似鳥鶏のレビュー一覧

  • 生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班

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    外見、知性、身体能力に恵まれる「花人」。その合理性故に犯罪を犯すはずのない彼らが容疑者となる殺人事件が次々に起こる。

    花人はかすかに百合の香りがするというのが面白かった。
    四編からなり、社会の中の大なり小なりの「差別」が大きなテーマ。
    「花人」は勿論架空なのだが、花人のことではなくても、何かきっかけがあれば実際におこりそうでとても怖い。
    事件に関しては鮮やかなオチでした。おもしろかった。

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    2020年10月23日
  • 午後からはワニ日和

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    ネタバレ

    ★3.5。余白の少ない文章に一瞬うっときたが、読みやすく杞憂でした。
    動物を愛する飼育員たちのお仕事小説でもある動物園ミステリ。ワニ、ミニブタ、次々に動物が怪盗ソロモンによって盗まれる事件が発生!犯人は動物園の関係者…?という犯人探しもの。正直大したことはないけどおもしろく読めた。
    飼育員は動物好きか、動物マニアか、動物バカで成り立つと説明されているの好き。
    主人公はヘタレかと思いきや以外としっかりもので天然タラシ?の先輩飼育員。獣医の女先生、動物園のアイドル後輩、そして変人?後輩服部くん。
    期待していた服部くんとのブロマンス要素はあまりなく、どちらかというと獣医さんと良い雰囲気でした。

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    2020年10月20日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    浅井リョウ「それでは二人組を作ってください」
    飛鳥井千砂「隣の空も青い」
    越谷オサム「ジャンピングニ―」
    坂木司「女子的生活」
    徳永圭「鳥かごの中身」
    似鳥鶏「十八階のよく飛ぶ神様」
    三上延「月の砂漠を」
    吉川トリコ「冷やし中華にマヨネーズ」
    以上8つの短編集。

    率直な感想を述べると、私には少し難しかった。
    同居人との間には特別な価値観があり、そしてその形の多様さはとても素敵だと思う。
    しかし、若輩者の私には実感が伴わなかった。
    この物語を楽しむには私の経験が足りない。
    逆に言えば、もっともっと多様な人と出会っていけば、きっとどこかで共感できることだろう。

    以下は、いくつか気になった作品に

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    2020年10月07日
  • 生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班

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    ネタバレ

    エンタメだとわかっていても、現実を見ているようなきつさがあった。エンタメには救いがあるが、現実には… 

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    2020年10月06日
  • 難事件カフェ

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    『パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から』 改題。
     幻冬舎文庫版は既読のはずだが、続編が出るということで新版を再読。かなり前のことなので新鮮な気持ちで楽しめた。
     子どもの頃の兄弟のエピソードが好き。

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    2020年09月22日
  • ダチョウは軽車両に該当します

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    ネタバレ

    それはないだろうというたぐいの犯罪で、一介の動物園飼育員とは思えないような危険への遭遇ぶりで、リアリティはないけれど、楽しめました。

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    2020年08月20日
  • まもなく電車が出現します

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    「今日から彼氏」が、例によって妙にこみいったトリックになっているけれど、ベタな部分で楽しかった。あとはちょっと、それは無理という感じ。

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    2020年08月20日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    クレセント錠の密室トリックというお題が予め与えられているアンソロジー。
    試みが面白いし、各短編もそれぞれ作家さんの個性が出ていて良かったと思う。

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    2020年07月27日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    朝井リョウ、飛鳥井千沙、越谷オサム、坂木司、徳永圭、似鳥鶏、三上延、吉川トリコという8人の作家が、それぞれ「部屋に住む」ということをテーマに綴ったアンソロジー。

    それぞれの作家性というか、クリエイターの個性あふれる物語で非常に面白かった。

    「住む」ってのは衣食住のひとつを占めるとてもとても大事なマテリアルだし、更に異性とどんな形であれ一緒にひとところに住む、ともなれば「物語」は自ずと生まれるわけで。

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    2020年07月13日
  • 難事件カフェ

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    【収録作品】第1話 喪服の女王陛下のために/第2話 スフレの時間が教えてくれる/第3話 星空と死者と桃のタルト/第4話 最後は、甘い解決を
     軽妙な設定と語り口の割に、真相はほろ苦い。

