斎藤環のレビュー一覧

  • 関係する女 所有する男

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    私は男です。所有する男については、よくわかった。不倫とかも男は人に話したくなると思う、所有した喜びは人から賞賛されて見出せる。一方、頭が硬いのか、関係する女については、捉えることができなかった。女も何らかの尺度で男を選別していると私は思っていて、それを関係のほうから説明すれば、どうなるかが知りたい。

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    2025年05月27日
  • いのっちの手紙

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    ネタバレ

    斎藤環さんの勧めるオープンダイアローグにもともと関心があったが、たまたま本屋で見つけた本。
    「自殺を減らす」はとても関心のあるテーマなのだけど、坂口恭平さんのことは、この本に出会うまで知らなかった。
    環さんが恭平さんに提案して始まった文通の記録(まるで交換日記のようだ)
    環さんの問いかけに対して、恭平さんは翌日すぐに返信、しかも一つ一つ丁寧に。
    環さんの返信は1ヶ月くらいしてからなのだけど、こちらも恭平さんのことをレスペクトして丁寧に返信というやりとりがまず面白い。

    そして内容 
    まず恭平さんに驚いた
    ・1日に多い時は100本の相談電話を受ける
    ・傾聴しないで、こちらから相手の良いところを探

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    2026年03月31日
  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    やっぱり斎藤環の視点は結構腑に落ちる。
    さらに対談形式!!

    與那覇さんの視点も盛り込めて対談は色々と興味深いと思う。
    與那覇さんの本も今後読みたいと思った。

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    2025年05月05日
  • 猫社会学、はじめます ――どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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    猫と人間の関係を社会学の観点から理論的・実証的に研究する「猫社会学」のスタートアップとして、5つの論考と1つの特別対談を収録。具体的には、猫の可愛さの理由、猫カフェでの猫たちと客・客同士の関係性、猫島に人が訪れる理由、漫画に登場する猫、猫と人が作り出す相互行為秩序といったテーマが取り上げられている。
    猫と人との関係を様々な社会学的な理論や手法で分析・考察していて、なかなか興味深い内容だった。特に、猫の可愛さ・魅力を質的統合法により抽出する「第1章 猫はなぜ可愛いのか?」、「サザエさん」全話の読込みにより「猫の家族化」の変遷の分析する「第4章 猫から見た「サザエさん」―猫が「家族」の一員になった

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    2025年03月21日
  • いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア

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    いじめ加害者への処罰の必要性や、地域や家庭が学校に過剰に要求していることなどを論じていました。スクールカーストを作らないために教師が動くという視点は非常に大切だと思いました。

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    2025年03月07日
  • 猫社会学、はじめます ――どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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    「猫は、猫であるということ自体が可愛く、見た目も鳴き声もすべてが可愛く、可愛くないところが一つもない」

    猫を学問、とりわけ社会学の俎上に載せて考えた一冊。
    というと少々身構えてしまうが、そこまで学問学問しているわけではなく、猫好きが学者だとこうなる、のように楽しめる。
    猫カフェについて研究したり、サザエさん全話(7,000話以上)を読み解いたりと、アプローチは様々だが、結局のところ共通するのは、「猫はすごい」ということ。
    猫の何がそこまで人を惹きつけるのかという部分も度々言及されており、犬との相違点や、普段何気なく考えていることが明文化され、あらためて気付かされる。

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    2025年02月01日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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    自傷的自己愛を抱える人が「プライドが高くて自信がない人」というのは分かりやすかった。また、「自己愛」というとどちらかというとネガティブな印象がある言葉だが、自己愛自体は生きるために必要なものであり、それは「自分自身でありたい」という願いなのだということがよく分かった。

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    2025年01月31日
  • いのっちの手紙

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    往復書簡(文通?)なのだけど坂口さんのターンの文章量がすごくて笑う。こういった形式だからこそ、坂口さんの思想にのめり込みすぎず読めてちょうどいいかも。単体での著書に比べると、さらに客観的な視点でそれを感じ取ることができるイメージ。坂口さんの文章の魅力はピュアさにあると思う。そのピュアすぎる思想に引くときもあるので、貞操観念が強い人には勧められません。

    「今、やれると思ったことは必ず今、やれるのです。今、やるための準備が整っていないのではなく、やれると思ったときに、本当は全てやれるのです。」
    「何事も怖いのではなく、めんどくさかったんですね。めんどくさいということを抜けていくと、色々面白いこと

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    2024年12月31日
  • 猫社会学、はじめます ――どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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    「どうして猫は私たちにとって特別な存在になったのか?」「猫こそ哲学的な存在」「生きたいように生きてるだけ」「可愛くないところが一つもない」表紙に書かれた吹き出しがすべて。難しい社会学はわかったようなわからないような…。今、ももに乗ってアゴつけた猫ちゃんとお互いのぬくもり感じている至福の時間がすべて。ただ目から鱗が一つ。「日本に地域猫はいても地域犬はいない。文化、法律の有無で。決して自明のことではなく社会的な環境によって形成されたもの」確かにトルコには普通にいた⁈もう一度、ネコ島にサザエさんの漫画本持って出かけたくなった。

