【感想・ネタバレ】異境のレビュー

あらすじ

一匹狼の記者と孤立した女性刑事のコンビ!

一匹狼の新聞記者甲斐明人と孤立した女性刑事浅羽翔子が追う謎の失踪事件-。
本社社会部を追われた甲斐は横浜支局に着任早々、失踪した後輩の行方を追うことに。スクープをつかんでいたらしい彼の足跡を辿るうちに警察内部の腐敗した実情と謎の外国人犯罪集団の存在に行き着く。そして、その二つは繋がっていた……。
情報の鍵を握っているのは県警内で孤立している女性刑事翔子。
「俺は君の正義感を信じたい」「組織の人間としてじゃなくて君個人の正義感。正しいと思ったことをやるべきだと思う」
立場は違うが思いは同じ二人の孤独な戦いが始まった……。
ベストセラー作家・堂場瞬一が描く渾身の一冊。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『異境』 の文庫版となります。

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Posted by ブクログ

一気に読み切ってしまった…なんだかね、堂場瞬一さんの描く人物って、「ちょっと不器用な男」ほど人を惹きつける何かを持っているような気がするのでした。不器用という言葉で括るのは正確じゃないかもしれないけれど、「要領よく世渡りするタイプ」は堂場瞬一さんの作品にはあまり登場しないか脇役か、または「嫌な奴」として描かれているんじゃないだろうか?

僕の勝手な思い込みかもしれない。でも結局僕は堂場瞬一さんの描く「ちょっと不器用な男」の物語が気に入っているのかもしれないなぁ、と、このお話を読み終わって思ったのでした。

甲斐昭人、設楽真琴の新聞記者コンビ(?)、神奈川県警の女性刑事・浅羽祥子の活躍を他の作品でも読めたらいいなと思います。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

今回の作品は警察絡みで神奈川県警関係です。どうも堂場さんの作品を読み過ぎたのか神奈川県警は悪の巣窟的存在が目立ちます。私自身 良い印象は有りません。只 この作品の終わり方だと同じ内容で警視庁主体の小説が出来る感じはがします。

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2022年12月14日

Posted by ブクログ

堂場氏には珍しい新聞記者が主役の事件もの。
主役の職業が珍しいだけで、内容は警察ものと同様に事件捜査における人間関係、矜持、組織の壁など。
面白かったのでシリーズ化されないかな。

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2017年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新聞記者の甲斐は、社会部長とけんかした挙句、本社社会部から横浜支局へと飛ばされてしまう。支局では、ろくな仕事を与えれられず、選挙関係の情報収集を行っていた。
そんな中、支局の若手記者、二階と出会う。ちょっと生意気な二階だが、秘密主義で一匹狼。どこか会と似ているところがある。
しかし、二階は取材をすっぽかし失踪してしまう。尻拭いをすることになるが、失踪の原因がわからない。一人二階の行方を追うことになる。家の中も荒らされ、警察に届けるが警察が捜査を一切していないことを女性刑事の祥子から聞かされる。
なぜ捜査をしない?翔子は味方なのか?
翔子を疑いながらも調べていくうちに、二階はスクープをつかみ、一人で調べているうちにトラブルにあっていたことが分かってくる。
警察内部の腐敗した実態と謎の外国人犯罪集団との癒着がわかってくる。

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2016年04月22日

Posted by ブクログ

一体新人記者はどこに消えたのか?
先が知りたくてどんどん読み進めたが、最後は意外とあっさりしてた感じかな。

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2014年07月04日

Posted by ブクログ

題名の「異境」とは、ヤードのことだったのか。
行方不明になった、男あるいは女を、主人公が、様々な妨害を撥ね退け、障害を乗り越え、探し求める…。ハードボイルドのひとつのパターンではあるが、堂場瞬一のこの作品は、主人公に、左遷された新聞記者を据えたところに新味があるといえようか。近づいてきた女刑事は、敵か味方か、その相克に躊躇いながらも、ともに敵地へ、・・・そして終焉に。
このコンビは、シリーズ化されてもいいかも。

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2014年06月20日

Posted by ブクログ

飛ばされた先で、若手社員が行方不明。探すのは都落ちの甲斐さん。分からないことだらけの中から少しずつ見えてくるものがある。その全貌は……

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2014年06月01日

Posted by ブクログ

主人公新聞記者の同僚が行方不明になった。
事件か事故か本人の意志による失踪か・・・・なお話。

舞台は横浜エリア、神奈川県警が登場。
作者からの神奈川県警に対する叱咤激励満載な一冊。

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

東京本社から横浜支局へと飛ばされた中堅新聞記者が、不可解な失踪を遂げた若手記者の行方を探り、その先の真相に迫る。実際に汚職事件を起こした過去を持つ神奈川県警への不信感や、新聞記者と警察とのやりとりが元新聞社で働いていたという著者によりリアルに描かれている。

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2020年08月26日

Posted by ブクログ

堂場瞬一に外れなし…なんとか更新。
アタリだっ!、とテンション上がるという程でもなかったし、違和感が残る点もいくつかあるけれど、やっぱりグイグイ引き込まれた。


能力はあれども本流から弾かれた記者と、その同期の女。

確執は消えないままな、残念な上司。

自分を慕い古巣から助けてくれる後輩。

警上部に人脈を持つ女性刑事、純情派(笑)。

……シリーズ化に適した要素が盛り沢山なのだが、続編もあるのかしら???


★3つ、7ポイント半。
2015.12.13.古。


……あれだけ頑張って探した後輩記者の行方は・・・やるせない感が否めず。

……二度しか会ったことのない彼に、主人公があれだけ入れ込むのは…?と、少々違和感。

……“実は横浜支社の上層部も癒着に加担”なわけではなかったのに捜索に非協力的だった同僚たち……二階くんの嫌われっぷりが、やはり違和感(笑)。

……“二階”って人名が読みにくかった(笑)。ついつい“2F”の二階のイントネーションで黙読してしまうという。

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2015年12月15日

Posted by ブクログ

一匹狼の新聞記者甲斐昭人と女性刑事浅羽翔子が追う謎の失踪事件―。本社社会部から追われた甲斐は横浜支局に着任早々、失踪した後輩の行方を追うことになった。スクープを掴んでいたらしい彼の足跡を辿るうちに、警察内部の腐敗した実情と謎の外国人犯罪集団の存在に行き着く。そしてその二つは繋がっていた…。情報の鍵を握っているのは、潔癖さゆえ県警内で孤立している女性刑事翔子。「組織の人間としてじゃなくて君個人の正義感。正しいと思ったことをやるべきだと思う」手がかりはブラジル国花のピアス。巨大な組織を相手に二人の孤独な戦いが始まる… というのがあらすじ。

基本的には、新聞記者中心の物語。突然現れた人物が実は・・・というあたりがやや見え見えなのが残念。でも最近読み続けている堂場作品の中では、比較的良かった方だと思う。

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2014年10月18日

Posted by ブクログ

えーと、アウトローなかんじの支局に飛ばされたベテラン記者と、意地っ張りなかんじの若手美人刑事が、コンビ的なかんじで事件を解明する、と。

またシリーズ化するんかな?

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2014年06月09日

Posted by ブクログ

行方不明の同僚を探して、事件の真相を明らかにしていく腕はいいけど、上に取り入るのがダメな新聞記者の話

最後まで飽きずに読めた

この人の作品は途中まではぐんぐん入っていくけど最後はなんだかなぁ?っていうのが多いけど

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2014年05月22日

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