北村薫のレビュー一覧

  • ターン(新潮文庫)

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    北村薫っておっちゃんなのに、女性の心理描写がうまいね。
    いや、女性が見たらちゃうで〜って思ってるかもしれないけど。

    二人称の小説もびっくり。。。。

    ネタ的には、結構よくあるパターンのような気がするが
    これは、心理描写を読ませる小説でしょう。

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    2021年02月20日
  • 自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室―

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    副題に「北村薫のアンソロジー教室」とある。その名のとおり、2009年初めに新宿のカルチャーセンターで3回にわたって行われた、北村さんによる講義録だ。何せ、北村さんの持論は、「アンソロジーを編むということ=(イコール)『今』の『自分』を語ること」らしいので、興味津々。 読書家としても、アンソロジストとしても著名な北村さんが、どんな風にアンソロジーを組み立てていくのか、その真髄とも言うべき発想の仕方と、実作業の片鱗を語ってくれている。 読んでみて、何よりも驚くのは北村さんの早熟ぶりだ。何と、小学生の時には、すでに手書きのアンソロジーを手書きでノートに書いていたというのだ!「スペイン民話集」という絵

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    2011年07月16日
  • リセット(新潮文庫)

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    「時と人」3部作、第3作目。


    獅子座流星群、石川啄木の詩などを軸に太平洋戦争を挟んで時を越えていく想いの物語。




    実は読後一番に思ったのは「恩田陸の『ライオンハート』にそっくり…」だった。
    もちろん発行はこちらが先ですが。
    それでも「スキップ」「ターン」「リセット」の中で私が一番好きなのはこの「リセット」。
    淡々と描かれた(だからこそ読んでる方は切ない)戦時中の少女の生活の様子とか、当初は一体どこで時が関係してくるの?とも思ったけれど、第1部の終わり、工場が狙撃される辺りから手が止まらなくなった。
    残酷な別れ。そして2度目の邂逅。
    第3作にしてようやく"時&q

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    2016年05月18日
  • 猫が見ていた

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    錚々たる作家さんたちによる猫にまつわる物語の短編集。怖い話、心温まる話、悲しい話、色位ありましたが、私は加納朋子さんの作品が特に面白かったです。

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    2026年01月17日
  • スキップ(新潮文庫)

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    17歳の少女が、いきなり、17歳の子持ち主婦(42歳)になってしまうなんて!高校、大学、青春と呼ばれる楽しい時期を体験することなく、親であり、教師になってしまう主人公。そこで、戸惑いながらも、生きていこうとする。いついかなるときも、子供に戻りたいと思っている中年の私に、彼女の覚悟は眩しかった。

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    2026年01月08日
  • 猫が見ていた

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    タイトルのとおり、猫にまつわるアンソロジー。

    加納朋子先生の「三べんまわってニャンと鳴く」が特にお気に入りでした。希薄な人間関係を望むソシャゲにはまった男性のお話。
    心がぎゅっとなって少し泣いた。

    悲しみのなかにほのかな温かさのある柚月裕子先生の「泣く猫」も好きでした。

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    2026年01月05日
  • スキップ(新潮文庫)

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    名取佐和子さんの著書『金曜日の本屋さん』
    の「読みたい本が見つかる」金曜堂の南店長に手渡されたかのように不思議な本の縁で手に取った作品。
    手に取ったとき、ずっしりと重く553ページという厚みに心が怯み、一瞬ページを『スキップ』したい気持ちになったけど、読み始めると軽やかな足どり『スキップ』したくなるような楽しい読書時間だった。

    もし、昼寝から目覚めた瞬間17才の少女から42才の中年女性になっていたら?と思うと私なら、夢か現実なのか分からなくなりフリーズするかパニックになるだろう。
    しかも結婚して17才の娘がいて高校教師、17~42才の記憶がなく25年の記憶がスキップされて、昭和から平成へ、想

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    2025年12月31日
  • 中野のお父さんの快刀乱麻

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    ◼️ 北村薫「中野のお父さんの快刀乱麻」

    シリーズ第3作。編集者の娘が持ってくる謎を国語教師のお父さんが解く。人情あふれるリテラリー・デテクティヴもの。

    けっこう久しぶりの北村薫。「空飛ぶ馬」からスタートする、探偵役の落語家、ワトスン役の女子大学生の「円紫さんと私」シリーズでミステリ好き、小説好きをうならせ、「スキップ」「ターン」「リセット」の「時と人三部作」で話題を呼んだ。そして1930年代の令嬢と女性運転手の物語「街の灯」「玻璃の天」「鷺と雪」の「ベッキーさんシリーズ」最終作で直木賞を受賞した。

    日常の謎、文学や落語、その他知的好奇心を刺激する要素が絡む豊かな下地、ストーリーは清潔感

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    2025年12月04日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    そうだった、「中野のお父さん」は文学の謎を追究しているのでした。すっかり忘れてた。ここまでマニアックになってしまうと楽しめないといいますか~。
    『点と線』は私もトリックにガッカリしましたが松本清張自身もそう思ってたんですね。その点は頑張って読んだ甲斐があったかな。

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    2025年10月27日
  • スキップ(新潮文庫)

