団鬼六のレビュー一覧

  • 美少年

    Posted by ブクログ

    BL漫画。団鬼六さん原作「美少年」の漫画化されたもの。
    久しぶりに購入したBL漫画だったのですがアタリでした。これは面白い!!独特の色香が漂う素晴らしい作品です。一途に主人公を思う菊雄の姿は実に美しく、切なかったです。BL好きさんも嫌いさんも、これは是非読んで欲しい。

    0
    2009年10月04日
  • 美少年

    Posted by ブクログ

    BOYS LOVEは真剣に読んだことがあまりないのですが、これは初めて真剣に読みました。

    菊雄が美しくて悲しい。

    「私」もすごくサディスティックというかなんというかヘタレというか・・・。でも素敵。
    わたしが好きなのは菊雄と「私」の最後のキッスのシーン。

    エロスって恐ろしい。
    これはB LOVE(これでいいのか?)を毛嫌いしている人でも読んでほしいと思います。
    美しい世界観に浸れますよ。

    0
    2009年10月04日
  • 真剣師 小池重明

    Posted by ブクログ

    すごい天才がいたんだな。
    そんな事を感じさせられるノンフィクションでした。

    近年は将棋の強豪というと一昔前でも羽生さんや谷川さんのような一見優等生タイプが思い浮かぶが、やはり昔の天才というと今作の主人公である小池氏のような破滅型の人物が思い浮かぶ。

    ある種の才能を持つ人は、それ以外ではてんでダメ。でも周囲の人には愛される。

    小池氏もそのイメージ通りであったのだろう。しかし、その天才の将棋、見てみたかった。そして将棋界、世間の反応も見てみたかったな。
    そんな風にある意味ワクワクさせられる人物であり、やはりその行動に怒りをおぼえたかもしれない人物でもあったのだろう。
    当時の事を知る現役棋士の

    0
    2025年03月29日
  • きみはぼくのもの 第一巻 女流作家と美少年

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    面白そう

    お試しだったからめちゃめちゃ良いところで終わっちゃったけど二人がどんな出会い方をしてどんなふうに話が展開されていくのか楽しみ

    #胸キュン

    0
    2023年09月09日
  • きみはぼくのもの 第二巻 秘密の契約

    匿名

    購入済み

    この作家先生の心の動きがとても丁寧に描かれているところが良かったです。老人と映画監督はすごく胡散臭いけど。

    0
    2023年03月11日
  • きみはぼくのもの 第一巻 女流作家と美少年

    匿名

    購入済み

    凄みを感じるほどの絵の美しさが話の内容によく合っているのが良かったです。森田老人の嗜好とか欲求は女性の立場からするとおぞましいですが。

    0
    2023年03月11日
  • 真剣師 小池重明

    購入済み

    藤井君とは違う昭和の天才

    久しぶりに読み返した。藤井聡太君と同じ愛知県出身であることに気づいた。もし小池さんが生き返って藤井君やAIと対局したらどんな感想を持つだろう。その対局を先生はどう表現しただろう。

    0
    2021年02月28日
  • 真剣師 小池重明

    購入済み

    「真剣師」

    新宿の殺し屋と謳われた真剣師小池重明を取り扱った本書。
    とことんダメ人間だが、強く惹き寄せられる不思議な男の物語。

    0
    2021年02月25日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

    1
    2020年05月05日
  • 真剣師 小池重明

    Posted by ブクログ

    あまりにも将棋が強く、将棋以外がダメすぎた男小池重明。
    「将棋の鬼」とまで評される強さで並み居るアマプロ強豪をなぎ倒していく対局録は痛快ながら、対照的にさっぱり上向かず放蕩に沈んでいく人生はもの悲しく思える。
    しかし、品行方正に将棋の才能を生かし切る人生が小池重明にあり得たのかと言うと、それも無かったのではないか。
    団が結びに書き記した「人に嫌われ、人に好かれた人間だった」という一文が小池重明という男を評している。

    0
    2018年02月12日
  • 真剣師 小池重明

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「小池は終生、放浪癖を抜けなかった天衣無縫の人間だった。女に狂い、酒に溺れた荒唐無稽な人生を送った人間だった。〜 とにかく、面白い奴だった。そして、凄い奴だった。」

    と、ここまで団鬼六に言わせる小池重明。こういう人が存在していた事が時代だなと思うが、こういう人に生きる隙間がある時代はまだ世の中が清潔になりきっていない、生きやすい時代であったのでは無かろうかと思う。

