。兵士の仕事を認めることと、兵士を英雄視することは月だと思った。

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    2015年06月03日
  • 11日間

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    ネタバレ

    帯の評価に釣られて購入。

    任務中に行方不明になった息子を回顧する母の視点で話は進みます。
    血湧き肉踊る戦闘シーンは無いので、ミリタリー系の方は読んでも不完全燃焼感が高まるだけかと思います。

    文章全体としては読みやすく、色々な伏線が設定されていたりするので、個人的にはこの作家さん好きです。

    読み終わった後に、息子の可能性・親子愛など色々考えさせられました。

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    2014年10月09日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    オランダのジャーナリストによる中東に関する報道論。
    大手新聞社の敏腕記者といえばすごいエリートかと思えば、最初はごく普通の、右も左もわからない兄ちゃんだったんだなあ。考えてみれば当たり前なのだけど。
    「独裁体制・政治とは何か」に対して、民主主義のこちら側で普通に考えてたってわからないんだ、と明瞭に述べていることに感銘を受けた。
    イスラエルとパレスチナの問題ではとくに。
    ジャーナリストだってわからない、そのことがストンと理解できる本。

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    2013年02月16日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    作者が体験を通して感じた報道が持つ危うさや矛盾。
    熱量を含んだ文章の中に誠実さがかいま見えていい本だと思う。

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    2012年08月23日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    -大学生のハゼムと雑談している時-
    「信じられませんよね?私たちの政府はどれほど警戒していなければならないか。これであなたもわかったでしょう?エジプトにはどれだけ大勢の敵がいるか。そんなこと知りたくもないですよ。最近聞いた話だと、イスラエルの若い女たちがシナイ半島の砂漠でエイズを広めてまわってるそうです」
    私はハゼムを見て思った。“私はエジプトで実際に起こっていることだけを書くべきだろうか、それとも、ここの人々が実際に起こっていると思っていることも書くべきなのだろうか?”。
    しかし、ここで振出しに戻る。信頼できる世論調査の結果を入手できなくて、どうしたら平均的なエジプト人の考えなどわかる?

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    2012年05月12日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    著者はオランダにある新聞社のアラブ諸国特派員。アラブというとどっかの国旗を燃やして強気を誇る市民戦士やアラブの春などが印象的であるが、それは極端な一面。実際の庶民の生活は独裁者にしいたげられ、極度の貧困と監視される世界に生きている。
    著者はテレビというメディアは、作り上げられた世界であり、真実の世界は何も伝えられていないことを訴える。

    もし自分が北朝鮮やシリアのような独裁政権下に生まれていたらと思うと、日本にいて何かあったときに警察などの頼れる存在があるだけで、どんなに幸せなことかと痛感するのである。(独裁政権では警察も国家の一部であり、国家に不利益な場合は助けるどころか監獄送りになる。)

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    2012年03月18日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    混沌とした何が事実で正しいのかも分からない中東情勢について語った貴重な本。日本人でこれを書ける人はなかなかいない気がする。独裁制の恐ろしさを読み如何に日本が超平和か改めて感じ入る。でも平和は皆望んでいること。利権やお金が如何に人や国家を腐敗させるか。アメリカのダークサイドな真実も知りたいと思う。

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    2012年01月09日
  • 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

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    妊娠8ヶ月の今、自分が子供のだった頃を思い出しながら読んだ。
    子供の頃、母は尊敬する一番の人物だった。
    しかし、中1で両親が離婚することになり、家庭内の喧嘩、父から母への暴力、両親から聞かされる相手への悪口。
    私たち子供に対しての愛情も、だんだん懐疑的になっていた。
    離婚する時も、その後、2度再婚する時も私たちには何の説明もなかった。子供であっても、説明が欲しかった。
    ただ、これからどちらと一緒の住むか考えなさいだとか、再婚相手の期限を損ねるなだとか、共感という文字からは程遠い思春期だったと思う。
    姉妹の関係もフェアではなかった。
    門限が私は大変厳しかったのが、私の時に大丈夫だったからと妹には

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    2026年04月05日
  • 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

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    これから出産・育児を控えているため読みました。
    本書には10代の子どもとの関わり方なども含まれており、現時点ではやや早いかな?と感じる部分もありましたが、ハウツー本というより「考え方」を扱った内容のため、概念として今のうちに理解しておく意義はあると思います。
    数年後、必要に応じて部分的に再読したいと思います。

    この本を読んでいると、「親の接し方が原因で自分はこのような気質になった」という思いも湧いてきます。
    しかし今さら親を責めても仕方のないことです。
    親の関わり方が子どもに与える影響を理解し、それを自分の子育てに活かしていくことが大切だと感じました。(その過程で自分自身のケアにもつなげられ

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    2026年04月01日
  • 子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

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    この本が人気を博しているのはタイトルと表紙のデザインだと思う。もちろん内容も良いけれど翻訳特有の固さがあり読みづらい。
    一番読むべきターゲット層は子育て真っ只中の親だと思うが、時間のない子育て世代が読破するのは難しいかもなー。という感想を抱いた

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    2026年01月27日