似鳥鶏のレビュー一覧
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ネタバレスパルタ教育を行う高校の話。
体罰が常習化し、軍隊並みに規制をされている生徒たち。
そういった学校に入れたいと思う親に対する警鐘を鳴らす作品。
柔道部の練習中に死亡した従弟の死について調べていくうちにその学園の特異性がだんだんと明らかになっていく。
物語は主に「現在その学校に通う生徒」「従弟の死の真相を解明しようとする青年」「学園長へのインタビュー」の三つの視点により展開していく。
体罰により苦しむ生徒の視点は本当に息苦しい。青年が早くこの少年たちを助けてくれないか祈るようにしてページを読んでいた。合間合間に学園長の「体罰というのは悪いものではない。成長に必要なものだ」というインタビューが入 -
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文化祭の準備に慌ただしい校内に、ある日突然天使が現れた……。ペンギンのような不思議な天使のイラストが描かれた紙が部室に大量に貼られていたのだ。しかも、化学準備室に侵入者が。果たして文化祭は無事に開催できるのか……?
葉山くんめっちゃがんばってた。カナちゃんの前の葉山くんはすごい先輩してたし、とてもよかった。カナちゃんの猪突猛進ぷりはちょっと苦手な類だけど……。トリック的には半分は分かってたけど半分は気がつかなくて途中までもやもやしながら読んでたのでラストですっきり出来てよかった。相変わらず謎も動機もむりやり作り出した感はあるけど、文化祭の青春ぽさとか柳瀬さんがまともなこととか、キャラクターた -
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所有者不明の部室の領有権争いに巻き込まれた葉山くん。しかしどうやら片方には別の思惑があるようで……?(『まもなく電車が出現します』)
ミノと調理実習の謎と、何者かに植木鉢を落とされそうになる葉山くんと、プラモの値段で喧嘩した夫婦の話と、葉山くんに彼女が出来る話。
冬に出る〜とさよならの次〜の間をつなぎつつ次につながる短編集。だんだん伊神さんみたいになってく葉山くんは微笑ましいけど、要するにこのシリーズは柳瀬さんというヒロインを好きにならないと楽しめないんだということがわかった。トリックも凝りに凝っているわりに謎が小粒というか、解きたい!って気持ちにならないのがなあ……あと私は完全に彼女寄りの -
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この物語はミステリーであると同時に、直人・七海二人が生きていくうえでの存在意義を問う物語でもある。
惨殺された両親。遺された兄妹。
児童養護施設に入れられ、しゃべることも出来ず、思いを伝える術を持たない妹。
その妹を守るのは自分の役目。
そう想い続けてきた直人にとって、自覚のない自身の深層心理を言い当てられ、晒されるのは辛いことだったに違いない。
だが、妹・七海の思いを知り、彼女の強い意志を確認した以上、その思いを受け入れることしか直人には出来ない。
直人の性格が多少うざったく、立ち回りの不味さに苛つく場面もある。
だが、設定年齢を考えればそれも不自然ではない。
本格推理が苦手な人にも楽しめる -
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触れたら焼け爛れる酸性の湖に立てられた十字架に磔にされた死体(長)ですって…………………
何それめっちゃ読むしかない٩(๑❛ᴗ❛๑)۶←←←
私の好みをズバリ突いてくるような劇場型不可能犯罪シーンが冒頭から出て来て、非常にエキサイトしながら読み進めました。
が。
結論:オープニングがクライマックスだった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶←←←
前作となるシリーズ第一弾を読んでいないので何とも言えませんが、この作品は「シリーズの主役目線」よりも「巻き込まれた被害者候補の目線」で展開させた方が面白いんじゃないかなってことを、本作に収められた三作を読んで強く感じました。
なので、割と被 -
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シリーズ2作目。短編3編収録。『ホームズ遺伝子』という設定により、ミステリでよくある名探偵が周囲を気にせず事件にまっしぐらになるような奇行に説明をつけてくる辺り面白いですな。
同じく遺伝子保有者を狙う『機関』と、保有者の奪い合いを同時進行で行っているため、毎度発生する殺人事件の謎を解くだけでなく、機関との知恵比べや、敵の戦闘員とのアクションなど盛り込んできており、謎解き+エンタメな感じがぷんぷんです。これをごちゃついた感じと印象を受けるのか、サービス満載と捉えるのか。私は後者で楽しめましたが。
『強酸性湖で泳ぐ』がシチュエーション等楽しめて良かったですね。(事件当事者の視点だったので事件発生ま -
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カリスマ教育者・松田美昭が作った全寮制一貫校・恭心学園。高い進学実績、ひきこもりや反抗も治ると話題の学園で健康な男子高校生が突然死んだ――。新生・似鳥鶏渾身のダークサスペンス!
読み切るのがしんどかった。暴行、いじめ、体罰、洗脳のシーンが恐ろしく丁寧でかなりHPを削られた。玄関までたどり着けたから良かったけど、下手したら不審者が生徒を暴行していて、それを捕まえるために全員で捜索してましたって言ってしまえば通ってしまったのではないかと思うと本当に学校の中で何が行われているのかを明らかにするのは難しいんだなと。運が良いというか都合が良いというか、そんなラストではあったけれど、希望あるラストで良か -
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ネタバレスパルタ教育で有名になった私立の全寮制の学園。「学校」という密室のなかで、軍隊よりもひどい「教育」を受け、洗脳されていく生徒たち。そして事件…… 病死したことにされた生徒の死に不審を抱いたいとこたちが学園を調べ始める。
告発までの流れはうまくいきすぎているが、主眼はそこにはない。有形無形の暴力による洗脳教育の恐ろしさ。そこに子どもを預ける「共犯者」たる親たちのエゴイズム。逃げ場のない子どもたちの絶望。そして喝采する第三者たち。
知性ではなく力に頼ることの恐怖がここにある。それを是とする人がいるという事実。昨今の風潮を思うと、現実とかぶる。告発しようとする人たち、彼らに協力する人たちの良識