柴田勝家のレビュー一覧
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陰陽師+刑事が心霊事件の謎を解くシリーズ第2弾。
あるシリーズ映画の出演者が次々とバラバラ死体で発見され、霊捜研が捜査に乗り出すが謎は深まるばかり。その間にも次の映画の撮影が始まって…
心霊現象がある程度科学的に解明されうる世界設定なので、霊子や怨素といったものが手がかりになり、それに慣れるまでは読...続きを読むPosted by ブクログ -
それを聴いたファンが次々と自殺するというアイドルのCDの呪い。陰陽師にして心霊科学捜査官が謎に立ち向かう。
”霊子”や”怨素”という概念で呪いや陰陽道が科学的に説明できる世界の中で、オカルトに特化せずミステリしているのが面白かった。そして地下アイドルへの愛が感じられる。
キャラ造型はラノベの王道的だ...続きを読むPosted by ブクログ -
SF。アクション。
背表紙によると、「2010年代SFの最前線」らしい。
はじめ30ページほど読んだだけで、伊藤計劃の影響を強く感じた。結末も『ハーモニー』に近い印象。
伊藤計劃の残したインパクトが大きかったということでしょうか。
人類全体で個人の認知と感情を共有できる”自己相”と、その問題点など、...続きを読むPosted by ブクログ -
ぼくは書評も広く見ています。そこで、「え? 随分変わった本を書いている人がいるな」というときは必ず買うようにしているんです。これは、日系の米軍の軍属が、南アメリカでたった1人しかいない民族の生き残りに出会うっていうお話です。その筋書きが面白いじゃないですか。しかもその世界では全ての人間がネットに生体...続きを読むPosted by ブクログ