堂場瞬一のレビュー一覧
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まず、雪国特有の重暗い雰囲気をよく表現しているなと思った。
周りの音も雪に染み入り、人通りも少なく、空には灰色の雲が重なっている。人間関係も心做しかよそよそしく閉鎖的で、どことなく嫌な感じ。そんな雪国の田舎の情景が目に浮かんだ。
主人公の鳴沢了はキザ、かっこつけ、そして天邪鬼な昭和の男で、主人公なのに全然感情移入できず新鮮で面白かった。
見たくないものを見なくて済むように、考えたくないことを考えなくて済むように、仕事に打ち込んでいた鳴沢。しかしながらそんな警察の仕事と信頼していた祖父、そして父に裏切られ、彼は今後どうなっていくのか大変心配である。
検察側の罪人、容疑者Xの献身と同様に、
暴 -
Posted by ブクログ
定年まで10年となったベテラン刑事・岩倉(ガンさん)が主人公の警察小説。
本作では、女子大生殺人事件の容疑者・田岡が裁判で無罪となり、ガンさんは田岡の”見守り”を命じられる。一方で、その女子大生の恋人だった男・光山が殺される事件が発生。2つの事件の繋がりと真相を明らかにするミステリー。
前回登場したバディの新人女性刑事は今作では登場せず、アラフォーの刑事・川嶋が初登場。川嶋には何か裏がありそうな様子で、真相は次作に持ち越しか?光山の殺人事件では捜査一課の若手刑事・花田とペアを組む。
緻密な捜査の状況が事細かく描かれていて、特段華やかな展開はない。終始淡々としていて地味といえば地味な小説なのだが