中野のお父さんの快刀乱麻
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中野のお父さんの快刀乱麻

800円 (税込)

4pt

出版社の日常に潜む「謎」に挑む人気シリーズ第3弾!

高校国語教師で愛書家の「お父さん」と、
娘で体育会系文芸編集者・田川美希(「小説文宝」編集部勤務)の
“名探偵コンビ”が、またまた大活躍。


■「大岡昇平の真相告白」
ベストセラー小説『武蔵野夫人』という題名に「夫人」と付けたのは誰か。
名作誕生の裏側にあった秘話。

■「古今亭志ん生の天衣無縫」
“自由人”は表向きの姿? 「蚊帳売りの詐欺師」のエピソードから
志ん生の意外な一面が明らかになっていく。

■「小津安二郎の義理人情」
小津映画の原作者としても知られる作家・里見とん。
しかし、原作と映画の内容があまりに違いすぎる……。

■「瀬戸川猛資の空中庭園」
ミステリと映画の評論で鋭い著作を残した瀬戸川。
彼が学生時代に書いた映画『動く標的』の評論と映像を比べてみると……。

■「菊池寛の将棋小説」
異色の作品で出会った江戸時代の棋譜の謎。
先崎学九段と室谷由紀女流三段が読み解いていくと……。

■「古今亭志ん朝の一期一会」
落語「三軒長屋」のCDを探す未亡人が、本当に聞きたかった音とは?
資料と音源を探っていった先に見えた真実。

父と娘のユーモアたっぷりの会話から、名推理が生まれていきます。

解説=荻野アンナ(作家)

単行本 2021年11月 文藝春秋刊
文庫版 2024年11月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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中野のお父さん のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 中野のお父さん
    740円 (税込)
    新迷探偵コンビ登場!? 文芸編集者の娘と高校国語教師の父が、出版社の「日常の謎」に挑む! 主人公は大手出版社「文宝出版」に勤める田川美希。 女性誌から晴れて希望の文芸部門への配属がかなうと、 大学時代までバスケットボール部で鍛えたバイタリティを活かし、 仕事に燃える毎日だ。 ある日、文宝推理新人賞の最終候補を決める会議で、 有力な候補作品「夢の風車」の担当となった美希は、 その候補者へお知らせの電話をかけた。が、まさかの返事を聞くことになる。 「――応募していませんよ、私は」、と。 一昨年までは新人賞へ投稿していた候補者の男性だが、 まったく芽が出ずに今回は応募をしていないというのだ。 何とかこの作品を世に送り出したいと願う美希は、さまざまな可能性を探るが、 どこからこの原稿が届いたのかまるで見当がつかない。 ふと、父親にことの顛末を話してみようと思った。 ..高校教師をしている父は百科事典タイプの人間で、 インターネットで分からなかった疑問を解決してくれたりもする。 相談役として誠に便利な存在だからだ。 娘の相談にお父さんが導き出した真実とは果たして? 大作家同士の手紙、スケッチを映した写真、落語の解釈、 マラソン大会でのハプニングなど、中野の実家に住む父は 抜群の知的推理で謎を次々に解き明かす。 「日常の謎」の名手が、自らのフィールドを最大限に楽しみつつ、 新たに送り出したユーモアとけれん味たっぷりの名探偵シリーズ。 解説=佐藤夕子 単行本 2015年9月 文藝春秋刊 文庫版 2018年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 中野のお父さんは謎を解くか
    740円 (税込)
    中野のお父さん、入院! 運動神経抜群の編集者・田川美希の毎日は、 本や小説にまつわる謎に見舞われ忙しい。 松本清張の「封印」作品の真実、 太宰治作品中の意味不明な言葉、 泉鏡花はなぜ徳田秋声を殴ったのか……. そんな時は実家に行き、高校教師にして 「本の名探偵」・お父さんの知恵を借りれば親孝行にもなる!?  愛されシリーズ第二弾。 解説=薮田由梨 単行本 2019年3月 文藝春秋刊 文庫版 2021年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 中野のお父さんの快刀乱麻
    800円 (税込)
    出版社の日常に潜む「謎」に挑む人気シリーズ第3弾! 高校国語教師で愛書家の「お父さん」と、 娘で体育会系文芸編集者・田川美希(「小説文宝」編集部勤務)の “名探偵コンビ”が、またまた大活躍。 ■「大岡昇平の真相告白」 ベストセラー小説『武蔵野夫人』という題名に「夫人」と付けたのは誰か。 名作誕生の裏側にあった秘話。 ■「古今亭志ん生の天衣無縫」 “自由人”は表向きの姿?  「蚊帳売りの詐欺師」のエピソードから 志ん生の意外な一面が明らかになっていく。 ■「小津安二郎の義理人情」 小津映画の原作者としても知られる作家・里見とん。 しかし、原作と映画の内容があまりに違いすぎる……。 ■「瀬戸川猛資の空中庭園」 ミステリと映画の評論で鋭い著作を残した瀬戸川。 彼が学生時代に書いた映画『動く標的』の評論と映像を比べてみると……。 ■「菊池寛の将棋小説」 異色の作品で出会った江戸時代の棋譜の謎。 先崎学九段と室谷由紀女流三段が読み解いていくと……。 ■「古今亭志ん朝の一期一会」 落語「三軒長屋」のCDを探す未亡人が、本当に聞きたかった音とは? 資料と音源を探っていった先に見えた真実。 父と娘のユーモアたっぷりの会話から、名推理が生まれていきます。 解説=荻野アンナ(作家) 単行本 2021年11月 文藝春秋刊 文庫版 2024年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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中野のお父さんの快刀乱麻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中野のお父さんシリーズでは、一番好きかも。
    読みやすいけれど、内容をちゃんと理解するのは難しい。でも知りたい!
    また私の中の北村薫さんブームがきました!

