北村薫のレビュー一覧

  • 猫が見ていた

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    猫が見ていた、という題がピッタリな感じのアンソロジー。人間の営みのそばを通り抜けていくネコチャンみたいな印象

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    2025年09月01日
  • スキップ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    実はだいぶ前に読んでたからあまり記憶が無いのだけど
    主人公の真理子が自分に与えられなかった時間に、失ってしまった時間に苦しまされながらも
    「今」を生きようと、未来の自分である42歳の真理子としてではなくさっきまで女子高生だった「真理子」として奮闘する姿がすごく強くて印象的でした
    いつだろうと自分が誰でだろうとあるのは「今」と「自分」しかないんだなぁ...

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    2025年08月28日
  • 中野のお父さんの快刀乱麻

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    文宝出版の編集者田川美希が出会う、本にまつわる謎を、中野に住むお父さんが見事に解いていくシリーズ3作目。
    こちらは円紫師匠シリーズと違い、ほぼ本の話限定で、マニアック(笑)ですが、軽妙でかなりライトな作風です。

    今回の謎の対象となる方は、大岡昇平、古今亭志ん生と志ん朝、小津安二郎、瀬戸川猛資、菊池寛…って、若い人にはハードル高いですね。僕もかろうじて名前だけは…というところです。
    菊池寛は教科書で(文藝春秋の、直木賞・芥川賞の
    人)。小津安二郎の映画は観たことなくても、笠智衆は読めますし、観たことありますよっ!(もちろん、寅さんの方で)

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    2025年06月23日
  • ベッキーさんと私 1

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    面白かった!!
    好みが似ている人の書評は大変トラスタブルである一例。
    ありがとうございますです。新しい出会いに乾杯。
    とにかく画がとても好き、
    この雰囲気は私が高校生の頃めちゃめちゃ好きだった系、
    今も好きだが、昔に見てたらそれこそ沼っていたと思う。
    なんといってもベッキーさんがたまらんかっこいいです。
    これはアニメになってもかなり萌えるのでは、と思いました。
    原作が未読なので、即座に古本屋で『街の灯』回収。
    100円だった。ありがたや。
    北村作品、多分読んだことがあるような気がするが
    全く内容は記憶にないので、楽しみ。

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    2025年05月27日
  • 中野のお父さんは謎を解くか

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    サスペンスではなく、日常で起きたちょっとした謎を博識なお父さんが解決する短編集。
    作者の方が高齢だからか、ポップな雰囲気の割に内容も表現も小難しい。
    文学好きには楽しめそう。

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    2025年04月13日
  • 猫が見ていた

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    タイトルに猫とついていたら読まない訳にいかない
    私もつい最近まで犬派を自称していたが、引っ越しを機に犬に加えて猫を飼いすっかり犬猫派に…

    湊かなえさんの実話?のようなお話がとても共感できて良かった
    巻末のオールタイム猫小説傑作選を読み、次は何を読もうかワクワクしている

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    2025年03月02日
  • 中野のお父さん

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    カバー画が益田ミリさんなのでかわいくて、ずっと気になっていたシリーズ。出版社勤務の美希の持ち込む謎をたちどころに解いてしまうお父さん、父から娘への愛が溢れていてかわいらしい。古本の話など、ちょっとマニアックな話も多くて個人的には理解しづらい部分もあったけど、昔の名作の話もたくさん含まれていて、著者は本が大好きなのだろうなと分かる作品でした。

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    2025年02月15日
  • 中野のお父さんの快刀乱麻

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    複製画が本物を超える感動を与えることもあるし、思い違いや創作のエピソードが、そのものの本質をより深く捕まえることもあるだろう。まさに甲本ヒロトが歌う「リアルよりリアリティ」だと思った。

    僕達が生きている世界は、〇や‪✕‬で答えられるような単純な世界ではないんだ。

    志ん朝の一期一会を読んで、はっびいえんどのライブアルバムに、若き日の佐野史郎さんの歓声が入っていることを思い出した。

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    2024年12月26日
  • 中野のお父さんの快刀乱麻

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    中野のお父さんは凄い。日本語の本を大量に読ませても、中野のお父さんの様には、謎を解くことはできないだろうと思う。
    娘が謎解き自動販売機と言うのも分かる気がする。

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    2024年12月15日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    イラストがかわいくその世界観は好きだし、さきちゃんとお母さんの関係もかわいらしくクスッと笑ってしまった。9歳の娘とはこんな感じだったっけーと懐かしくなった。自分にとっては過ぎ去りし遠い日だけれど、、孫ができたら確認したくなった。

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    2024年12月14日
  • 中野のお父さんの快刀乱麻

