【感想・ネタバレ】秘曲金色姫のレビュー

あらすじ

秘すれば、花なり――。
そう微笑んだ彼女は、美しかった。
この世のものではあり得ぬほどに。


「パパの死体を捨てるの、手伝ってくれない?」
2021年、コロナ禍の新宿トーヨコ。
茨城を飛び出したジローは、キャイコと名乗る少女と出会い死体遺棄に協力する。
キャイコはなぜ父親を殺したのか、そしてジローはなぜ彼女を救ったのか?
その答えは、遠い昔に失われたはずの能曲「金色姫」に秘められていた。
足利、豊臣、徳川。時代を超えて権力者を魅了したその舞が令和の新宿に顕現するとき、約500年にわたる祈りの物語が収束する。
気鋭のSF作家による、能楽×サスペンス×百合クロニクル、開幕!

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Posted by ブクログ

久しぶりにニルヤの島ぶりに手に取りました。
誰も知らない能、金色姫をめぐる謎と、
室町から現代まで歴史をいったりきたりしながら、
まるでひとつの能舞台をみているような感覚になり
そして、謎が謎を読んでこの先はどうなるのかと
ページをめくる指が止まりませんでした。
能×サスペンスミステリー×百合とかかれてますが、
美しいお話でした。

0
2025年05月05日

Posted by ブクログ

失われた能の秘曲のナゾにまつわる不思議な物語。
民俗学+SF+オカルト+ミステリーがグチャグチャっと混ざっていくのが柴田先生らしい。
現代と過去をいったりきたりして様々な登場人物たちがつながって、だんだんジグゾーパズルのピースがハマっていくような楽しさがありました。

0
2025年08月03日

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