団鬼六のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった。
読んですぐレビューを書くべきだった。
母が購入した本だが、母は作者の若き日の出来事に受けて、爆笑していた。
私はむしろ、作者の晩年について興味深く読んだ。
特にこの本は、作者がこれまで雑誌などに執筆して来たエッセイを、少年期~青壮年期、中年~老年期と分けて、エッセイそのものも年代順に掲載しているのだが、さらにはエッセイのタイトルの下に、その当時の作者の年齢が書かれているのだ。
ネタばれには当たらないと思うので書く。
例えばこんな具合である。
第一話 ジャパニーズ・チェス・・・十三歳(昭和二十年)
第十五話 牛丼屋にて・・・六十二歳(平成五年)
といった具合である。
私が -
Posted by ブクログ
5月に亡くなられた団鬼六先生の追悼読書。追悼ならちゃんと SM 小説を読めという話はあるのだが、代表作である「花と蛇」は気楽に読むには長過ぎるし、一番のお気に入りである「鬼ゆり峠」にしてもまだ長過ぎる。結局、大学時代に読んで手元に置いてあった「真剣師 小池重明」を読み返すことにした。
圧倒的な強さでトップ・アマはもちろん数多くのプロ棋士を薙ぎ倒した真剣師の生涯を、その晩年を共にした団鬼六が緻密な筆で描く。幾度となく勝ち筋に入りながら、土壇場で一手バッタリの借金、逃亡、駆け落ちを繰り返す小池重明の人生は、その将棋とは裏腹にとうとう逆転の妙手を見つけることなく微か44年という短手数で幕を閉じた。
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