鈴木英治のレビュー一覧

  • 口入屋用心棒 : 1 逃げ水の坂

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    ネタバレ

    湯瀬直之進(ゆせなおのしん):28歳
    湯瀬直之進の江戸での暮らしが、今後どう展開していくのか楽しみだ。

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    2025年11月24日
  • 血の城

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    この作品は、短い周期で、語り手が入れ替わり、いろんな立場から、同じ場面が語られるのだけれど、それで、尚更、謎が深まる、ような、焦れったい感じで、話が進むのだけれど、謎が解け始めたとたんに、いきなり、目まぐるしい勢いで、話が展開して行く。なんか、凄い作品だった。

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    2025年11月20日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    扇谷上杉、北条氏を描いた富樫倫太郎「早雲の軍配者」の後に読んだ作品として最高だった。非常に混沌としていながら、戦国期の甲信越・関東の土台となった"古河公方"に纏わる連作短編アンソロジー。

    1.嘉吉の狐:古河公方初代成氏-唯一の生き残りの前半生。足利義政への恨みと関東公方としての覚悟、それとかの有名な嘉吉の変のリンクが自然で良い。
    2.清き流れの源へ:大人しい茶々丸というのが新鮮だったが、途中の豹変の過程が不明瞭で違和感。
    3.天の定め:北条に抗い続けた晴氏。子への非情さと情の狭間で揺れ動く心情がよく描かれている。
    4.宿縁:他と一線を画す荒山氏らしい独特な作品。源義家から

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    2025年10月12日
  • 義元、遼たり

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    青年の頃の義元と、その人を取り巻く状況が丁寧に描かれている。
    私は桶狭間の戦い以降の戦国時代に触れる機会が多かったので、本書を通してそれ以前の歴史に触れることができて良かった。

    総合的な印象としては、「義元がいかにして当主の座についたか」に焦点が当てられているため、栄華からの死への展開が急な感じはした。しかし、このたった一冊で義元の生涯を味わえたので、その満足感は大きい。

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    2025年03月12日
  • 江戸の探偵 上訴の難

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    ネタバレ

    殿の窮状を伝える為に江戸に出てきたのに、呑気に用心棒など受けて大丈夫なの?と、今後の展開に気を揉んでしまいます。
    割とそういうことが多いですよね、鈴木さん。

    推理力というか洞察力がピカイチなのはよくわかるのですが。お殿様が心配ですわ。

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    2025年01月01日
  • 望みの薬種 大江戸監察医

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    前作の内容を忘れていたのですが、楽しく読めました。江戸時代にこんな名医がいたのかどうかはわかりませんが、書物から効く薬草を探し出して治療できるのはすごいですね。また、卒中に見せて人を殺す毒があるのは、驚きでした。的確な診断と治療の大切さがよくわかりました。

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    2024年12月01日
  • 江戸の探偵 上訴の難

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    1巻目よりは落ち着いた出足です。
    功兵衛は 殿の手紙を届けなければいけないのだが
    上屋敷にも近づけない。
    読売屋の布美から 用心棒がわりに 糸吉共々
    置いてもらえることになった。
    功兵衛の腕のたつのは わかったけど 江戸の探偵というほど 頭がいいのかな?
    論理的に物事を整理できる ってことなんでしょうか?
    鈴木英治さんのご馳走は さばの味噌煮から天ぷらに移ったようですね。
    まあ 美味しそうに書かれています。
    こんなところで もたもた人の事件を解決していて
    幽閉されてるお殿様は 大丈夫なんでしょうか?
    お殿様は まあ仕方ないな!って江戸にずっといるつもりなんでしょうか?
    なんだろうなあ!

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    2024年10月27日
  • 江戸の探偵

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    気の早い人が 書いた本みたいですね。この作者の
    口入屋用心棒は大好きで読みました。あれはこんな早口な感じでもなかったんですが。この江戸の探偵では
    叔父の五左衛門が 切腹に見せかけられて殺される。攻兵衛は それをかいめいして
    剣の腕前と 頭の切れを認められて 殿の小姓に抜擢される。
    この殿は 行動が先ばしって 周りのことに気がつかないために 座敷牢に幽閉される。殿は小次郎というくちの聞けない老人に 文を託す。文を渡してすぐ老人は切られて死ぬ。
    この殿からもらった手紙をよみ 功兵衛は江戸に向かう。
    なんか行き当たりばったりで大丈夫か?
    この話し
    鈴木英治さんの本は 食べ物が粗末だけど 美味しそう!

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    2024年10月22日
  • 望みの薬種 大江戸監察医

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    面白いんだけど

    1巻が出てから4年、そもそも人気がなくて1巻で終わったのかと思ってたシリーズ。
    そしてまだ監察医ではない。
    世話になってる薬種問屋の店主が相次いで毒を盛られ、それを必死で救おうとしている内に、自身の過去に決着を付けていく。
    ラストでようやく監察医としての依頼を受けて、次巻から監察医編がスタートするのかな?
    次巻…いつ…?出るの…?