    こんな人生がホントにあるのかと驚きとともに、この本は一気に読めてしまう。

    0
    2017年11月13日
  • 快楽なくして何が人生

    Posted by ブクログ

    父親が自称相場師で、
    本人は将棋好きの文筆家。
    SM小説等がヒットした。

    破天荒で非常識にも写る生き方だが、
    真面目に堅く生きがちな人には正反対の
    価値観に触れることによって視野が広がる
    のではないだろうか。

    不謹慎で不道徳だが、当たり前に洗脳されてないが故にそこに真理もある。

    0
    2016年07月18日
  • 真剣師 小池重明

    Posted by ブクログ

    おもしろい人の人生だけど、三十一番勝負の方を読んでいたので、二度目という感じ。
     もっと小池将棋についての評論が読みたかった。

    0
    2016年02月16日
  • 美少年

    Posted by ブクログ

    菊雄の美しさ、女らしさ、芯の強さ、弱さ儚さ。。
    小野塚さんの絵柄がしっくり伝えてると思う。

    「私」が堕ちて来ないことが不満であり、静かで寂しい結末が満足であり、複雑な気持ちになる。
    でも、総じて好き!

    0
    2015年07月04日
  • 美少年

    Posted by ブクログ

    初めての団鬼六。
    前に映画版「花と蛇」を見て、それからずっと気になってた人。

    官能表現が上手で、想像が容易に出来るし、何より文章が綺麗。
    そして、残酷。

    簡単に中の短編をまとめると
    不貞の季節:NTR、緊縛
    美少年:女形、ホモ、NTR、緊縛、強姦
    妖花:ポルノ女優伝

    0
    2015年02月04日
  • 美少年

    購入済み

    美少年

    なんてゆうか引き込まれる
    小説は読んだことないけど、漫画だからかな?わかりやすく読めた
    菊雄の女性らしさ
    言葉の使い方、行動など腹をくくったときの気迫や覚悟がほんとうにこれぞ日本女性と言わんばかりで
    作中の山田の菊雄に対するセリフに同意してしまう。

    0
    2015年01月30日
  • 檸檬夫人

    Posted by ブクログ

    約20年振りの団鬼六作品。
    以前読んだモノはもっと、官能然としていたと思う(残念ながら、どの作品を読んだか記憶にない)。
    性倒錯、SMの巨匠……という一面だけでは評価できない。繊細さやわびさびという「和」のテイストと、意外にも(?)嫉妬深い潜在的な脆さ、適度なユーモア感もあって、全体的に素晴らしい。
    もちろん、官能場面の表現の秀逸さは言うに及ばず。
    最終「大切腹」を除くと、時系列を追った私小節のようでもある。
    若い時分「檸檬夫人」とお手合わせ願いたかった……。

    0
    2014年12月15日
  • 檸檬夫人

    Posted by ブクログ

    モーレツな官能小説(それもSM)を予想していたら、そうでもなかったです。こう言ってしまうと身も蓋もありませんが「懐古短編」かなと。その中には著者の赤裸裸な性生活や性癖などが紹介されてはいますが。また、作品?章?が進むほど、現在に近い話。性癖に関しては「倒錯」と思われる向きもあるのかもしれませんが、僕が受けた印象は著者はただ「正直」なのではないかと。自分の気持ちに。欲望に。好奇心に。

    0
    2013年09月19日
  • 真剣師 小池重明

    Posted by ブクログ

    昔は賭け将棋でメシを喰ってる「真剣師」ってのがいたわけだ。将棋の世界はプロとアマの実力格差がとてつもなく大きい。にも関わらず、この小池重明って真剣師はプロの棋士に連戦連勝し、当時の棋界を震撼させる。強い。そして凄い。で、こういう男にはありがちなんだけれど、一方で欠落している部分もまたどでかいわけだ。借金はこしらえる。人妻と駆け落ちする。挙げ句の果てに詐欺騒動をやらかして、棋界からは永久追放されてしまう。そんな彼の「弱さ」を「強さ」とともに愛した団鬼六にしか書けない評伝。「買い」です。

    0
    2012年01月16日
  • 美少年

    Posted by ブクログ

    表題作もいいが、「不貞の季節」が個人的には好み。
    エロも鬼六先生にかかれば、ここまで崇高なものに高められるのか。たまらん。

    0
    2011年09月26日