北村薫のレビュー一覧

  • ヴェネツィア便り(新潮文庫)

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    切ない話、不思議な話、恐ろしい話、感慨深い話、色々詰まっていて面白かった。が、自分の状態のせいか、中々読み進められなかった。解説もちょっと変わった手法で面白かった。

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    2021年06月26日
  • ヴェネツィア便り(新潮文庫)

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    ファンタジーやホラーのような著作を詰め合わせた一冊。
    作品の温度差が違うので、戸惑いが(^◇^;)

    同じ感じの物語を集めてくれた方か嬉しいかな。

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    2020年11月20日
  • リセット(新潮文庫)

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    時と人3部作、最後の1作。
    前作、前々作とは雰囲気が全然違った。

    今までは戦後の話で、割と現代に近い感じだったが、今作は戦中戦後すぐ、くらいの話だったので、いまいちピンと来ない面もあったが……
    やはりすごいなと思ったのが、物語の語り手の書き分けが見事。第一部は女子、第二部は男子。
    北村薫自身は男性であり、前作前々作でも感じたが、女性の気持ちを書くのがとてもうまいと思った。

    第二部はカッコ書きのセリフや日記部分が多く、少し読みづらいかも知れないが、そこを過ぎて第三部まで行くと……

    途中、思わず「きゅん」としてしまったセリフがあったのだが……その後の展開で切なくなってしまった。

    ここまで読

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    2020年08月22日
  • ターン(新潮文庫)

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    スキップの後に読んだ。
    スキップの、お昼寝から起きたら時が進んでいたと言う状況も辛いが、わたしならこっちの方が辛い。
    初めはいいかも知れないけど、ずっと独りぼっちだし、戻れる保証もない。自分が何かを残しても、翌日には元通り。

    最後の方で、第2の若い男が出てきて「やだやだヤバい逃げて!」と思ったが…無事に戻れてよかった。
    真希はとても強くて前向きで、素敵な女性だった。
    勿論、彼女の母も、電話の相手も。

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    2020年08月22日
  • スキップ(新潮文庫)

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    主人公の桜木真理子さん。いや、この場合は一ノ瀬真理子さんになるのか?何れにしても、ユーモアに溢れていてチャーミングで、とても素敵な女性だと思った。

    美也子さんも、桜木さんも、とても懐が開く、素敵な家族だなぁと思った。
    自分の母が、妻が「わたし、17歳なんです」なんて言ったら、びっくりするよね。
    確かに最初は二人ともびっくりしてたし、信じてはなかったけれど…今までは親子と夫婦、と言う関係だったのが、人間対人間の関係に変わっていって…その過程がとても良かった。

    また、新学期が始まる!と言うので、家族一丸となって対策を練ったりしていたシーンがとても楽しかった。

    10数年振りに読み返したが、当時

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    2020年08月19日
  • 中野のお父さん

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    日常の謎を描いたミステリ短篇集。収録作は総じて短め。小気味よく話が進む。作者の近作はどれも同じような若い女性編集者ばかりな印象。そのせいでこの本ならではというのが薄く、どれも同じような内容に感じてしまうのは自分だけ?

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    2020年08月18日
  • 猫が見ていた

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    猫好きにはたまらない、猫ばかりが出てくる話。
    猫にほだされた家主、お馴染みの准教授
    母親になれない母親を持った子供
    100万回~の絵本について
    飼ってはいけないマンションで猫を飼う女を見た女
    猫に刺青を彫る男の女、アプリにはまっている男。

    なかなか色々だな、と思いましたけど
    会社の人の台詞に共感するのは最後の話。
    消えてなくなるし、そこに金をつぎ込んで満足するのは
    確かに分かるのですが…触れないものですし。
    でも、主人公の気持ちは分かります。

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    2019年08月31日
  • 猫が見ていた

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    いろんな猫の話があって面白かった。
    1番心に残ってるのは、「100万回生きた猫は絶望の書か」という話だ。物語の読み取り方は人それぞれだなと改めて感じた。
    短編集で読みやすかった。

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    2019年08月22日
  • リセット(新潮文庫)

