上田惇生のレビュー一覧
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ネタバレチェック項目14箇所。読む上で大切なこと、自分は何をすべきか?を問うこと。自らの成長のために最も優先すべきことは卓越性の追求。成功の鍵は責任、自らに責任をもたせること。人に信頼され協力を得るには自らが最高の成果をあげていくしかない。仕事を生産的にするには仕事のアウトプットを中心に考える。努力では習得できない資質・・・真摯さ。辞めることが正しいとき、組織が腐っている、自分がところを得ていないとき、成果が認められないとき。心地よくなったときこそ変化を求める。意思決定の本質は不確実性・・・確実性を必要とする人は起業家に向かない。生産的であることがよい人間関係の唯一の定義。組織内の摩擦のほとんどがたが
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ドラッカー。有名であるものの巷の著書(一番有名なのはマネジメント)は私には難しすぎる。。
入りやすく、しかもぐっとくる一冊。
以下レバレッジメモ
邪魔を除去する
取るべき行動・・あなたが成果に集中することを邪魔している者は何か?それらのものを除去する
身につけるべき姿勢・・常に成果に集中する
時間は有限であって、かけがえのない資源である。一日、一週、一年のいずれの時間も増やすことはできない。だが、あらゆることが時間を必要とする。最も希少な資源である時間マネジメントによって、あらゆる成果が左右される。
時間をマネジメントできなければ、何もマネジメントできない。時間のマネジメントは成果を上げる -
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社会生態学者のピーター・ドラッカー氏は数多くの著作を残しているが、特にマネジメントに関するものが多い。本書はマネジメントに関する氏の著作10点と論文1報を抜粋したものである。
多くのビジネスパーソンにとっては本書の内容は特に目新しく感じないかもしれないが、今日のマネジメント論の多くの根幹は氏によって形成されており、氏が「マネジメントの発明者」とも呼ばれる所以である。
本書に引用された著作のうち、最も古いものは1954年に出版された「現代の経営」であるが、「古い」からと言って「自明」であるとは限らない。マネジメントの世界では「分かっている」からといって「できる」とは限らない。その代表例は多 -
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社会生態学者といわれる、はじめて読むドラッガーの社会編の本。
ドラッガーは組織のマネジメントの著作も多いが、社会の分析から始まっている面も大きいので、その意味ではドラッガーらしい論文ばかり。新しいものは、ドラッガー「ネクスト・ソサエティ」の本になるので、それ以前の話が多い。
具体的には、]社会が転換期であること、経済至上主義、20世紀の変化の本質や今後の社会の流れから論じたり、経済や政治がグローバリズムの中で歴史的に変化することも指摘している。そのうえで、知識と教育の在り方が変わるであることを指摘している。
マネジメント関係もよいが、自己実現、社会編の方がドラッガーらしいと感じた。あまり -
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この間、ドラッカーの著作をたくさん読んできた。マネジメント系のもの、社会系のもの。自伝である「傍観者の時代」は、ドラッカーその人を知る上でも、20世紀の歴史を知る上でも実に面白い本だった。しかし、この「すでに起こった未来」は、他のいずれの著作とも違う。
時代的な幅は40年にも及んでおり、内容も一見、関連性に乏しいと思われる13本の論文からなっている。
例えば、マネジメントへの傾倒がなければ上梓していたという「アメリカ論」や、技術に焦点を当てた「仕事の歴史」にまつわる論文は、他ではあまり見かけないものだった。その他、シュンペーターとケインズに言及した経済に関する論文や、ドラッカーの独特の利益に -
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1985年初版。当時は「企業家精神」で出版されたが、途中選書で「起業家精神」になり、最新訳の本著では「企業家精神」に直されています。読んだ感想では、やはり企業家ですね。起業というと事業を起こす作業にフォーカスされていて違和感があります。企業活動は永続的なものなので。
古今東西のイノベーションの実話をふんだんに織り交ぜながら、精神論である企業家精神とイノベーションの原理を方法論として体系付けされているのが秀逸です。
引用されている実話がとても面白いのでスイスイと読み進められます。読みにくいドラッカーの本の中では読み易い部類にはいるのではないでしょうか。
以下印象に残った文章。
・予期せぬ -
