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一九五二年、サンフランシスコ講和条約発効直前。東京都内の駐在所が爆破された。死者は二名。ひとりは駐在巡査、もうひとりの身元は不明。
刑事の高峰は、共産党過激派の関与を睨むが、秘密主義の公安から情報が流れず、捜査は難航する。高峰は、親友で公安に所属する海老沢に協力を仰ぎ、共同戦線を張って真相に近づこうとする。
だが、あくまで個人への犯罪として捜査する「捜査一課」に対し、事件を利用し過激派の瓦解を目論む「公安一課」という相反する立場が、ふたりの関係に影を落とす。
時代の乱れが、警察という「組織」の矛盾を生み出していく。
戦後警察の光と闇を炙り出す一大叙事詩、待望の第二幕!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2022年07月20日
「日本の警察」シリーズ第2弾。
刑事警察と公安警察という警察の二つの顔を、高峰と海老沢の二人の主人公を介して浮き彫りにする。
時は、占領下から脱し日本が独立国として歩み始めた
昭和27年。駐在所が爆破され、過激派の関与も疑われ、捜査一課の高峰たちの前に、公安が立ちはだかる。
高峰は、友人で公安の海老...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月21日
一節一節で一呼吸しないと息が詰まる作品
交番爆破事件
爆破犯は革命軍
その革命軍は公安の思惑によって動かされていたのか
殺人事件の解決を目的とした捜査と
革命軍の抑制を目的とした捜査の両面から
描かれていて事件全体の裏が立体的に浮かぶ
だが、はっきりとした描写が無いので
多分こうだろう。という終...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月21日
【325冊目】「荒野の刑事」に続く、警察大河小説の2作目。
筆者の堂場瞬一は元々読売新聞の記者で、今は古巣の依頼も受けて小説の書き方講座みたいなこともしているらしいです。それに関連したインタビューが先日読売新聞の夕刊に載っていました。曰く、ミステリーにおいて新たなトリックや意外な犯人を描くのはも...続きを読む
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