北村薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出版社に勤める体育会系の娘と高校の国語教師で本好きの父親による日常の謎解きで、8篇から成る短編集。
父娘の関係性がなんとも言えずほんわかと良好で、こんな父娘関係いいな〜と思えてしまいます。
本文に
『ただの《オヤジ》なんですけどーー謎をレンジに入れてボタンを押したら、たちまち答えが出たみたいで、本当にびっくりしたんです。』
という一文が示すように、娘が持ち込んだ謎をあっけないほどあっという間に推理してしまうので、ちょっと物足りなさも、、、。
お父さんスゴすぎる!なぜこれだけのヒントを元に謎解きできるのか?!
でも日常ミステリー系の短編小説ってそんなものでしょうか。
出品した覚えのない作品が出版 -
Posted by ブクログ
本書の元版は2002年刊行の『はじめて話すけど…』(フリースタイル)で、文庫のボーナストラックとして北村薫との記事が新たに収録されている。聞き手の小森氏は「短編ミステリの二百年」の編著者であるから、そのご縁での創元推理文庫入りだろうか。
〇各務三郎さん、懐かしいお名前。各務さんもミステリマガジンの編集長をされているのか。田村隆一、生島治郎、都筑道夫、常盤新平など錚々たる人たちが早川書房の草創期に働いていたのだな。
〇皆川博子さん、皆川さんには濃いファンが多いと聞いたことはあるが、残念ながらその著作を一冊も読んでいない。子どものころに読んだ本のことをこんなにも覚えているものなのか。巻末付 -
Posted by ブクログ
「編集者」が主人公の小説を探していたところ、ネットで名前が挙がっていたので手に取りました。
実際には編集の(というよりも編集者での勤務の)過程で出会った「謎」についてのミステリという感覚の連作短編集です。
主人公の田川美希が謎に遭遇し、それを中野に暮す父親に相談する。すると、父親がその膨大な文学・芸術についての知識や蔵書を活用して謎を解く、というのが全話に共通する流れで、いわゆる「安楽椅子探偵」モノとも言えるかもしれません。
文学作品につらなる謎を解く、という設定は「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズにも通ずるものがありますが、「ビブリア」シリーズが”本を持ち込んだ/それまで所有していた人 -
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「北村薫」の長篇SF作品『スキップ』を読みました。
「北村薫」の作品は2年半前に読んだアンソロジー作品『眠れなくなる 夢十夜』に収録されている『指』以来ですね… 久しぶりです。
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まどろみから覚めたとき、17歳の〈わたし〉は、25年の時空をかるがる飛んで42歳の〈わたし〉に着地した。
昭和40年代の初め。
わたし「一ノ瀬真理子」は17歳、千葉の海近くの女子高二年。
それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた……目覚めたのは「桜木真理子」42歳。
夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。
わ -
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ネタバレ表紙絵とタイトルで読みたくなった『月の砂漠をさばさばと』(北村薫)。
1人のお母さんと1人の娘のほのぼの話で、
彼女らの会話のやり取りは時にプッと笑えて微笑ましくもある。
お母さんが「この分野苦手であんまり知らないんだよね」と言えば、
娘が「じゃあ、私が学校で習って教えてあげる」と返す話なんかまさにソレ。
娘かわいい。
《親子》というと、「親が子を守らねば!」「親が子にいろいろ教えなければ!」っていうイメージ強いけど…
この【教え合う関係】っていうのはいいなー!と思いつつも、まだあんまし経験したことはない。
ただ、【対等(多分)の関係】というのはあった。
それが小学生の甥っ子