堂場瞬一のレビュー一覧
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出だしが暇を持て余す刑事が本庁から緊急呼び出しを受けて、所轄以外の警察署へ出向になるとか謎だらけですごい惹きつけられた。主人公の過去や誰が何の目的で呼びつけたのか分からず、知りたい欲求を上手くくすぐってくる。
呼び出された内容はすぐわかるのだけど、何の目的で誰が集めたのかはまだ謎のまま進むし、寄せ集めのチームが歯車が噛み合わないまま仕事をするのもなんだか面白い。
主人公のハードボイルドさがまたよい。今時のヘビースモーカーならではの、肩身の狭さが感じさせられてくたびれ感がよい。
ヒロインとちょっといい感じになったり、時に挑発に乗せられて激昂したりとやや昭和感が見え隠れするけど、刑事小説ではそこま -
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海岸で発見された女性の変死体からストーリーは展開する。汐灘シリーズは今回も暗いムードだ。政治絡みの小説はドロドロしていて好きだったりするけど、自殺か殺人かという話に絡むとまあ何と、と想像通りの展開となっていく。
シリーズ1作目は20年後の時代に映す人間の生業みたいなところもあったが、今回初めてどっぷりと昭和で地方ローカル。
結末はやはりそうなのかからの裏切り、策略、抗争、保身などなど。後味の悪さもこの小説の魅了といえばそうだ。断絶というタイトルは断ち切ることのできないものに囚われた人と、断ち切らねばならないと強い思いを持った人たちのせめぎ合いというところか。
シリーズ最終戦に挑む前に少し時間を -
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ドラマを見て興味を持って初めて警察小説を読む。
先にドラマを見たせいで俳優さんの顔が浮かんだ状態で読み進めたので、途中からはドラマを見ずに先に本を読み終えた。
役職や肩書きの知識がないままで読んでいたので、力関係が今ひとつ理解できていないが、あくまでも「能力はあるのにうまく活かせていない若者を導く」というテーマもあり、思ったより読みやすかった。
登場人物の人物像について、もう少しイメージが膨らむような描写があるといいなと感じてしまった。特に木崎という人間の言葉がまるでなかったのが個人的に残念。
読み終えた後、ドラマの第二部を見たが話が全然変わっていたので、ドラマならではのストーリーとして今後 -
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経験者の知識・体験に基づくラグビーの本質・深淵を汲んだ上での小説なので、特に細部の描写が素晴らしく、ラグビーのシーンは目に浮かぶような素晴らしさ。だが、ストーリ自体が結構安易で、主人公の早見の魅力のなさは致命的。周辺人物の魅力がたっぷり健在している分、余計に色褪せる。こんな人物がオールブラックスに仲間入りできるとは思えず。また何故最後までマスコミを遠ざけるかの真意が全くわからず、プロスポーツが見世物であることが理解できれば、マスコミコメントは必要不可欠な義務であるはず。ここに拘った背景が理解できない。細部が優れているだけに非常に勿体無い。。
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警視庁犯罪被害者支援課シリーズから、警視庁総合支援課シリーズへ。
その第1弾。
警視庁の中で改組があり、それにより前シリーズの村野は総務係へ異動。
総合支援課には、加害者家族という過去を持つ柿谷晶が捜査一課より異動となった。
総合支援課になってからは、被害者家族だけではなく、加害者家族の支援も行うということで、範囲は広くなる。
今回の事件は高校生同士の殺人事件が起こり、晶はその加害者側の家族(加害者の父と弟)を担当することになる。
晶は元捜査一課ということもあり、とにかく突っ走り過ぎだと、回りに疎ましく思われること多々有。
なんでも首を突っ込みたがる。
とにかく危なっかしい感じ。
ただ、それを