斎藤環のレビュー一覧

  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    第一次世界大戦終結後、あまりの惨事から、国際連盟が発足。

    その国際連盟が、「ひとはなぜ戦争をするのか?」、を議論して欲しいと、物理学者のアインシュタインに依頼し、アインシュタインが依頼された議論をする、その相手に選んだのが心理学者のフロイトでした。

    1932年にした2人の手紙のやり取りが、この本に収録されていて、読んでみたいと興味を持ち書籍を買ってみました。

    今や、毎日毎日、テレビやニュースでは、「現在進行形の戦争」が日常的に報道されてて、余りにも目に入るので、その常態化に、何も感じなくなって麻痺している自分がいるのも怖いですが。

    そんなマヒした自分自身に喝??を入れるべく、
    「ひとは

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    2024年03月01日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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    自己愛って持っていてもいいんだ、無くすことはできないんだ。

    刺さる言葉が沢山あって、メモ取った。

    またしばらく経ったら読み返したい。

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    2024年02月12日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    アインシュタインとフロイト、それぞれの立場から語られた戦争をなくすための往復書簡。
    フロイトは生と死の欲動が戦争につながることを指摘。それを抑制するのは文化であるとの見解を示す。非常に面白く考えさせられる話だった。

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    2024年01月06日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    2回読みました。自分史上、間を空けずに2回も読むのは珍事です。タイトルは内容とかけ離れているので要注意。ポストコロナ総括の本ですね。
    「マイルドな優生思想」は大事なキーワードのように感じます。自己肯定感が低い人向けの処方箋的な本は山のように出ているけれど、この本は「役に立たない人間は生きているな」という思考がマイルドな優先思想だと言っており、目から鱗です。
    不登校のリモート活用は政策が実現しかけています。日本の薬物対処の政策が国際潮流とかけ離れていることなど、参考になることがたくさんありました。著者お二人は本当の専門家だと思いました。

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    2023年09月02日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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    日本の全大学生が読むべき本

    自分もそうだが,多くの人は,自分に卑屈になってしまう傾向がある。SNSが発達してきて,自分より上位種がSNSで散見されるからだ。学校では一番の成績だったとしても,Twitterを開けば,自分より遥か彼方の成績の人がいくらでもいる。容姿やスポーツなどの面をとっても格上はいくらでもSNSで見れるため,つい卑屈になってしまう。この本を読めばその問題が解決できるわけではないが,なぜ現在そのような状態に,社会がなってしまっているのか,どのようにしたら少しずつでも改善を図っていけるのか,その一助になるのがこの本書だと私は思う。

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    2023年07月04日
  • いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア

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    スクールカウンセラーです。
    非常に勉強になり、関係者皆に読んでもらって、意見交換をしたいくらいです。
    問題の本質に切り込んでいく斎藤先生と、学校現場の実情を理解した上で、かゆいところに手が届く議論を展開してくださる内田先生との組み合わせが最高ですね。

    オープンダイアローグについては、慎重に検討する必要があると思います。
    いじめの状態によっては、被害児は加害児と場を同じくすること自体、外傷的な体験になり得ます。
    虐待では効果があったということですが、親子という愛着関係が仮定される間柄でのことなので、いじめ事案にそのまま転用することはできないでしょう。
    アセスメントの力を磨き、オープンダイアロー

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    2023年07月02日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    ネタバレ

    1932年、国際連盟からの依頼が物理学者であるアルバート・アインシュタインにとどく。「今の文明において最も大事だと思われる事柄を、一番意見を交換したい相手と書簡を交換して下さい」、選んだテーマは「人はなぜ戦争をするのか」、選んだ相手はジグムント・フロイトであった。アインシュタインは権力と人間の本能的な欲求提示する。フロイトは、暴力とそれを止めることのできる国際機関の設立を願う。しかし、わかっていることがある「人間から攻撃的な性質を取り除くなど、できそうにもない!」。100年近い時間が経過しても、人間は進化せず戦争を繰り返している。さらにフロイトは問いかけます。「すべての人間が平和主義者になるま

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    2023年06月11日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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     一から十まで自分ごととして読みました。自分が自傷的自己愛なる心性を保持しているという自覚は当初から強くありましたが、本書の「キャラ」概念の導入によってその解像度がさらに増したと思います。
     つまり、2000年前後の「解離の時代」以降、「承認の可視化・定量化」とともに人々の承認依存=つながり依存の傾向が強まり、その中で「キャラとしての承認」が重要化し、そして「本来の自己」=身体と「キャラとしての自分」のずれこそが、自傷的自己愛のあり方を生んだのだということ。
     個人的に、自分自身のことを「クズ」であると強く感じていましたが、このようなセルフスティグマに再帰的傾向があることも確信していました。つ

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    2023年06月08日
  • 別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫

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    物語創作の先進性、漫画芸術の技術の先進性、性と愛の文化的理解の先進性、宗教的視点から見た哲学、の四つのテーマで熱い賞賛の批評が、作品をある程度限定しながら、繰り広げられます。あまり真剣に手塚作品を読んではいないのですが、改めて色々と鑑賞したくなりました。
    本書では、諸々の気づき、学びが得られました。やや高尚な内容もあり、必ずしも100%理解できてはいないですが。
    この中で、ブルボンヌさんの「性と愛の章」は名文だと思いました。テーマもわかりやすいためもあるでしょうが、気を使うような微妙な内容を扱いながらも、主張がとても理解しやすい。

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    2023年05月24日
  • いのっちの手紙

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    「声」への着目の部分で引き込まれ、「流れ」についてのお話で納得しました。「活動の処方」というのもおもしろくて。「生体反応への興味」というのがいいな、と思いました。