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ネタバレそもそも非営利組織といわれると日本ではNPO(以前ではNGO)を思い出してしまいます。それはつまり、大義のためのボランティア団体というイメージでした。
本著の非営利組織とはそうした狭小な定義ではなく「企業以外の組織」としています。学校、病院、協会、組合など、およそ思いつく営利目的でない団体におけるマネジメントを懇切丁寧に説いています。
営利と非営利で分けていますが、根本的なマネジメントは同一です。違うのは、非営利組織のほうが大義だったり自己実現といった精神的な分野をミッションの上位に置いているところでしょうか。
本著では非営利組織のミッションや成果、戦略、イノベーションに合わせて、さらに -
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邦題、『「経済人」の終わり』は、原題 ”The End of Economic Man” の直訳。
「経済人」とは、人間を「自らの経済的利益に従って行動するもの」とする、アダム・スミスに由来する規定。
資本主義も社会主義も、人間の本性をそのように捉えた上に成り立っており、ここでいう「経済人」の終わりとは、資本主義及び社会主義の破綻を意味している。
本書が世に出たのは1939年4月。ドラッカー29歳の処女作で、ドイツのポーランド侵攻(同年9月)の直前、まさに第二次大戦前夜に出版された。
この時代、急速に勢力を伸ばしてきたファシズムを分析し、いち早く自由主義の立場から反論を投げかけている。
なぜ -
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ネタバレ自分の仕事にこれほどリンクさせながら読める本は珍しいというほど具体的でわかりやすい本!!
[個の貢献こそがチームの成果を生む]
・貢献するために自分がすべきことを明確化
・それに必要な知識、スキルを明確化
・具体的なアクションプラン作成→行動
⇨貢献へのプロセス
[チームの目標、ミッションを共有]
⇨全体としての目標を共有してこそ、「誰が」「いつまでに」「何を」「何のために」行動すべきかを定めることができる。
うちの拠点でも、全員の共通目標を定めることで一つの方向に向かってモチベーションを挙げながら取り組むことができると思う。チームの目標が意識されなければ、自分が何のために頑張ればいいのかわ -
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1日1頁。1月1日から12月31日まで1年分。
聖書のように、毎日少しずつ読んで、短い文章から真実の言葉に触れる。
ドラッカーの様々な本から集められた、正しいマネジメントへのヒント。
地味と言えば地味な本だが、これを使って今年はフルに活用させていただいた。
買ったきっかけは、原書である The Daily Drucker をテキストとした英語の学習の和訳の参考書として。しかし、上田先生の訳がぶっ飛び過ぎていて、あまり参考にならなかった部分もあった。
それから、これをネタに、1週間に1頁、学習個所を決めて、みんなでSkype上で議論するという勉強会。6月にはじめて、半年続いている。
そんな -
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ネタバレ【書評】
自由と平等を達成し、大衆の福祉を向上するために経済的満足を最優先に希求するという社会的教義—経済至上主義たる「経済人」の秩序。それは「魔物」を退治出来なかったがゆえに大衆の支持を失った。ファシズムはそのような「経済人」秩序に引導を渡すことに成功した。脱経済至上主義を目指し、新しい人間観として組織に至高の価値置く「英雄人」を打ち出した。大衆は絶望から理性を放棄し、「不可能を可能にする奇跡」をファシズムに期待した。ファシズム全体主義に不満であるがゆえにそれを支持する宗教的信仰をみせた。しかし、ファシズム全体主義の提示した、人間の犠牲を正当化する概念は社会と相容れず、自己矛盾を抱えた観念 -
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ネタバレ本著が名著といわれ優れた古典といわれている意味が読んでみて初めて分かりました。
面白いうえに非常に役に立つ!
時代を越えても物事を企画運営して管理していく「マネジメント」は普遍のものです。
それを優れた「社会生態学者」である著者の視点を通して喝破されているのだから、本著が名著であるのは自明のことでした。
ユニクロの柳井さんいわく、20代のうちにドラッカーは読んでおくべきだそうですが、こういった著書はある程度の人間経験がないうちに読んでも身に付かないと思います。
経験なくして本著を読んでも、字面をなぞるだけのような気がします。
ある人が先日「オレ、ドラッカーハ、ガクセイノコロ、ゼンブ