堂場瞬一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ3作目です。今回は相棒の愛美や醍醐と一緒に酒を飲んでたら、
突然愛美がバックファイヤーで飛ばされて脳震盪を負うところから始まります。
そこから物語はノンストップで進んでいく、かなり面白い作品でした。
でも、失踪者の藤島は、作者そのものなのかな?です。
これ以上書くとネタバレになってしまいますので、このヘンで…。
主人公の高城はもうかなりリハビリも済んで、まさに敏腕刑事です。
その相棒役の愛美も、希望通りの敏腕刑事として充分にやっていけるのかな?というかんじです。
それなのに、何故まだ失踪課にいるのか?っていうところがやや謎ですね。
それに室長の真弓も、その上昇志向のわりに、まだ今の地位のまま、っていうところも、なんとなくシリーズを続けようとして続けているっていうかんじがしてしまいます。それがシリーズだと言ってしまえばそれまでなのですが、鳴沢シリーズのように、一回一回、その状況が変化していくってところもあっていいのかな?と思ってしまいます。
それとも『太陽にほえろ』みたいに、同じ状況で違う事件を次々に片づけていくっていうパターンを狙いたいのかな?とも思いますが、せっかく小説なので、ある程度、『時間』ってモノを見せて欲しいなぁとも思ってしまうのでした。
主要な登場人物に作家を持ってくるっていうのは、結構しんどいことだと思います。
そこに自分の心とかが出てしまうと思うのですが、どうなんでしょうか?
これだけの作品を描くっていうのは、絶対好きじゃないと描けないと思うのですが…。
まぁそこらへんを想像してみるっていうのが読者の特権なのかな?と思います。
とにかく、やっぱり安心して楽しめるシリーズだっていうのは間違いありませんね。
堂場舜一作品はストックしてありますので、まだ楽しめます。
結構多作な作家さんでもありますので…。
よかった、よかった。 -
Posted by ブクログ
震災で大変なことになっておりますが、相変わらずガンガン読んでおります。
震災後電車が通るようになりましたが、本日は特に大停電の可能性があったため、通勤難民になりたくないから早く帰宅しようとしたら、いつもは電車に乗る時間が一時間くらいなのに、本日は二時間くらいかかってしまったので、余計読む時間が長くなってしまうのです。
本は好きなのですが、早くこんな状態から回復して、通常の生活に戻って欲しいものです。
まぁこのような不便は不便なのですが、本も読めない被災地の方々のことを考えると、この程度の不便は問題ないのですが…。
被災地も本当に問題ですし、原発も問題です。早く解決して欲しいものです…。
で、『神の領域』。
面白かったです。相変わらずスカッとしないラストではありますが、これはこれで堂場舜一の個性です。
まぁこの人の得意技の刑事物とスポーツ物を融合した作品なので、面白くないわけありません。
箱根駅伝で挫折を味わった主人公が、やはり長距離は大好きなのですが、挫折からは立ち直れない。挫折から立ち直ろうとするきっかけを作った元同級生の超一流ランナーとのからみは、よかったです。
事件を取り巻く人間模様。
かなりよかったです。
シリーズ物が好きなこの作者。
この作品はまだシリーズ化されてないようなかんじなのですが、早く次回作が読みたいなぁ、なのでした。