似鳥鶏のレビュー一覧

  • 一○一教室

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    私は似鳥鶏氏の作品はこれまで、楓ヶ丘動物園シリーズしか読んでいなかったので、こんなテイストのものも書くんだな、と少し驚いた。

    最近の事例なども取り込んでアップデートを試みてはいるが、扱っているテーマ自体は何ら新しいものではなく、どちらかといえば類型的ですらある。
    だからこそ、なぜ今出版するのかという意義を示す上では、表題になっている"一〇一教室"の意味合いも含め、あと一段か二段はストーリーを深化させる必要があったように思う。

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    2016年12月11日
  • 一○一教室

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    カリスマ教育者・松田美昭が作った全寮制一貫校・恭心学園。高い進学実績、ひきこもりや反抗も治ると話題の学園で健康な男子高校生が突然死んだ――。新生・似鳥鶏渾身のダークサスペンス!

    読み切るのがしんどかった。暴行、いじめ、体罰、洗脳のシーンが恐ろしく丁寧でかなりHPを削られた。玄関までたどり着けたから良かったけど、下手したら不審者が生徒を暴行していて、それを捕まえるために全員で捜索してましたって言ってしまえば通ってしまったのではないかと思うと本当に学校の中で何が行われているのかを明らかにするのは難しいんだなと。運が良いというか都合が良いというか、そんなラストではあったけれど、希望あるラストで良か

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    2016年12月11日
  • ダチョウは軽車両に該当します

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    まあ、読みやすく、動物と製薬会社という物語でサスペンスを盛り上げていて、なかなか面白かったです。
    社会派的な目を持っている人ですね。

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    2016年12月07日
  • 一○一教室

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    ネタバレ

     スパルタ教育で有名になった私立の全寮制の学園。「学校」という密室のなかで、軍隊よりもひどい「教育」を受け、洗脳されていく生徒たち。そして事件…… 病死したことにされた生徒の死に不審を抱いたいとこたちが学園を調べ始める。
     告発までの流れはうまくいきすぎているが、主眼はそこにはない。有形無形の暴力による洗脳教育の恐ろしさ。そこに子どもを預ける「共犯者」たる親たちのエゴイズム。逃げ場のない子どもたちの絶望。そして喝采する第三者たち。
     知性ではなく力に頼ることの恐怖がここにある。それを是とする人がいるという事実。昨今の風潮を思うと、現実とかぶる。告発しようとする人たち、彼らに協力する人たちの良識

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    2016年11月26日
  • 一○一教室

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    うーん。正解のない世界。
    だからこそテーマとしては深いし、飽きない構成でぐいぐい読ませてくれました。

    しかしこれは体罰否定の極論でしょう。

    現在の「体罰」という言葉の持つ意味を考えると、それはもう肯定される要素を一切含まない行為なんだと思う。だから「体罰」は肯定されるべきではない。

    でも、やっぱり言ってわからない子どもというのもいる。よく言って聞かせれば最後にはわかってくれるというのは幻想でしかないと思う。

    散々暴れた挙げ句、他の児童に怪我を負わせる恐れがある行為に及んでいる児童がいる。
    制止するために限界まで声をかけ続けた上で危険だと判断して腕を掴んだベテランの教員が「体罰だろーが!

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    2016年11月26日
  • 一○一教室

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    これまでの似鳥鶏さんのお話とかなり違う印象がある。こういう話も書くのか…。どんな問題児も100%更生すると噂される全寮制の高校の話。読んでいて辛くなるけれど、分厚さが気にならないくらいどんどん読んだ。最後まで読んで、救いがあるのかないのか、よく分からなくなってしまった。
    2016/11/22

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    2016年11月23日
  • 迫りくる自分

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    ネタバレ

    ごく普通のサラリーマンが自分に非常に似た男と出会い、身に覚えのない罪を着せられ逃げ回るという話の流れ。ハリウッド映画ばりのアクションを主人公がしたり、立ち寄る先々で警察に追われたりとどこかで見たような話の設定だが、文章を読んでいてハラハラドキドキさせる展開は良い。あと、協力者の朴さんの宇宙人キャラも憎めない。脇が甘いような気もするけどお話的には面白かったです。

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    2016年11月15日
  • シャーロック・ホームズの不均衡

