団鬼六のレビュー一覧
-
ネタバレ
可愛らしい
将棋バカなところがある、可愛いおじさんです。
将棋ジャーナルなる雑誌も刊行して、結局廃刊になった、
くらいに将棋が好きなんでしょうが、羽生さんに駒落ちで勝ったところは
大変に可愛らしかったですね。
お好みで -
購入済み
上手いなぁ、ズルいなぁww…。
団鬼六先生の「博徒系」の小説は、明らかに主人公にモデルが居ますよね?
それが誰だか名前を云うほど野暮では有りませんが、オンタイムで読んでいない(後から読んだ世代)で有っても、モデルが分かってしまうとついついニヤけてしまいます。
それを思うと、オンタイム世代の方々は『○○○お□』等の映画を見たら「堪らないモノが有ったんだろうな」と、非常に羨ましく思います。上手いけど、ズルいなぁ~ww(←褒めてます)。
それから、団先生の小説は悪役連中が清々しい程w「スゴく悪いけど頭もキレる連中」なので、その辺りも読んでいて笑ってしまうぐらいの畳み掛ける嗜虐描写がより一層効果的に見えてきます。
映 -
購入済み
嗜虐美の極北・・・素晴らしい。
元本が出版された頃、まだ金の無い学生だった自分は、神田の大きな書店で足を痛くしながらww、最初から最後まで立ち読みしてしまった、そんな懐かしい思い出の作品です。
団鬼六と云えば『花と蛇』等が有名ですが、それほどの大作ではなくても素晴らしい作品を数々上梓しています。
「SM小説の大家」とまで呼ばれた著者ですが、読んでいただければ分かる通り、非常に時代設定や人物描写、官能描写に至るまで、大変に細やかな筆遣いを見せており、現代の凡百の「官能小説家」とは遥かに優れた作品群が多く、先達のこの描写力や徹底した嗜虐描写をほんの少しでも読んで、大いに学んで欲しいと思うこと暫しです。
最近は「ポリ -
Posted by ブクログ
ネタバレ将棋の棋士については関心がなかったのだけど、ロマン優光さんがコラムで幻冬舎アウトロー文庫について触れていた際に大好きな本として揚げていらっしゃり、随分前に買った。そうして読んでみると、本当にめちゃくちゃで最高に面白い。将棋の世界で圧倒的に強いのにアマチュアで、プロをどんどんなぎ倒していくのが痛快だ。しかし人生については下手ばかり打ち、袋小路に突き進んでいくのが凄い。将棋の腕前でいくらでもうまくやれただろうし、他の博打にさえ手を出さなければなどと思うのだが、しかしそこで下手を打つところがチャーミングで、応援したくなる。才能とは、幸福とは、など大いに感じさせられる。
-
Posted by ブクログ
団鬼六と言えばSMというイメージしかないのだが、趣味の将棋では89年から将棋ジャーナルのオーナーとして93年まで私財をはたいて発行を続けた。その団が6年ぶりに小説家として復帰したのが92年に亡くなった新宿の殺し屋こと真剣師の小池重明の懺悔録「流浪記」を基にした本作だった。余命1年と宣告された小池に懺悔録を書かせ将棋ジャーナルに連載したのもその団の仕掛けだった。団と小池の付き合いが始まったのが88年ごろで、冷静に見れば団はいいカモにされているのだが、破滅型の小池を見捨てきれなかったようだ。
中学生で将棋を覚えた小池は高校に入ると学校に行かずに将棋にのめり込む。ほぼ一年で三段になり中部日本学生将 -
Posted by ブクログ
ほんの20日ほど前、80年前の1931年4月16日滋賀県彦根市生まれの官能小説家、という30文字だけ用意して「今日の私の一冊」のレジュメは、放りっぱなしにしてありました。
その主な理由は、彼についてすぐに何かを書ける如何ほどのものも持ち合わせていない、ということでしたが、消さずにおいたのは、非力ながら何か書いてみたいという欲望が少しあったからでした。
6日に食道がんで亡くなって、まさしく巨星堕つという感じですが、ただし残念ながら実際のところ、私は彼の良い読者とはとてもいえなくて、恥ずかしながら全作品を読んでもいなければ、ましてやSMを心底信奉絶賛するその筋の正統派でもなく、読み始めたのも平