    坂口さんの着眼点と方法論には多くの示唆が含まれていて、興味深く読みました。

    自分に正直な方なのだな、と思いながら読みました。
    坂口さんの他の著作も読んでみようと思います。

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    2023年04月30日
  • 「社会的うつ病」の治し方―人間関係をどう見直すか―

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    他者に委ねても治らない 周囲の無理解と本人の合わせなければの無理がうつ病を重症化する。レジリエンスや不登校、引きこもりと知っておきたい情報をまとめてる。

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    2025年12月02日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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    自責は自己愛の裏返し。自己保存のためにあえて自分を傷つけようとする。自分を責めることも大事だが、過度に痛みつけてしまうとあらぬ方向へ向かってしまう。時には楽観的に、力を抜くことが大事。

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    2023年02月13日
  • 中高年ひきこもり

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    今の三大関心ごとのひとつのひきこもり。これは当事者というよりも、その周りの人、自分には関係ないと思っている人向けの本かも。
    何故ひきこもりとなるのかや、しんどさの原因を明らかにして対策を伝える。
    中高年に特化した内容というより全般的なものでした。

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    2023年02月08日
  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    「発達障害バブル」の今、この本を読んで、頭の中を整理できてよかったです。他者と違うのは当たり前。違うことを認め合い、共存するために、対話を。同意はできなくても、共感はできる。全ての人が、同じ地平で、同じく尊重される社会になるように、まずは私の心を耕せました。文学の力も信じます。

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    2023年01月27日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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    ネタバレ

    深掘りTVで少しお話を聞いて面白かったので早速拝読。
    大事だと思われるところ

    問題に気付き、相対化する
    そのためには筆者の主張である、
    すべての母は毒母であり、すべての母娘関係は支配関係である
    ということが、問題の存在そのものを気づくための促しとなる。
    母親の権威を相対化すること、
    母親からできることは、母となる前の自分、自分が自分であった時の話をすること(娘がそれを聞いてみること)

    めちゃくちゃ大事なこと。
    孝を最高原理とする儒教倫理的な抑圧が、親による虐待、体罰、ネグレクトといった行為を隠蔽してきたという事実。
    自分の価値観はもちろんだが社会の価値観のアップデート、変化、古い道徳観念か

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    2023年01月20日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    ネタバレ

     アインシュタインとフロイトが戦争をテーマに議論を交わした手紙について。
     冊子の薄さと、文章の平易さから読むことを決めた。しかし、テーマと内容は決して浅くない。もちろん紙面上の限界はあるため深く掘り下げきれないところもあるが、国際機関の存在や文化による啓蒙など戦争を起こさないようにさせるための人間の試行錯誤について述べることを通して戦争論にアプローチしている。
     権利や権力(暴力)の取得とその変遷、少人数による支配と多数による支配が表裏一体であること、などの分析が興味深かった。

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    2023年01月05日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    1.著者;①アインシュタイン;理論物理学者。特殊相対性理論や一般相対性理論が有名。光量子仮説に基づく光電効果の解明で、ノーベル物理学賞受賞。②フロイト;精神科医。精神分析学の創始者。<解説者>③養老孟司;解剖学者。「バカの壁」は450万部を記録。戦後のベストセラー5位。第一位は「窓際のトットちゃん」④斉藤環;精神科医。「世界が土曜の夜の夢なら」で角川財団学芸賞受賞。他にも共著で小林秀雄賞受賞。
    2.本書;国際連盟がアインシュタインに「今の文明で最も大切と思える事柄を、好きな人を選び、書簡を交わす」事を依頼。彼は、フロイトに戦争(人間を戦争というくびきから解き放つ事は出来るのか)について、手紙を

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    2022年12月14日
  • 改訂版 社会的ひきこもり

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    「ひきこもり」問題は、確実に深刻化しつつあります。しかし最前線で対処すべき立場である我々精神科医が、この未曾有の事態を前にしてなすすべもなく立ちすくんでいるのが現状です。
    自分の臨床体験を整理しました。

    愛とはそもそも自己愛。人は自分を愛する以上に他人を愛することはできない。

    スチューデントアパシーの特徴は多くの社会的ひきこもりの特徴とかなり一致する。

    男性に多い
    無関心無気力無感動、生きがい目標進路の喪失の自覚、アイデンティティの不確かさを訴える。
    自ら進んで治療を求めない。
    自分の置かれている状態に対する深刻な葛藤がなく、その状態から抜け出そうという努力を全くしない。
    自分が異常であ

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    2022年12月06日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    ネタバレ

    とても現代を生きていく上で、有意義ないろいろな「ヒント」の内容があったように思えました。

    対面には暴力性があり、オンラインはそれを軽減/消去する。
    「対面で会うことが必然的にはらんでしまう暴力性」
    オンラインでの対面を可能にするインフラが整備され、「対面せずに会う」という仕事、勉強、診察等の経験が一気に広がった。同時に「なぜ人は対面を必要とするのか」という、かってない問をもたらしてくれた。

    第1章「鬼滅の刃」ブームにみる現代日本人の闇
    「四重の格差」1.国家間格差2.国内での地域間格差3.経済などの階級格差4.ジェンダー格差
    自殺者が目に見えて低い町、徳島県の旧海部町(現海陽町の一部)は自

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    2022年12月03日
  • いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア

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    当たり前のように、いじめられた子どもが学校に行けなくなる、というのはおかしい。

    いじめる側が精神的な疾患を持ったおかしな奴なんだ、ということに改めて気付かせてくれる。

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    2022年12月02日