堂場瞬一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
スィーツが大好きな私ですが、たまにはイカフライも食べたい…ということで、かなり文章も登場人物も男臭い本を読んでみることにしました。
かなり厚い本だったけど、予想以上に早いペースで読めて、自分でもびっくりしました。
24時間、事件のことを考えている主人公で、かなり重い雰囲気の本ですが、事件の目撃者として再会した中学の初恋の人との場面もあり、その進展を気にかけつつ、読み進めることができました。親子3代にわたって刑事、そしてとても尊敬する祖父が絡む50年以上前の冤罪事件…結局それを公表するのかどうかははっきりしなかったし、主人公鳴沢了がこれからどういう生き方をするのか
わかりませんが、10作続いているそうなので、また機会があれば、続きを読んでみたいと思います。
作者はラグビーをしていて、新聞社勤務だったようで、
主人公がラグビー経験者だったり、出入りの新聞記者がちょっとユニークだったり、その辺は実経験からきてる文章なのかな〜と思いました。 -
Posted by ブクログ
ページ数はかなり多めだが、どんどん読み進められる面白さがあるので、サクッと読める
この作者の癖なのか、会話か連続で続くことが多い上に、1人が2回話したりするから、最初かなり読みづらかった
ただ、不思議なもので読み進めるうちに慣れていった
あんなに前振りしまくったナノマシン技術は特に登場せず、引っ張りまくった主人公の過去のやらかしも弱かったし、超天才設定の美咲の頭脳は会話以外に全く発揮されず…
ログインパスワードを閃きで突破するのはかなり無茶な設定じゃないかなぁ
別作品の鳴沢了と小野寺冴の登場もファンには嬉しいんだろけど、初見の人は「ん?」ってなるだけ
特に鳴沢了は無理矢理出した感が否めない
全体的に、肩透かしを食らった感じかな
ぐいぐい読み進められるだけにちょっと残念
コードってタイトルやデザイン的に暗号解読な頭脳戦みたいなのを勝手に期待してしまってのも残念な要因だったので、そこはすみません…
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
作品紹介原文
豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。渋谷中央署の刑事・筒井は、被害者の娘・美咲と署へ向かう道中、何者かに襲われる。だが、警察上層部から圧力がかかり、襲撃事件は揉み消されてしまう。孤立無援となった筒井は、探偵の小野寺冴とともに調査を始める。警察内部の「事情」、襲撃者の目的は―。
-
Posted by ブクログ
堂場瞬一さんの初めて読んだ作品。
一家心中を図った父親によって殺された母と妹、生き残った主人公と弟。
「殺人犯の息子」として周りからの厳しい当たりに耐えて成長した20年後の兄弟は、進んだ道が正反対だった。一見、真っ当な道を進んでいるように見える兄も心の闇は深い。
主人公の父親に対する恨みや弟に対する負い目、弟の兄に対する嫉妬…第3者が言うほど家族の縁は簡単には切れないし、それぞれの想いがある。
兄弟の成長過程を通して、人の成長において環境や良い影響を与えてくれる人の存在の大切さを改めて感じた。
物語自体はこじれることなくスムーズに進んでいくので読みやすいが、個人的には最後がモヤっとした終わり方だった。
でも読み手次第で兄弟の今後について様々考えられるので、そうゆう意味では思考(想像)が広がる終わり方だとも思う。 -
Posted by ブクログ
もともと、著者の小説には他のシリーズの主人公たちが顔を出すことが度々あったが、それを売りにした今回のコラボシリーズ第3弾。
通り魔事件が発生し、被害者支援課が出向く。
被害者の一人は、8年前の事件の容疑者で、追跡捜査係の沖田が追っていた。
意識不明の容疑者から事情聴取したい沖田と、被害者を守ろうとする村野。
時には対立するが、刑事課に復帰している大友鉄も加わり、事件の解明に当たり、3者そろい踏みとなる。
しかし、意識不明の被害者=容疑者を巡ってだらだらと続き、ダメージ気味の村野とともに454頁も費やす必要があるのだろうか。
題名にもなっている「チェンジ」の出来事を記す最終の数頁が肝で、それまでの頁は単なる前振りに思えてしまう。
このシリーズ、女性刑事が主人公のシーズン2が始まるようで、期待してもいいだろうか。