    #アツい #カッコいい #切ない

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    2024年09月28日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    鎌倉時代の鎌倉をテーマにして鶴岡八幡宮や銭洗弁天など場所に纏わる短編集。
    鎌倉はよく行っていたので全ての場所が分かって面白かった。しかし源頼朝は好きになれない。

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    2024年09月16日
  • 江戸の雷神

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    2024年4月9日
    兄の最期の言葉で、ただのならず者ではないことがわかった。
    江戸を良くするという真っ直ぐな雷神。手下に匠小僧や主人を殺めた六右衛門がつくのだろう。汚点を持つ者が社会を良くするために活躍するのだろう。
    続きが楽しみだ。

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    2024年04月10日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    古河公方 足利家と、忍び さくら一族を描いた歴史小説 アンソロジー、連作短編集

    史実の裏側では、こういった暗躍もあったかも知れない。時代に想いを馳せました。
    巻末の系図が有難いです。

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    2024年02月18日
  • 読んで旅する鎌倉時代

    購入済み

    鎌倉三代将軍家の時代の13篇の短編アンソロジー。
    タイトルは『旅する』だけど、旅自体を扱った作品はなかったような?(^_^;)各作品の冒頭に、作品にちなんだ名所の写真と説明がついています。
    前半は頼朝と政子の逸話が多く、後ろになるにしたがって時代があとになります。
    砂原浩太朗さんの「実朝の猫」が好きかも。鎌倉に行きたくなりました(^.^)

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    2024年02月09日
  • 江戸の探偵

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    続く。
    ちゃんと続いて欲しい。
    この作家さんの他の作品も一冊出てそのままのがあるからなぁ。
    人足場にいるひとで医療の心得のあるってやつ。
    題名忘れちゃったよ……。

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    2023年08月05日
  • 江戸の雷神 死化粧

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    この作品も面白い。ただ、最新刊から読み始めたので、最初は良く分からなかったけど、読み進めていくうちに引き込まれてしまった。早速、2冊目を買ってしまった。

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    2023年03月04日
  • 口入屋用心棒 : 49 隠し船の館

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    いつの間にかシリーズ第49作。長くなりましたね。
    前回から続いた拐かしの決着がつきました。
    まだまだ話は続くようですが、用心棒稼業をいつまで続けられるかという、今後の展開にも関わる重要な判断をそろそろしなくてはならない時期に来ているようです。

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    2023年02月07日
  • 突きの鬼一 鉄扇

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    前作より1年以上が経過。終わったと見せかけて続いている。
    元大名だった主人公の鬼一と、従者の家老の息子だった藍蔵、それと用心棒の弥佑の三人が良い味を出している。今回はその弥佑が斬られて死ぬという衝撃の幕開け。その犯人と目される敵は、弥佑の父親もビビるほどの忍者。他にも鬼一を狙う敵が次から次へと現れる。一人は意外と簡単に倒すものの、強敵の忍者はそうはいかない。助けに来たのは驚きの・・・。
    今回、鬼一の奥さんは出てこないが、元大名として二人と従者の落ち着き先は何処になるのだろうか?

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    2022年09月15日
  • 大江戸やっちゃ場伝2 胸突き坂

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    「用意周到」何事にもしっかり調査してことを進めること。現代、あまりにも情報過多で理論武装しすぎて一歩前に進める冒険的な起業家が減った気がする。元々日本はベンチャー企業に対する好意的な見方がないが、それは「頭でっかち」社会が今の政治家のように「先延ばし」「無策」「無責任」となった要因かもしれない。 更に「人脈」は出世、拡販などにはとても重要だ。それにはやはり「行動」すること、その度に長く付き合う為に「持ちつ持たれつの関係」を築くこと、だと言うこと。

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    2022年08月28日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    NHK大河ドラマ、鎌倉殿と13人、を見ているので、それぞれの物語を読むたびに、役者の顔が浮かび、楽しんだ。

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    2022年07月16日
  • 口入屋用心棒 : 48 身代金の計

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    口入屋用心棒シリーズ、久々の58巻目。
    主人公たち二人の息を呑む剣戟シーンに始まり、互いに理解し合い、無二の親友となり、家族も持った。

    その後のお話。

    このくらい話を重ねてくると、久々に読んでも登場人物のキャラが浮き立ってまるで古い友人を眺めているよう。
    今回は悪名高い米問屋の、娘でありながら心優しいおさちの誘拐騒ぎ。
    その事件で前に用心棒をしていた関係で湯瀬直之進。
    事件解決に動く。これは前半部。

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    2022年07月09日