北村薫のレビュー一覧

  • スキップ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    心は17歳のまま25年後にタイムスリップした「一ノ瀬真理子」は、外見の変化と夫や自分と同い年の娘がいることに驚き戸惑い失望する毎日でしたが、自分が高校の国語教師だと知ってからは教師「桜木真理子」として過ごすことに懸命になります。

    正直に言いますと、外見を過剰に気にしたり、中年の夫に嫌悪感を示してばかりの描写が続いた冒頭は、真理子へのイライラが募りましたが、腰を据えて教師として奮闘するようになってからは「桜木真理子」がたくましくてとても魅力的な女性だと思えるようになりました。

    「桜木真理子」のご主人が「一ノ瀬真理子」に向けて言った「どうにもならないことっていうのは誰にでもある。歯がみして

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    2023年02月02日
  • リレーミステリ 吹雪の山荘

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    読まはじめは面白くて期待したのだけど、その分ハードルを上げてしまったか。後半はリレーものの常なのか、イマイチ。

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    2015年06月10日
  • リレーミステリ 吹雪の山荘

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    うーん。リレーミステリだからこんなもんかな……。せっかく各自の名探偵級のキャラ使えるんだから、もうちょっとはっちゃけて欲しかったかな…。

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    2014年12月16日
  • リセット(新潮文庫)

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    不思議な時間旅行3部作、完結編。完結にふさわしいお話、いい話だけど意外性は無かったかな~。短歌の意味とかもっと分かれば奥深いんだろうな~。最初の戦時中の話がちょっと重い分、後半はさらっと読めます。読んでて思ったこと、北村さんって結構乙女だね☆

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    2014年10月27日
  • 書かずにはいられない―北村薫のエッセイ―

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    本とミステリとネコと落語と・・・著者の教養と優しさと時々山椒のようなピリリとが効いたまさしく「書かずにはいられない」といったエッセイ。
    高野文子さんにまつわる話が好きです。

    お言葉は帯にも選ばれているあとがきの言葉
    ▲年月が流れ、さまざまなものを失いました。
    過ぎ去ったあれこれは鮮やかによみがえってきます。愛するものたちは、わたしの内から失われることはありません。そしてまた、何百年前の人たちとでも会わせてくれる《本》は、まさにひとつの航時機(タイムマシン)ともいえます。▲

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    2014年06月09日
  • 書かずにはいられない―北村薫のエッセイ―

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    エッセイ、ではありましたが、ほぼ本の話。
    最初だけ、エッセイかと…。
    後はたまに飼い猫がちらほら。

    色々な本が読んでみたいけれど…という人には
    いいかも知れません。
    国内もの、国外もの、半々という状態なので
    片方だけでいい、という人にも割と満腹感。
    読んだ事がある本も、ちらほら出てきてきました。

    巻末には出てきた本の題名と著者もありますし
    書いた本人のリストもあります。
    色々とお得感がありましたw

    お茶を挽く、の意味を初めてしりました。
    むしろこの言葉も知りませんでした…。

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    2014年04月08日
  • 読まずにはいられない―北村薫のエッセイ―

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    いろんなところで書かれた文章を集めた初エッセイ集だそうな。前半はかなり読みづらい。というか取り上げられている作品に全然ご縁がないので・・・。後半の次作の周辺や、作家になったきっかけや覆面作家時代の話、「おどるバカ」の話がおもしろかった。

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    2014年04月05日
  • 読まずにはいられない―北村薫のエッセイ―

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    ネタバレ

    副題に「北村薫のエッセイ」とあるけれど、正確には北村薫さんのミステリ・ガイドと言ってよい内容。

    学生時代から始まった氏のミステリ遍歴はよく知られているところだけれど、その膨大な知識がこれだけ多くの作品解説に生かされているとは思わなかった。

    まだ作家として登場する前の初期のコラム(なんと埼玉県の教員時代に書かれた「高校生向けの文章表現コラム」だ!)から、たくさんのミステリ作品の解説や全集版の監修解説など、実に多彩な書評エッセイが収録されている。

    三部構成の第一部はそういった作品解説などに充てられているが、興味深いのは第二部に「自作の周辺」と題してまとめられている自作の解説だ。

    覆面作家と

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    2013年01月30日
  • 読まずにはいられない―北村薫のエッセイ―

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    北村さんの解説とか書評をよく目にするので初のエッセイだとは驚き。
    作品への愛情が感じられる文章が好きです。
    海外ミステリ勉強しなきゃだなと。

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    2013年01月10日
  • 自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室―

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    [ 内容 ]
    高校の国語教師の経験もあり、人気作家にしてアンソロジーの名手である著者が教えてくれるのは、ベストセラーに振り回されるのではなく、ゆったりとした気持ちで好みの作品を見つけ、自分だけの本を編む愉しみ。
    好評を博した特別講義を完全再録。

    [ 目次 ]
    第1回 アンソロジーは選者そのもの(話し手として聴き手として;人生の季語;高校三年の日記 ほか)
    第2回 アンソロジーは別の本への呼び水(まぼろしの一句;言葉の力;時を越えて ほか)
    第3回 アンソロジーは“今という時”の記念(詩歌との出会い;矢野峰人訳「シナラ」;ダウスンは「シナラ」をこう読んだ ほか)

    [ POP ]


    [ おす

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    2011年05月22日
  • スキップ(新潮文庫)

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    高校教師「北村薫」さんに国語を習っていたら世界がもっと違ったものに見えてたかもしれない、そういう感じをさせる小説でした。
    小説の形態をとっているけども、これは、北村薫の国語教育論であるのだ。

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    2021年02月20日