北村薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文宝出版の編集者田川美希が出会う、本にまつわる謎を、中野に住むお父さんが見事に解いていくシリーズ3作目。
こちらは円紫師匠シリーズと違い、ほぼ本の話限定で、マニアック(笑)ですが、軽妙でかなりライトな作風です。
今回の謎の対象となる方は、大岡昇平、古今亭志ん生と志ん朝、小津安二郎、瀬戸川猛資、菊池寛…って、若い人にはハードル高いですね。僕もかろうじて名前だけは…というところです。
菊池寛は教科書で(文藝春秋の、直木賞・芥川賞の
人)。小津安二郎の映画は観たことなくても、笠智衆は読めますし、観たことありますよっ!(もちろん、寅さんの方で) -
Posted by ブクログ
今まで信じていたものがそうでないとわかったとき、人は少なからず動揺します。
アイラブユーを月がきれいですね、と訳したのは漱石ではなかったと知ったとき、本書を二度見しました。
え?!(゜Д゜)
(゜Д゜))))
えーーっ?!
そう…だったんですね…。
自分が今まで信じていたのはなんだったのでしょうか。都市伝説だったのでしょうか。
では、誰がそう訳したのでしょうか?
なぜその説が広まったのでしょうか?
様々な出典から探っていく、今回はそんなストーリーでした。
そもそも自分が知ったのは何かのクイズ番組だったと思うのですが…
はたして、今回中野のお父さんがたどり着いた答えは…?