柴田勝家のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かったです。
どの人も、筋少の曲に対する想いが溢れていた。もっと他にも、あの曲やあの曲もあるやろ!と思ったら、そう言った曲の歌詞もちゃんと話の中に登場していた。
また是非いろいろな曲を小説化してもらいたいなぁ。
辻村深月さん
中二病の神ドロシー
ある意味一番それっぽい小説化だった。
滝本竜彦さん
レティクル座行超特急。
自分は、暦15年ぐらいのにわかファンだけど、レティクル座妄想のアルバムは車の運転中に相当な回数きいている。
そのアルバムの一曲目なので、容易に脳内再生できた。
それにしてもNHKにようこそ
柴田勝家さん
サンフランシスコ10イヤーズアフター
サンフランシスコは大好きなんだけど、あえて10イヤーズアフターの方を持ってくることにまず驚き、そして読んでみて、ああ、10イヤーズアフターだ、と納得。実に筋少っぽい。
空木春宵さんのディオネア・フューチャー
ディオネアって、ハエトリグサのことだったのか。なんとなく格好いい響きだと思ってたので意外。
歌詞を改めて見ると、確かになんとなく、「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」の世界観と似たものが感じられる。
脳Wi-Fi!
この話特に面白かった。
そして人間椅子の人の書いた、福耳の子供の小説。
想像してたより、優しい話だった。
俺だったらもっと怖い話にしちゃうかも。
思いながら読んでました。
最後はオーケンの「香奈、頭をよくしてあげよう」
これは、小説、なのか?変化球なエッセイじゃないのか?
どちらにしてもテンポが良い40年の話だった。
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Posted by ブクログ
これも一ヶ月前くらいに纏めて読破していた作品です。
岸辺露伴シリーズは読んでると楽しいんですけど、夜中とかに読んでるとたまに本当に怖い話とかもあってなかなかに読みごたえがある作品が多かった印象。
この本にもタイプの違う4つの話が収録されています。
一番好きだったのは最初の「曰くのない人形」かなぁ。
世の中には「曰くのある人形」は沢山ありますが、本当に怖いのはこういうタイプの人形かもしれないなと思います。
だって曰くがなかったらどれだけ理不尽な災難が起こったとしても調べられないし助かりようがないですもんね。
「私は曰くがあります!」と堂々と主張してくれている人形達の方がまだ優しくて親切なのかもしれません……やってることはとんでもないんだけど。
そしてこの収録作の中にある「不見神事」を読んでてあぁ私やっぱり限界集落とか因習村とか系の話苦手だなぁと再認識しました。
そんなにページ数ないのにまぁ読んでも読んでも話が進まないこと。
どうしてもこう、逃げ道がなくて周りの人間みんな敵!みたいなスリラー系が苦手みたいです。
タイプは違うけどゴールデンスランバーとかも全然読み進められなくて苦労したのを思い出しました。
さて、これで岸辺露伴は○○しないシリーズは今のところ読破、と言っていいのかな?
結構好きな系統のお話が多かったんで、また新たな話を集めて出版して頂けると嬉しいんだけど。 -
Posted by ブクログ
いわゆるジャケ買いでした「筋肉少女帯小説家計画」。
表紙は漫画家の藤田和日郎さん。彼をはじめとして、多くの創作に関わる人々にファンが多いのは知っていたけど、本家である筋肉少女帯の歌を聞いたことはあんまりないです。アニメ「うしおととら」のOPぐらいか。
興味はあれど、聞く機会を求めてこなかったので、聞くきっかけになるかな、と思って購入しました。
10代というか思春期が感じる違和感、疎外感、万能感、危機感、無敵感、嫌悪や潔癖、夢想に妄想、強圧や抑制、純真に偽悪、憧憬に共感、拒絶と承認。そういったもののごった煮の中から、その時の、初めて聞いた時の自分が一番欲しがっていたもの、共感できるものを見出すことができる素材だったのだろうな、と思います。
青春の一時期、何者でもないけど何者にもなれる。そういう文言だけを頼りに、うまくいかない日常をやり過ごすだけの日々を送り、文言を知ることで望んでいた何かになることができた、と勘違いをしていた自分には、現実を突きつけてくるなかなか厳しめの小説集。
踏み出す勇気を持ち得なかった自分には、サブカルクソヤロウの若かりしオーケンの独白が、羨望から生まれた尊敬と憧憬と嫉妬と冷笑となります。
自分の弱さをさらけ出し、恥をかきながら、正道や王道でなくても自分の選んだ道を歩むことをやめない強さを与えてくれたかもしれない。
その人が持っている、決意と覚悟の発露の煌めきがたまらなく好きで尊敬するのだけども、その行為の結果が好きなだけで、そこに至るまでの葛藤や逡巡には目を逸らしてきた傾向が自分にはあります。
泥の中からこそ綺麗な花は咲く、というのに。
自伝の趣がある大槻ケンヂの「香奈、頭を良くしてあげよう」で、19歳も59歳もオーケンはオーケンであるように、人間は幾つになってもその本質というものは変わらないのだとは思う。だからこそ、その本質に何らかの変化を与えるような存在と出会った喜びが、とてつもない成功体験となって肉体や精神、魂の記憶に刻まれるのだと思う。
収録されている6作品全てにおいて、それぞれの登場人物、いや作者の体験を描いたのだと思います。羨ましい。
「香奈、頭を良くしてあげよう」中の言葉を借りれば、『自分も金星人には遭っていない』年齢なので、まだ何かのきっかけがあるかもしれないなぁ。
この言葉が、ダイエット用品になりませんように。