堂場瞬一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
犯罪被害者支援課シリーズ8作目にして、今年に入ってから続いていたコラボシリーズの第3弾。
今回は追跡捜査課の沖田とのコラボ。
東新宿で起きた通り魔事件。
男性一人が重傷を負い、村野は彼を担当することに。
しかし、その男性は追跡捜査課の沖田が8年前に起きた未解決の強盗殺人の関係者として、追っていた男性だったことから、村野と沖田は衝突する。
被害者として守りたい村野と、事件の関係者として話をしたい沖田は最初は衝突するものも、通り魔事件の特捜の動きが強引なことから、協力して、事件の真実に迫るうちに、どんどん不都合な過去の真実が明るみになる。
一方、常に村野と協力関係だった元恋人の愛は新たな医療技術を求めて、アメリカで手術を受けることに。
支援課内でも、不穏な雰囲気を感じていた村野には、愛の件も含めて、新たな転機が迫っていた。
このコラボシリーズ。
軸となるシリーズより、コラボしている方がたくさん出て来るので、沖田の話もあり、大友の出番も多く、そして支援課や村野の転機、これを通り魔事件と8年前の未解決事件を含めて書いているので、何を主軸で書きたいのか、イマイチ理解出来ない。
支援課がこれで一旦終わるようなので、いろいろ書きたかったんだろうが、最近この風呂敷を広げ過ぎて、事件の動機がかき消されてしまうパターンが多い気がする。
SNSの普及で、当初描いてきた「被害者支援」だけではどうにもならなくなり、新シリーズに突入するのだろうが、まとめるならば、シリーズ単独で終わって欲しかった。
今回の被害者がずっと面会謝絶で、本来の村野の良さもあまり描かれておらず、ちょっと残念。
しかも、もうすでに新シリーズが発売されていたのには、ちょっとがっかり…少しは溜めてもいいのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
堂場作品コラボシリーズ第2弾と言うことで、今回は「ラストライン」主軸に犯罪被害者支援課の村野とコラボした内容。
「ラストライン」の主人公・岩倉の自分勝手さが嫌いで、1作で読むのを止めたが、今年に入って、他の作品とコラボしたことで、間の2作目、3作目を急いで読んだが、シリーズの始まりで、捜査一課から所轄に異動したばかりなのに、3作目で少し「大田南署にも飽きた」みたいな件があり、今作で見事に立川中央署に異動していたのが、びっくり。
異動して、すぐに管内で10年前に失踪した女子高生の白骨化した遺体が発見される。
当時から素行が悪く、なかなか犯人の目途が立たない中、発見された女子高生の遺族のフォローとして、支援課の村野が登場し、どちらかというと村野主体で事件が動いていくような印象が強い。
10年も行方不明だったこともあり、失踪課の高城の登場シーンも多く、別に「ラストライン」で出さなくても…というのが正直な感想。
立川は名物が少ないのか、食事の蘊蓄が大幅に減ったのは良かった。でも、岩倉の思考の件で「~のだが…」の多用はプロの作家さんが書くのには、かなり抵抗がある。
事件自体は、普通に読んでいれば、中盤で犯人は明らかになる。無用に引っ張った感も否めない。
他のシリーズの主人公がかなり登場するので、それを楽しむと言う意味で、評価は甘め。
次作はいよいよ支援課と追跡捜査係のコラボ。
どうか、ここに岩倉がしゃしゃり出ませんように…