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    北村薫の「中野のお父さんシリーズ」第3弾
    文芸誌編集者の娘が持ち込む“謎”に、掘り炬燵で相談に乗る中野の実家に住む高校教師の父親との交流を軸に、編集者として働く娘の日常を描いています。
    相変わらず北村薫の「日常の謎」は他と一線を画しておりますが・・・
    今回はちょっと深過ぎて、私にも少し難解でした(@_@)
    あと、今回収録のエピソードが書かれた時期がコロナ禍だったため、ちょっと今読むと懐かしいような、じれったいような・・不思議な感慨も楽しめます(^_^;)

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    2024年12月08日
  • 中野のお父さんは謎を解くか

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    中野の田川家は、専用司書付き図書室みたい。
    国語教師は、こんなに本や文學界のことをよく知っている人々なんでしょうか?
    出版社の方は、横の繋がりがあったり、作家とのレクレーションに集まったりするんですね。今でも同じなんでしょうか?

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    2024年12月01日
  • 中野のお父さん

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    出版社に勤める娘が持ち込む本や出版に関する謎を、中野に住む国語教師の父が解き明かす。
    お父さんの本に関する知識量がすごい。その知識をベースにした推理で、軽々と謎を解いてしまう。
    しかし、中野の家には、どれだけ多くの本があるのだろうか?床が抜けない?補強しているのか知らん。

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    2024年11月24日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    今まで信じていたものがそうでないとわかったとき、人は少なからず動揺します。

    アイラブユーを月がきれいですね、と訳したのは漱石ではなかったと知ったとき、本書を二度見しました。


    え?!(゜Д゜) 

    (゜Д゜))))

    えーーっ?!

    そう…だったんですね…。

    自分が今まで信じていたのはなんだったのでしょうか。都市伝説だったのでしょうか。

    では、誰がそう訳したのでしょうか?
    なぜその説が広まったのでしょうか?
    様々な出典から探っていく、今回はそんなストーリーでした。

    そもそも自分が知ったのは何かのクイズ番組だったと思うのですが…

    はたして、今回中野のお父さんがたどり着いた答えは…?

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    2024年11月17日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    さきちゃんと作家であるお母さんの日常。
    さきちゃんは6年生でいろんなことがわかってきて、大人の会話もできるけど、まだ子どもらしさが残るところもある。そんなさきちゃんにまっすぐ向き合うお母さんの言葉が自分の胸にすっと届くし、もうすぐ親になる自分はこうあれるかと考える。
    梨木香歩さんのあとがきもよかった。「産毛」による「幸福感知能力」

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    2024年07月25日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    明治、大正、昭和の文豪や大御所の落語家に纏わる謎解きを5つの短編で表している。蘊蓄たっぷりで好きな人にはたまらないかも。

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    2024年07月10日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    最初の漱石がアイ・ラブ・ユーを
    月が綺麗ですね。と訳した
    という都市伝説から
    話の展開は面白かった
    晩年の漱石が愛した 銀の匙
    中勘助は一高で漱石に教わっている
    それも漱石が倒れて
    持ち直した後に 原稿を送った

    凄い
    そして銀の匙にも「月が、、、」
    が出てくる

    最初は面白かったりが後半は
    あまりドキドキ感はなく
    やや退屈に感じた

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    2024年07月06日
  • 猫が見ていた

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    映画「朽ちない桜」つながりで、この作品に。
    短編集の中で、気に入ったのはふたつ。

    ・泣く猫 柚月裕子
     17年音信不通であった母が死んで、真紀は母の住処に訪れる。母の同僚サオリが弔問に訪れる。
    母が大切にしていた猫・マキは母のために泣いたという。

    P.76

    (中略) あっけらかんとした人生じゃなかったと思うよい サオリは俯いたまま、自分のことのように語る。
    「男に夢中になると、ほかが見えなくなっちゃう。男と別れたあと、自分がしでかしたことを後悔する。そんときは、もう男なんかいらないって思うけど、好きなやつができ ると、また突っ走る。そして別れて悔いての繰り返し、心底、自分で自分がいやに

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    2024年07月03日
  • 中野のお父さんは謎を解くか

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    父娘の会話が素敵な本シリーズ
    今回は文学の謎が多く、残念ながら無知な私には深く入ってこなかった…真に理解できず申し訳ない…
    そんな中でも温かなユーモアと季節の移ろいを感じる描写は読んでて心地よかった

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    2024年06月19日
  • ターン(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初の1/3は、わたし(森さん)と、「心の中にいる」君との会話。この部分が一番好きだったかもしれない。森さんの考えとか、行動がとても可愛くて、心に残る言葉が多かった!《くるりん》が始まってからは謎が多い序盤だったけど、あとから考えると文学的で素敵な文章だった
    泉さんが登場するところで、一気に物語が進み始めて、とてもロマンチックで好みだった〜!《くるりん》にハマってしまった原因についてはよくある感じだった
    最後の柿崎さんは怖かったけど、ハッピーエンドで良かった

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    2024年05月19日