あらすじ
直木賞受賞シリーズ、本格コミカライズ!
ミステリー作家・北村薫の代表作のひとつであり
直木賞受賞作(「鷺と雪」)を含むシリーズを本格漫画化!
昭和七年―――
不穏な時代の足音が響き始めた帝都・東京を
上流士族家庭のお嬢様・英子と
男装の女性運転手ベッキーさんが駆ける!
奇怪な変死事件の謎に
2人が挑む第1章『虚栄の市』完全収録。
その鍵は江戸川乱歩のある小説に!
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Posted by ブクログ
私はこの原作作品をまったく知らない形で、ただただ「三浦靖冬先生が原作アリで新作を!?ていうか生きてたの!?」という驚きと喜びと勢いだけで単行本を購入したが、めちゃくちゃに好い(佳い)仕上がりに大満足だった。
今までにも、三浦作品が描く日常の空気感や間、美しい構図などには何度も唸らされたが、今作ではまさかここまで北村薫が構築したミステリーとマッチするとは思いもしなかった。
才能あふれる英子お嬢様が探偵役として事件の謎に迫っていく中で、女運転手として雇われた別宮は至芸もさることながら、ヒントの提供はしてもあくまで真相を解き明かすのは英子が担っている点が特に良い。
昔ながらの男尊女卑のような空気感もあってか、別宮が黒髪長髪を切り落とした際に、私は涙が止まらなかったが美しさのあまり読む手が止まったぐらいだ。