あらすじ
低迷に喘ぐかつての名門球団〈スターズ〉は、副都心・新宿の新球場で開幕を迎えた。
そびえ立つ高層ビルと一体化した異形のスタジアムは、観客増を目論むメジャーリーグ好きオーナーのアイデアを満載。
だが、狭くて変則的な構造は選手に不評で、監督・樋口は采配に苦慮、フロントとの軋轢も生じる。
しかしシーズン後半、投打が徐々に噛み合って、チームは優勝争いに絡んでいく――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1年以上寝かせてたけど、新球場オープンの年に読むべき一冊よね。まぁ新宿の真ん中と北広島といろいろ違うけども。
キャラは他作と共通だったりして「小笠原と新庄か?」とか勝手に当てはめてたキャラがまるで違う引退後の人生歩んでたりそれもおもしろい。
オーナーと監督の間でコウモリみたいに振る舞ってたGMがここ一番で見せた漢気、イケメンやわー(笑)。あと、力はあるけど精神的にちょっとモノ足りないエース有原、いや、あの頃の有原やん。今や彼はもう…
Posted by ブクログ
スターズを舞台にした作品の一つの到達点的な作品で、焔の沢崎、ラストダンスの樋口、20の有原と言った過去作の主人公が集結。所々過去作との矛盾してないか?と疑いたくなる箇所はあるが、全体的には面白い。ただ、端的に何とこの作品を表現すれば良いかに悩む。
Posted by ブクログ
選手としての実績は1軍半、5年ぶりにスターズの監督に出戻った・樋口。
金は出さずに、口は出す、大リーグかぶれのIT系企業社長の40歳のオーナー・沖。
大リーグかぶれのオーナーの意向が盛り込まれた、周囲に高層ビルがそびえ立つ形状で『ザ・ウォール』の異名をとる『スターズ・パーク』。施設やサービスの魅力で観客増を目論む…
金儲けのために、お気に入りの選手を使えって、介入してくるオーナー、それはないよなー。
シーズン中に選手と会食したり…
選手にノルマを課して、ダメならトレードとか…
でも選手を見る目は全然なし…
最後はKOカクテルで、寝ててくれて、よかった。ナイス、GM。
オーナーの現場介入にも負けず、身の丈にあった堅実な采配が実を結んで、よかった。
やっぱり野球は勝たないとね、オーナー。
箱だけではリピーターは来ないよ、オーナー。
Posted by ブクログ
野球。
野球を監督、コーチ、選手、ファン、施工会社、オーナーにど色々な視点から描かれたもの。
野球が好きなら楽しめる?のかな?
さらーっと読めました。