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    名探偵の遺伝子を持つ者はビジネス分野においても課題解決のための天才的能力を発揮するため、世界各国の経済界が血眼になって確保を争う、というアメリカ映画やアニメのような舞台設定。
    天才を確保するためには殺人を含め犯罪を厭わないため、下手をすれはバイオレンスな作品になりかねないところを、似鳥氏特有のほのぼのタッチのおかげで何故か緩い雰囲気が漂っている。
    賛否両論ありそうですが、息抜きに読むにはいいと思います。

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    2016年11月06日
  • 戦力外捜査官 姫デカ・海月千波

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    頼りない天然系美少女と見せかけて実は切れ者警部+お付きの「やれやれ」系部下というテンプレ設定とありがちなストーリー。可もなく不可もなくとしか評価しようがない…
    しかし、カモフラージュなのかもしれないが、自力ではできないことまで後先考えずに無理してやろうとするのは、よく言えばがんばり屋だが、傍迷惑では。賢いはずなのに、なぜ苦手なことも人に任せないのか?そんな主人公つまらんかもしれんが。
    刑事部長のさわやか腹黒さがよい。

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    2016年11月03日
  • 迫りくる自分

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    身に覚えのない罪で警察に追われる主人公が、この先どうなるのだろうとハラハラする一方で、きっと何とかなるのだろう(お話しだし、)と思って読みました。実際何とかなるのですが、やっぱり、という予定調和でもあります。物語の最後で、何が起こるかわからない、と自らを戒める主人公の言葉もあまり響かず…。もう少し期待を裏切ってほしかった気もします。

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    2016年09月24日
  • 家庭用事件

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    ネタバレ

    この本一番の謎、これはいつからの構想なんだろう。
    テーマも軽くはなく、短編1個では表せない内容かと思った。
    本当に不思議に思える事件を、主人公たちがあっさり解いていく辺り、全体的に良い日常ミステリでした。

    この作者の本全般でそうですが、後書きは正直興ざめです笑

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    2016年09月13日
  • 戦力外捜査官 姫デカ・海月千波

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    タイトルと表紙の印象とは異なり、けっこうな大事件が起きます。
    まぁ、現実離れした話ではあるのですが。(^^;
    警察ものと言うよりは探偵ものって感じですね。
    もう少し、組織内での軋轢とかしっかり描かれていれば、警察ものらしくなった気もしますが。
    ノリはよいのですが、似ている設定の話は多そう。
    事件の方で差別化するシリーズになるのでしょうか、さて。

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    2016年09月05日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

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    短編連作に見せかけた長編ものな下巻。結構意外性のある展開でさいごのほうはおお!となりました。
    葉山くんにも春が来そうな来なさそうな…。

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    2016年09月03日
  • さよならの次にくる〈卒業式編〉

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    1巻目が無くてこの巻から読んだ。そのせいでキャラをつかむのに時間がかかったけど中々面白かった。主人公の葉山くんはワトソンポジだけど、探偵役にギリギリまで頼らず自分で努力をしてて好感。まぁそのおかげで探偵役の伊神先輩はほとんど安楽椅子探偵だけど。
    とりあえず続きと1巻目を読みたい。

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    2016年09月03日
  • 昨日まで不思議の校舎

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    ネタバレ

    ドンデン返しもありえたけれど、著者はその手の手垢のついた驚きを選ばなかった。その姿勢は好もしい。葉山君の葛藤も勇気もよい。

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    2016年09月01日
  • まもなく電車が出現します

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    【収録作品】まもなく電車が出現します/シチュー皿の底は並行宇宙に繋がるか?/頭上の惨劇にご注意ください/嫁と竜のどちらをとるか?/今日から彼氏

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    2016年09月01日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

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    【収録作品】ハムスターの騎士/断章/ミッションS/断章/春の日の不審な彼女/And I'd give the world/よろしく 

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    2016年08月31日
  • さよならの次にくる〈卒業式編〉

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    【収録作品】あの日の蜘蛛男/断章/中村コンプレックス/断章/猫に与えるべからず/断章/卒業したらもういない

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    2016年08月31日
  • シャーロック・ホームズの不均衡

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    私財、人脈、プライベートをかけて日夜ひっそり世の中のために戦うお金持ち!素晴らしいです!多少性格に難があってもどってことありません!
    経費でゴルフはもちろん、ご家族の誕生会やらお孫ちゃんの雛人形やらを賄ってるような社長サンは見習えば良いと思います。

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    2016年08月17日
  • シャーロック・ホームズの不均衡

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    名探偵の遺伝子を持つ者が争奪される世界で、兄妹を取り巻く事件たち。あえて密室を作ろうとしているのが、本当にクイズみたい。
    2016/8/5

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    2017年03月07日