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    2024年12月06日
  • いのっちの手紙

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    文筆だけでなく、絵画や音楽、電話相談など多彩な活動をしている坂口さんと、精神科医である斎藤さんの往復書簡です。
    坂口さんのユニークな活動ぶりに対する斎藤さんの質問に、坂口さんが回答します。

    坂口さんの言葉に「あらゆる欲望を超える、それよりも至上の意欲を見つけること。その時、人間は流れそのものになるのではないか」とありましたが、この言葉に坂口さんの人生が集約されているように感じました。

    斎藤さんは悟りに近いと言っていますが、万物流転する中で変化に対応し、流れに棹さすことなく柔軟に生きる。毎日発見と創造と言うプロセスを粛々と続けていく。それが後悔のない人生に繋がっているような気がしました。

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    2024年11月30日
  • 猫社会学、はじめます ――どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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    ねこをとりまく様々な課題なども
    ねことのコミュニケーション、理解していることや考えてることがおなじでなくてもいいというのがいい考え方だなと思った

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    2024年11月30日
  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    精神科医と当事者の対談。

    さまざまなテーマのもと、両者が語る話はとても興味深かったです。
    生きづらさを解きほどすヒントをもらいました。

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    2024年09月29日
  • いのっちの手紙

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    往復書簡。

    ありのまま受け入れる方法もありますが、自分が壊れないように線引きすることも必要なのかもしれないと考えるよい機会になりました。

    とても興味深かったなので、もしまた往復書簡をやることがあれば、また読んでみたいです。

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    2024年09月22日
  • 猫社会学、はじめます ――どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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    一見くだらなさそうなことをバカ真面目に向き合うのはよい。猫島の話からは、東南アジアのリゾート島に行った時の地域の事情が重なったし、サザエさんのコーナーでは、長谷川町子がいかに前衛的で未来的なのかよくわかった。最後の特別対談は半ばオタク同士のトークみたいだったけど、総じて面白かった。

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    2024年09月17日
  • 猫社会学、はじめます ――どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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    ネタバレ

    猫社会学!やることが猫、というわけでもなかったのでへえ、という感じ。ルール出来てしまうとそれはそれでしんどい、というのもわかる気がする。うちの連中が来たときは保護ねこ自体がかなり珍しかったものねえ。おっちゃんとおばちゃんとがじいちゃん猫とばあちゃん猫と暮すのもいつまで続くのか。

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    2024年09月03日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインとフロイトという、海外に亡命したユダヤ人の二人がこうやって書簡をやりとりしていたことが驚き。

    1932年の出来事を調べてみる。世界恐慌の余波が残る。日本は和暦で昭和7年。五・一五事件で犬養毅が殺害される。ドイツはナチスが第一党になる。

    二人のやり取り、書いてある内容は、そこまで古さを感じさせない。

    アインシュタインからの、「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」という問いかけから始まる。国連のような中立的な組織が介入して解決しなければならないだろうという持論とともに投げかける。国際連盟ウケを狙った感じもある。

    フロイトからの返信は、人間は歴史的に見ても利

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    2024年07月21日
  • 別冊NHK100分de名著 「日本人」とは何者か?

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    意外と面白かった。ここでの中沢新一が「失敗の本質」を取り上げての、日本人の傾向を指摘する箇所は、「失敗の本質」を読んでいたとこもあり、腑に落ちた。

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    2024年06月09日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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    大学の先生が書かれた本ということで拝読。

    ✏こういう場合の「正解」は、いわゆる「アイ・メッセージ」、「あなたが自分を責めたい気持ちはわかったけれど、私は同意はできないよ」と言うことです。

    ✏繰り返しますが彼らは、「自分がダメであることに関しては、誰よりも自信がある」ので、その自信までも否定され傷つけられたくないのです。こういった人々は、自己愛が弱いのではなく、むしろ自己愛が強いのではないか。つまりこれらの発言は、自己愛の発露としての自傷行為なのではないか。その根拠の一つとして、彼らが自分自身について、あるいは自分が周囲からどう思われるかについて、いつも考え続けているということが挙げられます

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    2024年04月22日
  • ケアする対話 この世界を自由にするポリフォニック・ダイアローグ

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    ネタバレ

    P149「創造行為自体が症状の等価物であって、発症する代わりに作品を創った」
    P178「天才は病んでいると言うよりは、常人以上にタフなレジリエンスを有しているのではないか」
    P187「当事者研究は見かけ上はサイエンスという形式で文学をやっていこうという新しいムーブメント」
    なるほど…。

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    2024年06月16日
  • いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア

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    学校現場の負担は過剰であり、いじめという暴力行為に対してグレーな対応を求められる。そうではなく、警察や地域が目をやり介入し、毅然とした対応で加害者にあたれる世の中になってほしい。
    この本を読んだ校長など管理職はどう思うのか?

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    2024年02月17日