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    学生時代に著者の『六の宮の姫君』を読んだ際には全く理解できなかったが、数年経って読み返したら度肝を抜かれた。文学ミステリーというこれまで無かった存在に気づいたからだ。面白すぎる。日常の謎というジャンルを作った北村薫さんがさらに文学ミステリーという触れたことのないジャンルの物語を紡いでおり、呆然とした

    0
    2024年11月15日

    Posted by ブクログ

    自分の中では、このシリーズは「鉄板」である。
    今月はとにかく忙しいので、新しい知り合いを作るというより、知り合いに会いに行くような気持ちで本書を手にする。

    文芸編集者の美希とそのお父さんはもちろん、先輩の百合原さん、書籍編集部の筏、後輩で文庫部の大村亜由美などの文宝出版の面々も健在。
    百合原はとう

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    いろんな情報がたっぷりなので、脳をフル稼働して読む。おもしろかったけど、2度3度と読むと、もっと理解が深まって、おもしろいだろうなと思った。

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    今回もお父さんはすごい。
    雑誌編集者の田川美希にとって、実家の父はめっちゃ頼りになるドラえもんみたい。
    作家の先生とソフトボールで接待したり、古い本の話をしたり、日常の中からポロっと出てくる謎をそのままにしないで探っていく。
    古今亭志ん朝の話や、菊池寛の将棋の話、小津安二郎の映画の話は、名前だけしか

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    「中野のお父さん」シリーズ第3弾
    今回はこれまで以上に読み応えがあり、随分頭を使ったが、私の好きな太宰や落語の話(謎)が特に興味をひかれ、面白かった。
    知識量に舌を巻く。

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    ペダンティックになっていくのは年取るとしょうがないのかなあ。アシモフもそうだったし。
    持っている資料を全部使いたい感がある。
    話自体は面白いんだけれど、どうもシリーズ3巻目の北村薫は鼻につくようになってくるのは円紫師匠シリーズでもそうだったなあ。
    論文みたいになりがち。

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    どれだけの本を読んでそれを覚えていればこんな回答が導き出せるのだろう。
    まあ小説なのでというところはあるけど。

    0
    2024年11月27日

    Posted by ブクログ

    整理の分類はミステリーで良いのだろうか…文学の知識が足りないので、単行本では手を出さないけど、北村薫の日常の謎は大好物なシリーズ。文庫になったので、ようやく読めた。今回は映画や将棋、落語がテーマの話もあり、読みやすかった。

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    ◼️ 北村薫「中野のお父さんの快刀乱麻」

    シリーズ第3作。編集者の娘が持ってくる謎を国語教師のお父さんが解く。人情あふれるリテラリー・デテクティヴもの。

    けっこう久しぶりの北村薫。「空飛ぶ馬」からスタートする、探偵役の落語家、ワトスン役の女子大学生の「円紫さんと私」シリーズでミステリ好き、小説好

    0
    2025年12月04日

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