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富む日本、惑う警察。
この国は、守る価値があるのか――。
1970年。大阪万博を控え、高度経済成長で沸き立つ日本。捜査一課と公安一課を対立させたある事件以降、袂を分かった刑事の高峰と公安の海老沢は、それぞれ理事官に出世し、国と市民を守ってきた。だが、かつてふたりの親友だった週刊誌編集長の息子の自殺をきっかけに、再び互いの線が交わっていく。単なる自殺と思われたが、独自に調べを進めるうち、日本全土を揺るがすスキャンダルの存在が、徐々に明るみに出る。尊重すべきは国家なのか、それとも名もなき個人なのか。「警察の正義」を巡り、苦悩してきた高峰と海老沢の答えは――。
戦後警察の光と闇を炙り出す一大叙事詩、待望の第三幕!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2022年08月18日
「日本の警察」シリーズ第3弾。
舞台は70年安保の昭和45年。当時の世相のあれこれが綴られ、一定の読者には懐かしさとともに、セピア色の記憶が蘇ることだろう。
それぞれの「正義」観の違いから袂を分かっていた高峰と海老沢。定年間近になった彼らが、友人の息子の自殺の原因を探るべく、18年ぶりに手を組む。
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Posted by ブクログ 2022年06月27日
時間が経とうと解決しない問題を抱えたまま
友、小島の息子の自殺の真相を突き止めるために
動き始める高峰と海老沢
2作目、動乱の刑事の終わり方はあれで良かったんだと思えた
自殺の理由は
汚職に関わったという自責、汚職を隠蔽するための自殺教祖によるもの
希望を抱いて飛び込んだ少年に待っていたのが汚い大...続きを読む
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