北村薫のレビュー一覧

  • 中野のお父さんと五つの謎

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    北村薫先生の著書は、物によっては文学に精通していないと全く理解できないものもあり、注意が必要ですが、このシリーズは私の様な文学にそこまで深い知識のないものでも比較的楽しく読めるシリーズです。
    巻末、ビックリした!!
    自宅近くの美術館所蔵!
    ぜひ行ってみたい。

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    2024年04月20日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    ネタバレ

    文学の謎を読み解くシリーズ、娘の美希と父の会話がテンポ良くて読みやすいです。

    お気に入りは「漱石と月」
    有名なフレーズが実は漱石はそう訳してない?フレーズだけが一人歩きしているのは知らなかったです…

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    2024年04月19日
  • ターン(新潮文庫)

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    「ひやり」を「ひいやり」と書くところとか、
    描写とか細かな言い回しが好きでした。

    タイムループのSF要素は薄くて、心情がメインなのかなと感じました。
    こんな状況になったとしてどう行動するかとかを考えながら読むのもおもしろかったです。

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    2024年04月13日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    博覧強記な作者による、博覧強記な高校の国語教師が文芸書編集者の娘が持ち帰る文学史上の謎をたちどころに解いてみせるシリーズ。

    今作は(も?)老作家二人が持ち寄る疑問に挑む。

    取り上げられる謎はとてもマニアックで、古典落語に出てくる十二煙草入れが折り紙だったと知っても何の役にも立たないのだが、なんとなくへぇと思ってしまう。

    知識の開陳が嫌味なく、押し付けがましくないのは、文体か、作者の人徳か。

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    2024年04月08日
  • 中野のお父さん

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    出版社で働く体育会系の娘が、日常の謎を中野に住む父親に話し、物知りの父親がその謎を解く。読みやすくて面白かった。
    文学や出版関係のことが多く話題にあがるので、本好きには特に楽しい。登場人物のキャラも良くて、編集長の丸山さんがお気に入り。シリーズ化しているので続きも読みたい。

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    2024年03月24日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    書痴というと本に夢中で世の中に疎い人との意味もある。ところがどうして、世事に精通していればこそ愉しみは広がると証明しているのが中野のお父さんだ。
    今回は作家先生からのお題もある。おじさまたちの蘊蓄合戦も、好敵手が見つかって楽しんでいるように見えるので嫌味はない。
    それにしても、これほど多方面から作品を味わえればさぞ面白いに違いない。読んだ片っ端から忘れてしまう私には、夢のまた夢の話である。

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    2024年03月24日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    最近、「ミチクサ先生」を読んだばかりだったので、
    出てくる文豪たちに親近感。
    またお会いしましたねもいう気持ちで読む。
    特に、こんなに菅虎雄の名前をこんなにお見かけするとは。
    大学時代以来かも。

    新人さんとの仲も微笑ましい。
    こんな風に下の子の面倒を見るって、
    実は難しいんだよねぇ。

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    2024年03月22日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    中野のお父さんシリーズ、今回はコロナ禍がようやく収まりつつある頃の設定。お父さんの蘊蓄にひたすら感動する。編集者の娘・美希と担当作家や同僚などなど、毎回安心のシリーズだ。

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    2024年03月21日
  • 中野のお父さんと五つの謎

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    老舗出版社「文宝出版(ぶんぽうしゅっぱん)」で編集者を務める、田川美希(たがわ みき)と、中野の実家に住む、高校教師のお父さんのシリーズ、第4弾。

    前作あたりから、軽やかな謎解きではなく、本の名前や作者の名前、落語の話や落語家の名前が芋蔓式に出てくるうんちく語りが長くなって、頭が追いつかない。
    美希もだいぶベテラン編集者の部類に入ってきたようで、後輩の新人・柴田李花(しばた りか)が新しく登場。
    今回、うんちくの語り手は増えて、大作家の村山富美男(むらやま ふみお)先生と、『小説文宝』に登場する作家中最年長の原島博(はらしま ひろし)先生も加わり、お父さんと三つ巴のうんちく合戦となった。

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    2024年03月19日
  • 月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)

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    9歳の女の子の軽やかな在り方と、それを暖かく大切にするお母さんのお話
    作者の半エッセイかと思えるような、丁寧な日常の切り取りはさすが北村薫
    こんな風に優しく、楽しんで、子どもの心を慎重に扱えるお母さんになりたい

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    2024年03月12日
  • 中野のお父さんと五つの謎

    匿名

    購入済み

    お父さんの

    美希ちゃんへの優しさと謎を解き明かす時に少年のようなキラキラしてる感じがギャップがあっておもしろいです。

    #タメになる #癒やされる

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    2024年03月03日
  • 中野のお父さんは謎を解くか

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    日本の近代の作家、作品に関する凄まじいまでの蘊蓄。作品だけでなく、それを扱った批評、リーフレット、映画・・ありとあらゆるものを、見て、読んで、関係性を詰めていかなければ、どこにネタがあるのかさえ思いつかない。今の各出版社の文芸担当さんは、この「お父さん」や「原島先生」に対抗できるのか?