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    時と人3部作、完結。

    第1章は、昭和ヒトケタの芦屋のお嬢さん。子供の頃に出合った運命の人。太平洋戦争に突入してゆく世の中に巻き込まれ、別れを迎える。

    第2章の主人公は昭和30年の子供時代を語る。

    スキップやターンのような「事」は、読み進めて半ば過ぎても起こらない。その後、たぶん、こういう話になるかなと考えてたら、そのままだった。
    ひねりが無いというか、「事」が起こる必然性もあまり無い。
    二度の再会、つまり真澄さんと和彦君の出会い、和彦君と真知子さんの出会いは、都合良過ぎじゃないのか。それに記憶があっても、人格は別なのではないのか。それを運命と云っていいのだろうか。
    そんな文句の付け処はあ

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    2019年03月26日
  • 猫が見ていた

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    猫にまつわるアンソロジー。猫がテーマだと、ちょっと暗めな感じになるのかな。
    個人的には「泣く猫」柚月裕子と「凶暴な気分」井上荒野が好き。

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    2019年01月23日
  • 猫が見ていた

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    啓文堂文庫大賞で見て。

    猫に魅かれて読んだが、面白くなかった。
    稀代の女流作家たちだから、面白さがわからなかった、と言うべきか。
    短すぎるのかもしれない。

    「三べんまわってニャンと鳴く」かな、一番面白かったのは。

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    2018年11月06日
  • 猫が見ていた

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    猫と小説はナイスな組み合わせですね。
    ミステリアスな空気の中に、どこかほっこりする要素があって楽しめました。
    どのお話も前向きなラストでよかったです。

    猫好きにはたまらない1冊!

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    2018年09月13日
  • 猫が見ていた

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    作家さんが猫にまつわるお話を書いたものを集めた短編集。
    切り口がそれぞれの作家さんによって全く違っていたのが面白かった。
    猫を飼っていないあたしでもこんなに楽しめたのだから猫好きであったり、実際に飼われているひとにはたまらないだろう。

    新しい作家さん発掘も兼ねていたけれど
    どうかなぁ。短すぎてよくわからなかったのが残念。

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    2018年07月22日
  • 猫が見ていた

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    作家の家の庭に住みついた野良猫。同じマンションの住人の猫を密かに飼う女…。現代を代表する人気作家たちが愛をこめて贈る猫の小説、全7篇を収録。

    タイトルから「犯行現場を猫が目撃していた」的な短編推理小説集かと思っていたけれどまったく違った。人気作家たちの短編のうち猫絡み(濃淡あり)を集めただけだった。
    (Ⅽ)

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    2018年06月06日
  • 猫が見ていた

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    猫好きなだけで手に取った一冊。猫という共通項目で紡がれた一冊だが、それぞれの作者の読み味を楽しめた。

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    2018年03月25日
  • 猫が見ていた

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    現代を代表する作家さんたちの猫アンソロジー。

    湊さんのはご自身の事だろうし、有栖川さんのは偶然?って感じで面白かったし、柚月さんのは猫の名前にそうきたかだったし、加納さんのはハッチが生まれ変わったんだよって感じで、この4篇が気に入りました。

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    2018年03月23日
  • リセット(新潮文庫)

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    同じ、「時と人 三部作」の「スキップ」、「リターン」に比べると、今一つ熱中出来なかった。
    戦時の話がメインってのもあったと思う。ノスタルジーに浸れる世代でもないし。

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    2017年11月16日
  • リレーミステリ 吹雪の山荘

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    豪華だけど、それぞれがかいたほうが読み応えがあるだろうなあ~
    でも、企画してみたい気持ちはよくわかる。

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    2017年05月21日
  • 読まずにはいられない―北村薫のエッセイ―

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    古典ミステリーをほとんど読んでいないので分からないことも多かったです。ここに紹介されている本を読んでいたら、もっと楽しめたのにと思うと少し残念です。北村薫氏の“本が大好き!”という気持ちがとっても伝わってきましたし、読みたい本も増えました。ああ、読みたい本ばかりで時間が足りない(苦笑)

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    2016年07月27日
  • リセット(新潮文庫)

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    「スキップ」「ターン」とは随分赴きの異なる作品。ある意味北村薫さんらしい良い意味でのムダな部分が多く、これを楽しめるかで随分印象が変わると思う。
    私は早く先が知りたい誘惑と戦いながらも、戦時中の女学生の生活や文学うん蓄は興味深く読めました。

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    2021年02月04日