団鬼六のレビュー一覧

  • 美少年
    BL漫画。団鬼六さん原作「美少年」の漫画化されたもの。
    久しぶりに購入したBL漫画だったのですがアタリでした。これは面白い!!独特の色香が漂う素晴らしい作品です。一途に主人公を思う菊雄の姿は実に美しく、切なかったです。BL好きさんも嫌いさんも、これは是非読んで欲しい。
  • 美少年
    BOYS LOVEは真剣に読んだことがあまりないのですが、これは初めて真剣に読みました。

    菊雄が美しくて悲しい。

    「私」もすごくサディスティックというかなんというかヘタレというか・・・。でも素敵。
    わたしが好きなのは菊雄と「私」の最後のキッスのシーン。

    エロスって恐ろしい。
    これはB LOVE...続きを読む
  • きみはぼくのもの 第一巻 女流作家と美少年

    面白そう

    お試しだったからめちゃめちゃ良いところで終わっちゃったけど二人がどんな出会い方をしてどんなふうに話が展開されていくのか楽しみ
  • きみはぼくのもの 第一巻 女流作家と美少年
    凄みを感じるほどの絵の美しさが話の内容によく合っているのが良かったです。森田老人の嗜好とか欲求は女性の立場からするとおぞましいですが。
  • きみはぼくのもの 第二巻 秘密の契約
    この作家先生の心の動きがとても丁寧に描かれているところが良かったです。老人と映画監督はすごく胡散臭いけど。
  • 真剣師 小池重明

    藤井君とは違う昭和の天才

    久しぶりに読み返した。藤井聡太君と同じ愛知県出身であることに気づいた。もし小池さんが生き返って藤井君やAIと対局したらどんな感想を持つだろう。その対局を先生はどう表現しただろう。
  • 真剣師 小池重明

    「真剣師」

    新宿の殺し屋と謳われた真剣師小池重明を取り扱った本書。
    とことんダメ人間だが、強く惹き寄せられる不思議な男の物語。
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014
  • 真剣師 小池重明
    あまりにも将棋が強く、将棋以外がダメすぎた男小池重明。
    「将棋の鬼」とまで評される強さで並み居るアマプロ強豪をなぎ倒していく対局録は痛快ながら、対照的にさっぱり上向かず放蕩に沈んでいく人生はもの悲しく思える。
    しかし、品行方正に将棋の才能を生かし切る人生が小池重明にあり得たのかと言うと、それも無かっ...続きを読む
  • 真剣師 小池重明
    「小池は終生、放浪癖を抜けなかった天衣無縫の人間だった。女に狂い、酒に溺れた荒唐無稽な人生を送った人間だった。〜 とにかく、面白い奴だった。そして、凄い奴だった。」

    と、ここまで団鬼六に言わせる小池重明。こういう人が存在していた事が時代だなと思うが、こういう人に生きる隙間がある時代はまだ世の中が清...続きを読む
  • 快楽なくして何が人生
    父親が自称相場師で、
    本人は将棋好きの文筆家。
    SM小説等がヒットした。

    破天荒で非常識にも写る生き方だが、
    真面目に堅く生きがちな人には正反対の
    価値観に触れることによって視野が広がる
    のではないだろうか。

    不謹慎で不道徳だが、当たり前に洗脳されてないが故にそこに真理もある。
  • 真剣師 小池重明
    おもしろい人の人生だけど、三十一番勝負の方を読んでいたので、二度目という感じ。
     もっと小池将棋についての評論が読みたかった。
  • 美少年
    菊雄の美しさ、女らしさ、芯の強さ、弱さ儚さ。。
    小野塚さんの絵柄がしっくり伝えてると思う。

    「私」が堕ちて来ないことが不満であり、静かで寂しい結末が満足であり、複雑な気持ちになる。
    でも、総じて好き!
  • 美少年
    初めての団鬼六。
    前に映画版「花と蛇」を見て、それからずっと気になってた人。

    官能表現が上手で、想像が容易に出来るし、何より文章が綺麗。
    そして、残酷。

    簡単に中の短編をまとめると
    不貞の季節:NTR、緊縛
    美少年:女形、ホモ、NTR、緊縛、強姦
    妖花:ポルノ女優伝
  • 美少年

    美少年

    なんてゆうか引き込まれる
    小説は読んだことないけど、漫画だからかな?わかりやすく読めた
    菊雄の女性らしさ
    言葉の使い方、行動など腹をくくったときの気迫や覚悟がほんとうにこれぞ日本女性と言わんばかりで
    作中の山田の菊雄に対するセリフに同意してしまう。
  • 檸檬夫人
    約20年振りの団鬼六作品。
    以前読んだモノはもっと、官能然としていたと思う(残念ながら、どの作品を読んだか記憶にない)。
    性倒錯、SMの巨匠……という一面だけでは評価できない。繊細さやわびさびという「和」のテイストと、意外にも(?)嫉妬深い潜在的な脆さ、適度なユーモア感もあって、全体的に素晴らしい。...続きを読む
  • 檸檬夫人
    モーレツな官能小説(それもSM)を予想していたら、そうでもなかったです。こう言ってしまうと身も蓋もありませんが「懐古短編」かなと。その中には著者の赤裸裸な性生活や性癖などが紹介されてはいますが。また、作品?章?が進むほど、現在に近い話。性癖に関しては「倒錯」と思われる向きもあるのかもしれませんが、僕...続きを読む
  • 真剣師 小池重明
    昔は賭け将棋でメシを喰ってる「真剣師」ってのがいたわけだ。将棋の世界はプロとアマの実力格差がとてつもなく大きい。にも関わらず、この小池重明って真剣師はプロの棋士に連戦連勝し、当時の棋界を震撼させる。強い。そして凄い。で、こういう男にはありがちなんだけれど、一方で欠落している部分もまたどでかいわけだ。...続きを読む
  • 美少年
    表題作もいいが、「不貞の季節」が個人的には好み。
    エロも鬼六先生にかかれば、ここまで崇高なものに高められるのか。たまらん。
  • 快楽なくして何が人生
    半生記?人生記?どう言うんだろう?あ、自伝か。
    時系列的に前後するエピソードもありちょっと混乱するかも。
    しかし内容的には独自の考えを貫き通しており嫌悪感を持つ方もおられるだろうが「そういう人」と割り切れるならば、そして共感できる人であれば面白い。

    自分的には「女の源泉」という表記に感動したので4