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    2023年11月13日
  • 中野のお父さんは謎を解くか

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    前作よりも作家がらみの謎と蘊蓄が山盛りに増えて、北村薫作品らしさが溢れていた。

    作品の内容とは関係なく
    「煮詰まる」と言う表現が「思考が行き詰まって先に進まない」と言うようなマイナスイメージな意味に使われていた。
    私は「煮詰まる」と言う表現は、話し合いなどが充分になされて結論が出そうになっている良い状況の意味に使うのが正しく、最近よく聞くマイナスイメージでの使用は意味を知らない人が誤用して、テレビ、ラジオで広まってしまったものだと思っていましたが、北村薫氏がそんな事をするだろうか?
    今は便利だ。
    ネットですぐに調べられる。
    曰く、現在は広辞苑でもマイナスイメージでの解釈も載っているとのこと。

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    2023年08月06日
  • 中野のお父さんは謎を解くか

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    今回は特に、日本文学界のいまは亡き作家達にまつわる文学ミステリーがテーマだった。
    美希が担当する作家のなかに、中野のお父さんと同じく古書店巡りが好きな先生が登場したのも、良かった。
    いつか、お父さんと直接会ってほしいなぁ。

    中野のお父さん、今作では倒れて入院。
    健康面に心配が出始めるお年頃である。
    美希に質問されると、迷いなく数冊の本を持ってきて、解説してくれるお父さん。
    北村薫さんの知識量すごいな!と思いながら読み進めた。

    「お稲荷さん」が「大いなる遺産」とは、声に出して笑った。
    100万回生きた猫は絶望の書なのか、にタイトルが登場した「子供時代に好きだった本たち」。メモりましたとも。今

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    2023年07月10日
  • 中野のお父さん

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    日常の謎解き。体育会系編集者の娘が、ときおり謎を引っさげて中野の実家に戻り、高校教師の父に解明してもらう。推理能力こそ高いが、それ以外は普通のお父さん。「茶の痕跡」のみ過去に起きた殺人の謎解きを扱っているが、そのほかは人も死なず、ほのぼのした両親と娘の関係性に安定感があり、肩の力を抜いて読めた。

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    2023年06月17日
  • スキップ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    新版・作家の値打ちから。25年間をスキップ、という意味なんですね。繰り返しとか過去へのタイムスリップとかが多い印象だから、未来へってのは珍しいかも。というか、未来の自分そのものになってしまうという設定が新しいのか。一般的には、時間移動先の世界に、第三者として入り込むってのが多いから斬新なのかも。で、結局その不条理は解決されないまま物語が閉じる訳だけど、主人公のキャラもあって、湿った印象を残さないのも良い。この系統で数作書いているみたいだけど、他のも読んでみたくなりました。

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    2023年05月08日
  • ヴェネツィア便り(新潮文庫)

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    不意にゾクっとさせられたり(そういえば、以前から時々、北村先生は静かに怖い話を出してくるのであった)、デビュー作から変わらないスタンスの文芸愛があったり。
    表題作は優しい書簡体ミステリで、心地よい読後感でした。

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    2023年04月14日
  • リセット(新潮文庫)

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    「時と人」シリーズ三部作の最終巻
    作品の中の時と人の流れについていくのが大変だったけれど、面白かったなあ。
    作品のコンセプトのひとつは「人は死なない」という思想。
    輪廻転生というような思想ではなく次代を担う若者の記憶に前を行きた人々がいる限り命は続くと。

    主人公の年齢、というより生きた時代の1番手前が私の生きている時代に近く、自分自身の記憶が蘇るということもこの作品の魅力だった。

    p282-木下夕爾
    麦のくろんぼ(黒穂)

    黒穂抜けばあたりの麦の哀しめり

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    2023年02月23日
  • 中野のお父さん

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    「日常の謎の名手」と言われる北村薫さんの出版界の日常の謎ミステリー!

    ミステリー要素は強くないけど、お父さんがスパッと謎を解決するところも、そしてそれぞれの謎に人情要素が絡んで自分の人生とも重ね合わせられる部分があるところがいいなと思う。

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    2023年02月12日
  • ターン(新潮文庫)

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    読み始めてしばらくは状況を把握するのに戸惑う。
    物語の中の主人公と同じである。
    読者の私は前編にわたってこのような調子で状況説明が続くのだろうかと、危うく本を閉じてしまいそうになる。
    けれど「こちら」と「あちら」が一本の電話で繋がると話は一気に面白くなる。
    本を閉じずによかった。

    第9章のp3368行目から
    「〜愛している片方が、夢をあきらめて、その代わり自分べったりになってくれるとしたら、そんなの我慢できないはずですよね。」と言う文章、以下まだ続くのですが、
    コレ私が以前観た映画「ララランド」の主人公が、自分が彼女から離れて彼女が夢を叶えることに全力をそそげるようにしてあげるのが本当の愛だ

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    2023年02月12日