堂場瞬一のレビュー一覧
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「検証捜査」から続くシリーズ。
多分、この「凍結捜査」で「検証捜査」のメンバー全員が主役となったので、これで完結するはず。
今作の主役は唯一の女性だった凛。札幌の本部から函館中央署に異動になり、その冬、大沼公園で後頭部を2発、拳銃で撃たれた遺体が見つかる。その被害者が札幌時代に凛が手掛けた暴行事件の加害者であったことから、凛は捜査本部とは別に捜査にのめり込んでいく。
思うように、捜査が進まないまま、約半年後。今度は神谷のいる都内で同じような射殺体が見つかる。
この被害者こそが、暴行事件の被害者であり、函館の事件後、行方不明になっていた女性であることから、事件が複雑に絡み合っていく。
北海道が舞 -
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日本開催のラグビーワールドカップがかなり盛り上がりを見せ、巷では「にわかファン」なんて言葉も流行り、
とにかく注目されたラグビー。
私もその「にわかファン」の1人です。
作者のスポーツ小説は何冊か読んだ事あり。
大学ラグビーを舞台にした話なのだが、OBやら伝統やら
やたらとしがらみが多くて面倒そう。
紳士のスポーツ、男性らしい情熱的なスポーツと言われているけれど、それ故に粘着質な部分が見えてしまうと
そのギャップに少しげんなりとしてしまう。
しかし新監督である七瀬が最後まで貫き通した
「試合は選手のもの」という言葉の本当の意味が、ラストの試合で実現し、思わず胸が熱くなった。 -
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日本人で初めてオリンピックに出場したうちのひとりであり、3度のオリンピックに出場し、箱根駅伝の創始者でもある金栗四三(かなくりしそう)の走る姿だけを抽出して綴られた物語。
2019年の大河ドラマ「いだてん」第一部の主人公であったので、ドラマを思い出しながら読んだ。
マラソンは孤独だ。しかも毎回変わるコースは市街地が多いためスポーツに適しているとは限らない。何よりも暑さと湿度が大敵なのだと分かる。
2020年の東京オリンピックも決定した際、湿度の高い東京の夏でやることを懸念されてきた。そして開催1年を切った段階でマラソンと競歩は札幌での開催に変更となった。
正直オリンピックの最後を飾る花形競 -
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刑事課に異動したばかりの若手刑事が初の殺人事件に挑む。被害者のたった1人の肉親である14歳の娘が留学先のアメリカから帰国した瞬間から何者かに狙われる。それは複数回に及ぶが、警察は積極的に保護しようとしない。
主人公の刑事は彼女の身柄の安全を保ちつつ、独自に事件の真相を明らかにしていくが、政治家や外交問題までにも影響を及ぼす事件であることがわかる。
14歳の少女の天才的な頭脳や突如現れた協力者などに救われるなど、幸運が幸運を呼んで一件落着という感じ。まぁ、それが小説なのだが。
ちなみに主人公と14歳の少女は、バビロンの秘文字にも協力者として登場している。 -
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主人公は世界の紛争地を飛び回る若いカメラマン。
ストックホルムに赴任中の恋人に呼ばれ赴くが、再会した翌日に彼女の職場が爆破され、彼女が現場から逃走するのを目撃する。
彼女の行方を追うにつれ、故郷を失ったある民族たちの国家再建の動きに巻き込まれ、命を狙われたりする。その騒動の中心となるものがバビロン文書という古代遺跡から発掘された粘土板。それを手に入れて解読しようと様々な人たちが関わり、主人公もまた、それを解読することが恋人に再会できるきっかけとなると信じ、自ら渦中へ飛び込んでいく。
上巻はとにかく追う追われるに終始し、街中でのカーチェイスなどが繰り広げられ、古代遺跡とか文書の謎解きなどは出てこ