堂場瞬一のレビュー一覧
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様々な罪を犯した人々を描く
短編12編
印象に残ったのは
〈褒められた男〉
無差別殺人を起こした男が、初めて人に
褒められる
〈ある後悔〉
一族で爪弾きだった借金取りの男を
殺した男。生き続ける限り、自分の罪は
消えることはない
〈暗い復讐〉
重い‥
戦後、こういうことが実際あったのでは?
考えさせる内容だった
〈連鎖反応〉
煽り運転の話
怖い‥昨今の煽り運転、きっかけは
こんな感じではないのだろうか
結末が‥‥
〈推さない〉
アイドルの推し活をする娘と母との
対立。他に方法はなかったのか、
ラストが救いようがない
〈消えない目〉
罪を犯した者は、たとえ法で裁かれなくても
罪は消えることなく -
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ネタバレ1つの出来事を複数の人の視点で、ほぼ同時に読み進めるのは物語を深く味わえるし、おもしろいと思った。映画でいう「バンテージポイント」を思い出させる内容だった。
特に人物たちの心の声(モノローグ)を中心に描いているので、人の心情を楽しめて、野球に興味がある人にはたまらない内容だと思う。特に序盤、最終盤はページをめくる手が止まらなかった。しかし、中盤が長すぎて、逆にモノローグの多さが、スピード感を損なう要因になっていて、少し飽きてしまうところは、正直あった。のめり込み度を形で表すと「つららのような形」になるのかな?
でも、一度手に取る価値はあると思う。 -
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セレブの被害者とセレブの加害者、双方と事件を追う警察をつなぐのは人呼んで『セレブ刑事』。セレブの事情と警察の事情が入り乱れ、事件が事件を連れてくる警察小説。
主人公はこの度一人きりの部署『警視庁特別対策捜査係』の構成員である男性刑事。警視総監直下の彼の肩書は、通称『セレブ担当』。主な仕事は『交通整理』。自身もセレブ出身で、けれどセレブ街道からは外れて刑事をしている彼は、経験と知識から『セレブ』と呼ばれる方々の感覚や扱い方を理解している。得てしてトラブルになりやすい現場の警察官と事件に巻き込まれたセレブたちの間に入り、円滑に捜査が進むようにクッション役になるのが役割だ。今回立ち上げたばかり -
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16年務めた現職県知事・安川が引退表明。彼が後継に指名する予定だった副知事が選挙告示前に急死し、後継者選びは混迷を極める。 そんな中、地元出身の元オリンピックメダリスト・中司涼子が突然、無所属での出馬を表明し、一気に有力候補に躍り出る。現知事派の思惑、地元新聞記者や地元フィクサーの暗躍、そして利権を争う人々の思惑が交錯し、「地方の王様」を決める熾烈な選挙戦が繰り広げれられ、結果は思わぬ方向へ。。。特徴は、選挙告示前に焦点をあて、誰か一人に焦点を絞るのではなく、選挙に絡む関係者たちの動きを綿密に描き切った点かな。筆者お得意の警察小説と異なり、迫真の選挙政治作品として一級品の切れ味かと。出馬を検討
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サーガとは歴史や偉人に纏わる一大叙事詩とか散文的物語群だそうだけど、このシリーズは北関東らしい地方都市を舞台にしたという共通点で結んだ警察小説というところ。最初の文庫本が出たのが13年前、新装版を出すってどうなのか、というのが、一連の小説を読んできて思うところだけど、その答えは第三弾上巻でもわからない。
20年前の一家殺人事件、今回起こった殺人事件にはとても似通った状況がある。昔の事件の被害者の家族、犯人の家族、警察や地域の関係者など。バラバラのような出来事を繋いでいく、繋がっていくという前半のストーリー。
自分にとってはこの事件の繋がりよりも新装版の成り立ちを見つけたいという気持ちで最終章の -
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総合支援課シリーズ第2弾。
今回は幼い2歳の子供が殺されるという事件。
容疑者として内縁の夫が取り調べを受けているが、罪は認めておらず、黙秘を続けている。
子供を失った母親の夏海は虚脱状態で、支援を申し出ている晶にも全く心を開こうとしない。
そんな状態の中、夏海の母親にも連絡を取るが絶縁状態で、全く埒が明かない。
誰か夏海の力になれる人を探そうとするが、子供の父親が誰かも言おうとしない。
しかし、父親の件は徐々に明らかになっていくが…
支援の難しさが、晶を追い詰めていく。
気の強さが、更に拍車をかけている気もするが…
弁護士の上岡との関係もまだまだ微妙。
2025.12.12