堂場瞬一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
かつての先輩記者から託された30年前の暗号メモの謎を暴くために古山は、取材を始める。
古山の恋人・本郷響(元キャリアの警察官僚であり、今は顔出ししない作家)も巻き込まれながらも隠された政治的取引の過去に辿り着く。
誰かが声を上げなければ闇に葬り去られてしまう事件。
それも事件として処理されてなければ全くわからないわけで…
それも30年前という…みんなの記憶も薄れている年月にあったこと。
だが、おかしいと気づいていた人はいる。
警察じゃなく、新聞記者が暴いたことも納得できたのは、警察庁官僚の謎の死から始まったことかもしれない。
GWの合間に3日かけて読んだために面白味が欠けたと思う。
-
Posted by ブクログ
大手食品企業の広報・三上は、勤め先が所有するプロ野球球団パイレーツの球団広報への赴任を命じられる。パイレーツにかつて所属しメジャー移籍していたベテラン石岡が日本球界へ復帰していた。石岡の専属広報を命じられる三上。しかし石岡は頑なにマスコミ対応を拒み、メディアと石岡との板挟みに三上は追い込まれる。
選手間でも孤立する石岡が言葉を交わす数少ない一人がパイレーツに所属する若手外国人ジャスティスだった。あくまでマイペース、自分の成績だけを追求しているように見える石岡が、試合終了後にジャスティスの打撃練習に深夜まで付き合う様子を目にした三上は、二人の知られざる関係を探ろうとしていた。石岡残留という本社特命を帯びて石岡やジャスティスと向き合う三上。優勝争いが佳境を迎えるシーズン最終盤、石岡残留を三上は勝ち取れるのか…。
スポーツ小説というよりも、球団広報が主人公の小説でした。親会社の球団幹部や球団内の編成と広報の関係、選手と広報、そしてメディアと広報などの関係がうまくストーリーに落とし込まれていました。巻末に著者とDeNAの現役広報の方との対談が収録されています。新聞や雑誌だけではなく、SNSや配信など多くのチャンネルが存在する今の球団広報の仕事の現場の実情が紹介されていて、こちらも興味深ったです。 -
Posted by ブクログ
追跡係シリーズ14作目。
他のシリーズが10作ぐらいで終わる中、なかなか終わらないシリーズ。
そんな追跡係にも再編の波が…
そんな再編の波が迫ったある日、八王子で5年間も被害者がいて、迷宮入りしている事件を西川と沖田の追跡係が関わることになった。
痛いは顔を潰され、指紋も残されていないが、同じ時期に行方不明になっていた男性が借りたレンタカーだけが残っていた。
行方不明の男性を発見し、周辺を洗っているうちに、コロナ禍で働いていたロマンス詐欺が発覚する。
詐欺の立件は大変だが、さすが堂場作品。その辺は簡単に自白。
手の込んだ詐欺グループのバスが、捕まる時はあっけなさ過ぎ。
広敷を大きく広げ過ぎて、間会社が端からちょこまか丸めてるイメージがする終わり方。
ま、これで、追跡係のこれからが変わるのであれば、楽しみにしよう。
そして、いつものことながら、一言。
高血圧、高血圧ってうるさい!
高血圧ぐらいで大騒ぎしている会社、本当にあるか、知ってるか?食事の蘊蓄でもうるさいのに、今度は他人の健康をネタにしてるのは、不愉快過ぎる!