堂場瞬一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「 あいつにとって、マラソンは一人で走るジョギング みたいなものじゃないかと思うんです。ジョギングは一人でも楽しめますよね。他人を気にせず、自分のペースで走るのが楽だろうし、楽しいんだと思います。マラソンも、究極の形はそれじゃないでしょうか。他人の存在が問題になるのは、順位に関係してくるからです。もしもタイムだけが問題なら、敵はむしろ 自分ですよね」
「 時間は作るもんだ。時間がないなんて言ってるのは、無能な証拠だね。仕事ができない人間ほど、残業するものだし」
夢は見ているだけの方がいい。夢のために努力するなど馬鹿げている。夢ではなく、目標を持つべきだ。
解説 麻木久仁子さん→例えが上手 -
Posted by ブクログ
時代は1996年、平成の世である。
バブル崩壊、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災と、立て続けに信じられないことが起こり、2000年問題とノストラダムスの予言が現実味を増してきたころのこと。
そんなことで、文中でも、“ポケベル、ケイタイ”“ワープロ、Windows95”と、前作より今に近い生活感が描かれている。
ただ、第二部の物語自体は少しスケールが……まあ○○サーガと名のつきそうな三部作の二番目は、スターウォーズ初期三部作だって盛り下がったし(そのかわりキャラで盛り上がったけど)
ラスト付近で第三部への期待が描かれて、続けて読む興味をなくすほどでは無いかも。 -
Posted by ブクログ
ラグビー小説。日本人としてはじめてオールブラックスメンバー入りした早見剛大。かつて日本でプレイしていた仲間とワールドカップで対戦する。
うーん。見どころが今一つよくわからない。早見の過去の話も「どうして彼が日本でなくニュージーランドオールブラックスを目標としたのか?」とか「かつてのチームメイトとの確執が」とかいろいろありそうでこれといってなかった。ただただラグビーという競技についてのあれこれが多かったかな。自分もラグビー嫌いじゃないのでそれはそれで興味深かったけども、小説としての面白みみたいなものとはまたちょっと違ったような。
そもそも早見の一切会見をしないという徹底したスタイルの意味もこ -
Posted by ブクログ
つい最近、堂場瞬一さんの他の本を読んだので、堂場さんといえば刑事ものだろー!と思って読んだ本。
わたしは警察だったことはないんだけど、リアルゥと思った。
新米刑事の村上くんと、勝手ばかりしている『やばい』刑事影山の変わった形のバディもの。ある事件を解決するまでの本筋はもちろん、新米だった村上くんの成長物語のような気もして、村上頑張れ‥と、最後はいろんな意味でドキドキ見守ってしまった。
あと、彼ら話の中でいろんなご飯屋さんに行くんだけど
どこのお店もことごとくうまそうで、
「あれ?私今ご飯小説読んでるっけ?」と勘違いするほど。
チキンカツカレーが食べたかった〜!
1番好きだったのは、先輩で -
Posted by ブクログ
伊豆大島に左遷されていた敏腕刑事の神谷警部補。突然、雲の上の本庁刑事部長からの連絡で神奈川県警へ。左遷の理由がわからず、シリーズものかと、ずっとモヤモヤしながら読んでいたが、半分過ぎた頃にやっと明かされる。
最近も酷い事件を起こした神奈川県警だったが、この作品でも文句無しのクズ県警を晒している。
この神奈川県警の事件を再調査するために、全国から集められた訳ありの刑事達。そして、それを統率するのが頼りない管理官。チームがバラバラになったのに、最後は一致団結。チーム内での恋愛も。なんか都合良く纏めたような気がする。
事件の方は、これまた真犯人に到達するのだが、警察組織による隠蔽に次ぐ隠蔽と、警察を -
Posted by ブクログ
ネタバレ「だけど、山城 以外に走れる人間は」
「1人いますよ」
いきなり聞こえた 第三者の声。ドアが開き 門脇が 監督室の中を覗き込んできた。
「僕が走りましょうか?」
「準備はしてたから」
「俺、裏方をやるって言ったよな」
「裏方 ってそういう意味か?」
「ああ」 照れたように言って、門脇 が含み笑いを漏らした。「当然だろう、チーム なんだから」
「そうか」胸の中に温かなものが流れ出すのを感じた。
自分のためだけに走る。それは決して間違いではないが、それでできることには限りがある。誰かのためを思って走る時、人は一段 強い存在になれるのだ。
今のお前に必要なのはそういう気持ちじゃないのか?今の