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    過去は戻らないがわたしには今がある

    第一印象は流行りのタイムリープもの。
    しかし時間のギャップに戸惑いながらも懸命に生きる主人公から学びを得た。

    若さゆえのキレイな肌もスマートな体もキテレツな考えも戻っては来ない。それでも自分を受け入れて今を生きなければならない。

    歳をとるにつれて、失うものももちろんあるけれど
    『残された今』と『手に入れるはずの未来』をしっかり生きていこうと思った。
    今日より若い日はないのだから。
    失ってから気づくのではなく、尊い今を噛み締めて。。

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    2025年10月21日
  • ターン(新潮文庫)

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    ネタバレ

    版画を趣味?仕事?にしている女性が事故に遭ってそこから同じ1日を過ごすことになってしまう。5ヶ月ほど後、家の電話が鳴る。

    女性はいつも「声」を聞いていてその声との2人称の話が進んでいく。電話も声の延長みたいな表現がされていく。
    恋愛や人生について、美しく描かれている物語だと思いました

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    2025年10月05日
  • ターン(新潮文庫)

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    はじめ、馴染むまで時間がかかった。
    なんで二人称なんだよ読みづらい…えっ…あぁそういう事…えっどういう事?

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    2025年09月04日
  • 猫が見ていた

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    猫が見ていた、という題がピッタリな感じのアンソロジー。人間の営みのそばを通り抜けていくネコチャンみたいな印象

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    2025年09月01日
  • スキップ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    実はだいぶ前に読んでたからあまり記憶が無いのだけど
    主人公の真理子が自分に与えられなかった時間に、失ってしまった時間に苦しまされながらも
    「今」を生きようと、未来の自分である42歳の真理子としてではなくさっきまで女子高生だった「真理子」として奮闘する姿がすごく強くて印象的でした
    いつだろうと自分が誰でだろうとあるのは「今」と「自分」しかないんだなぁ...

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    2025年08月28日
  • 中野のお父さんの快刀乱麻

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    文宝出版の編集者田川美希が出会う、本にまつわる謎を、中野に住むお父さんが見事に解いていくシリーズ3作目。
    こちらは円紫師匠シリーズと違い、ほぼ本の話限定で、マニアック(笑)ですが、軽妙でかなりライトな作風です。

    今回の謎の対象となる方は、大岡昇平、古今亭志ん生と志ん朝、小津安二郎、瀬戸川猛資、菊池寛…って、若い人にはハードル高いですね。僕もかろうじて名前だけは…というところです。
    菊池寛は教科書で(文藝春秋の、直木賞・芥川賞の
    人)。小津安二郎の映画は観たことなくても、笠智衆は読めますし、観たことありますよっ!(もちろん、寅さんの方で)

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    2025年06月23日
  • ベッキーさんと私 1

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    面白かった!!
    好みが似ている人の書評は大変トラスタブルである一例。
    ありがとうございますです。新しい出会いに乾杯。
    とにかく画がとても好き、
    この雰囲気は私が高校生の頃めちゃめちゃ好きだった系、
    今も好きだが、昔に見てたらそれこそ沼っていたと思う。
    なんといってもベッキーさんがたまらんかっこいいです。
    これはアニメになってもかなり萌えるのでは、と思いました。
    原作が未読なので、即座に古本屋で『街の灯』回収。
    100円だった。ありがたや。
    北村作品、多分読んだことがあるような気がするが
    全く内容は記憶にないので、楽しみ。

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    2025年05月27日
  • 中野のお父さんは謎を解くか

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    サスペンスではなく、日常で起きたちょっとした謎を博識なお父さんが解決する短編集。
    作者の方が高齢だからか、ポップな雰囲気の割に内容も表現も小難しい。
    文学好きには楽しめそう。

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    2025年04月13日
  • 猫が見ていた

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    タイトルに猫とついていたら読まない訳にいかない
    私もつい最近まで犬派を自称していたが、引っ越しを機に犬に加えて猫を飼いすっかり犬猫派に…

    湊かなえさんの実話?のようなお話がとても共感できて良かった
    巻末のオールタイム猫小説傑作選を読み、次は何を読もうかワクワクしている

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    2025年03月02日
  • 中野のお父さん

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    カバー画が益田ミリさんなのでかわいくて、ずっと気になっていたシリーズ。出版社勤務の美希の持ち込む謎をたちどころに解いてしまうお父さん、父から娘への愛が溢れていてかわいらしい。古本の話など、ちょっとマニアックな話も多くて個人的には理解しづらい部分もあったけど、昔の名作の話もたくさん含まれていて、著者は本が大好きなのだろうなと分かる作品でした。

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    2025年02月15日
  • 中野のお父さんの快刀乱麻

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    複製画が本物を超える感動を与えることもあるし、思い違いや創作のエピソードが、そのものの本質をより深く捕まえることもあるだろう。まさに甲本ヒロトが歌う「リアルよりリアリティ」だと思った。

    僕達が生きている世界は、〇や‪✕‬で答えられるような単純な世界ではないんだ。

    志ん朝の一期一会を読んで、はっびいえんどのライブアルバムに、若き日の佐野史郎さんの歓声が入っていることを思い出した。

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    2024年12月26日