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    2020年07月11日
  • 難事件カフェ

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    ネタバレ

    兄弟キャラを全面に押してくる割にはイマイチ印象が薄い。なんなら、脇役の直ちゃんの方が個性的でちょっと裏がありそうで興味をそそる。
    あまり抑揚のない物語展開で正直装丁に煽られたなぁという感じです。
    が、ひとつこころに響いたのは的場さんの言葉。加害者が言い訳するチャンスをもらえ、許されるチャンスをもらえるのかってところ。同じように感じていたからこそその部分にはとても同意できた。

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    2020年07月08日
  • 七丁目まで空が象色

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    『動物園シリーズ』第五弾。桃本ら楓ヶ丘動物園メンバーたちが別の動物園に研修に行く。そこでは桃本の従弟である誠一郎が働いており久々の再会に喜んでいたら、飼育していた象が脱走。殺させることなく何とか動物園に戻せないかと奮闘する。
    象はどこに行こうとしているのか、何か目的があるのか。結局それは実際には起こりえないことなのかもしれないが、興味深く読んだ。

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    2020年06月30日
  • シャーロック・ホームズの十字架

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     名探偵がいるから殺人事件が起こる。そして名探偵が動き回ることで、死者が増えている。もしも世界から名探偵が消えたなら、どれだけの人が死なずに済むのだろうか。
    (P.320)

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    2020年06月30日
  • 育休刑事

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    ミステリ的にはさらりと読めるし、この夫婦についても最初から予想はつくのだけど、男性目線の育児の大変さや男性が育児することへの偏見とかバイアスとか、そういう話の方が面白かったです。

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    2020年06月20日
  • 難事件カフェ2~焙煎推理~

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    改題したんですね!(後書きの通り1巻もかいそうになった)

    今回も面白かった・・・ナイス連作。
    幕間がどうなることか思ってはらはらしましたが。
    あとコーヒーがケーキがおいしそう。

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    2020年06月06日
  • 彼女の色に届くまで

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    ネタバレ

    絵画を題材にしたミステリは珍しいと思って手に取った次第。

    ですが、アートを題材にしたことがあまり活かされてる感がなく「普通のミステリ」という印象が強いかも。

    また、真犯人についてはおぼろげながら予想はついていたので、そこに驚きを感じられなかったことも今一つのめり込めなかった要因かもしれません。

    加えて、段落の少ない文章が「重たい」印象を与えている気がしていて、読むのに結構な労力がかかった感があります。

    キャラは個性的で尖がってて、そこはライトで面白かったので、文体ももう少し軽めの方が読みやすかったんじゃないかなぁ、と思っちゃいました。

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    2020年06月04日
  • 難事件カフェ2~焙煎推理~

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    シリーズ2作目。
    タイトルから分かるとおり、カフェが舞台の作品なので日常ゆるふわ系の謎を店員さんが解き明かす系かと思われるかも知れませんがこれはそうじゃない。一作目同様、ガッツリ殺人事件を解いてく話です。
    3つのお話が入った連作短篇集になりますが、3つめの「焙煎推理」が、良かった。コーヒーにしかけられた謎からの展開っぷりが面白かったですね。

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    2020年05月26日
  • 難事件カフェ

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    ネタバレ

    最初から最後まで理不尽な気持ちが付きまとう。最初は退職が受理されていない事の理不尽さ。それからは事件にまつわるいろいろな出来事だとか。莉子は急に仲間みたいに出演し始めたから違和感あるなぁと思ってたけどまさかそこまでやる?って感じ。空き家になった葛西宅、さすがに普通だったらそのまま出て行きはしないんじゃない?というのは読んでて感じた違和感。

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    2020年05月22日
  • 彼女の色に届くまで

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    パウル・クレーやルネ・マグリット、ジャクソン・ポロックのカラー口絵に惹かれて購入。画家になりたい画廊の息子緑川礼と、「持っている」側の千坂桜の、高校生~社会人にかけて遭遇した美術がらみの事件の物語。
    推理の過程はちょっとわかりづらいけど、安定の雑学?満載で、後書きまで笑わせてくれた。

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    2020年05月20日
  • 100億人のヨリコさん

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    最初は京大の吉田寮を彷彿される時代に取り残された学生寮を舞台に個性的な面々の生活をおかしく描写する物語だと思いながら読んでいたのに、途中から急激にぶっ飛んだホラーに変わってきて驚いた。
    普通なら嫌悪感を感じても仕方がないエグいシーンが連続するのに、不思議と普通に楽しく読めてしまうのは似鳥氏のほのぼのした筆力のなせる技ですね。

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    2020年05月13日