シリーズ3作目です。今回は相棒の愛美や醍醐と一緒に酒を飲んでたら、
突然愛美がバックファイヤーで飛ばされて脳震盪を負うところから始まります。
そこから物語はノンストップで進んでいく、かなり面白い作品でした。
でも、失踪者の藤島は、作者そのものなのかな?です。
これ以上書くとネタバレになってしまいますので、このヘンで…。
主人公の高城はもうかなりリハビリも済んで、まさに敏腕刑事です。
その相棒役の愛美も、希望通りの敏腕刑事として充分にやっていけるのかな?というかんじです。
それなのに、何故まだ失踪課にいるのか?っていうところがやや謎ですね。
それに室長の真弓も、その上昇志向のわりに、まだ今の地位のまま、っていうところも、なんとなくシリーズを続けようとして続けているっていうかんじがしてしまいます。それがシリーズだと言ってしまえばそれまでなのですが、鳴沢シリーズのように、一回一回、その状況が変化していくってところもあっていいのかな?と思ってしまいます。
それとも『太陽にほえろ』みたいに、同じ状況で違う事件を次々に片づけていくっていうパターンを狙いたいのかな?とも思いますが、せっかく小説なので、ある程度、『時間』ってモノを見せて欲しいなぁとも思ってしまうのでした。
主要な登場人物に作家を持ってくるっていうのは、結構しんどいことだと思います。
そこに自分の心とかが出てしまうと思うのですが、どうなんでしょうか?
これだけの作品を描くっていうのは、絶対好きじゃないと描けないと思うのですが…。
まぁそこらへんを想像してみるっていうのが読者の特権なのかな?と思います。
とにかく、やっぱり安心して楽しめるシリーズだっていうのは間違いありませんね。
堂場舜一作品はストックしてありますので、まだ楽しめます。
結構多作な作家さんでもありますので…。
よかった、よかった。