柴田勝家のレビュー一覧

  • 血族怪談 その家は呪われている

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    こちらの本も上條一輝さんのお話目当てで購入しました。実際に存在する?家族の因習にまつわるお話ということで、もし自分の家系がそうだったら…と考えると背筋が冷えるようなお話がたくさんあり、面白かったです。
    これまで読んできたホラー小説とはまた違った雰囲気があって、自分の中にあるホラー観のようなものが開拓されたような気持ちになりました。

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    2026年06月27日
  • 走馬灯のセトリは考えておいて

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    魂と信仰をテーマとしたSF短編集。「信仰は質量を持つ」という奇想を納得感あるディテールで補完して論文的に仕上げた『クランツマンの秘仏』に唸り、あり得たかもしれない『オンライン福男』に噴き出し、実在のクソゲープレイレポ『姫日記』に笑い、『絶滅の作法』にしんみりとなり、デジタル世界に於いて「生」を問うキャッチーで圧倒的な完成度を誇る表題作に感嘆する。

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    2026年06月12日
  • アメリカン・ブッダ

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    世界は変わりうるか?このままか?やがては弥勒菩薩が救いきってくれるらしいが、人間としてやれることはやっておきたい。
    それが過去から紡がれて、託されてきた願いでもあるからだ。

     弥勒菩薩(みろくぼさつ)は、お釈迦様が入滅した56億7千万年後の未来にこの世に現れ、多くの人々を救済すると約束されている「未来仏」です。現在は兜率天(とそつてん)という天上界で修行中とされており、人々を救う方法を深く思索する姿である「半跏思惟(はんかしい)像」が有名です。

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    2026年05月26日
  • ヒト夜の永い夢

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    世界観はとても好きだし、文章も巧みで惹きこまれたが、本作の土台たる「天皇機関」の設定があまりに突拍子もないというか、その成り立ちや機構に説得力を感じることができず、いまいち物語に乗り切れなかった。

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    2026年04月26日
  • 伊藤計劃トリビュート

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    伊藤計劃の作品に沼った結果読んでみたトリビュート
    作風や新たな作家の本を読むにはいい手段だった
    ただ人によってこれ好き!というものはまちまちだろうなと
    トリビュート2も気になるけどまずは1で書かれた作家の本を読み漁ってみたいね


    個人的刺さったストーリー(☆が最も好き)
    ・公正的戦闘規範
    ・仮想の在処
    ・南十字星
    ⭐︎未明の晩餐
    ⭐︎ノット・ワンダフル・ワールズ
    ⭐︎フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪

    自分には刺さらなかったストーリー
    ・にんげんのくに
    ・怠惰の大罪

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    2026年04月21日
  • アメリカン・ブッダ

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    どの短編もSFと宗教・民俗学をうまく融合させただけでなく、哲学的な命題をエッセンスにした秀作だが、とりわけ「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」が白眉か。

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    2026年04月18日
  • 走馬灯のセトリは考えておいて

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    6編からなるSFの短編集。

    個人的には「姫日記」と「走馬灯のセトリは考えておいて」が好き。

    「姫日記」では、「軍師」がゲームに振り回されて叫ぶたびに、こちらも笑った。
    あまりSFらしくないが、その分SF慣れしていない私には読みやすかった。

    「走馬灯のセトリは考えておいて」で描かれた生存中のライフログを利用して作った死者のAIがいる世界は、数年後に実現していそう。
    現実にそうなったときに、生きているものと死んだ者、人間とAIとの概念の違いは何なのか?
    魂が宿った黄昏キエラのAI、というラストに美しさと同時に怖さも感じた。

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    2026年01月09日
  • アメリカン・ブッダ

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    全6篇SF短編集
    SFが読みたい2021版2位
    大変ふざけた筆名だが中身は正統派作家

    冒頭の
    「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
    と最後の表題
    「アメリカン・ブッダ」
    が鏡合わせのような構造になっているのがいい

    生まれた時から現実を見ることなく
    VRヘッドセットをつけ生涯を終える少数民族
    とても短いが認識という今こそ見直さなきゃいけないテーマがある

    なんだその設定はとも思うが2016年初出のこの話はやがて現実に新型コロナウイルスにより場合によっては世界の何処かで有り得たかもしれない物語と読めてしまう


    これだけ真面目な作品なのに筆名がもったいないなと思ったが、作者の画像見たら本当

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    2025年11月27日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    筋肉少女帯すき、オーケンがすき。そりゃあ読みます。冒頭の辻村深月が、楽曲の世界観も保ちながらストーリーだけ見ても独立していて解像度の高さと気合いが伝わってきた。オーケン「香奈〜」はホッコリして、楽曲への世界観も押し付けてくる感じがなくて嬉しかった。(好きな楽曲なので、解釈がこれです!と断定されるのが怖かった。)

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    2025年08月26日
  • カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚

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    設定として面白いなと思った。
    読んでてこれはカタリゴトなのか、はたまた現実なのかちょっと分からなくなる時があった。世にも奇妙…

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    2025年07月13日
  • 走馬灯のセトリは考えておいて

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    ネタバレ

    私にとってSFはどうやら合う合わないの振り幅が大きいらしい。
    生死や信仰をテーマにしたこの短編集は、読めないお話もあった。
    理解できない設定で小難しい言葉を並べ立てられると私の乏しい頭はバクハツしてしまうwww
    言葉が上滑りの滑りまくりで地につかないし、入ってこないのでなんの感情も湧かない
    そんな中で気に入ったお話がいくつか

    「オンライン福男」
    年1の行事が第18回って18年も!?
    福男にかける熱意が素晴らしいw
    インターネットの海は広大だ

    「クランツマンの秘仏」
    ホントにそんな史実があったのかと思っちゃうくらい真実味があったw
    意外と古い昭和の時代の設定なのが湿った空気感を出していてよい

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    2025年06月27日
  • 岸辺露伴は嗤わない 短編小説集

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    岸辺露伴は動かないの小説短編集。今回は柴田勝家さんが全て書かれていて安定感もありながら楽しめました!ファン・鏑木八平太の場合が特に好みでした。

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    2025年06月22日
  • カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚

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    ネタバレ

    大正時代。親しくしていた華族の人が殺されてしまう。
    その犯人を追うため探偵になった主人公・元雪が少年浪曲師の湖月と出会って事件を解決していくお話。

    特にホラーではないような。
    浪曲師の湖月くんが元々あった話をアレンジして浪曲として語るので、それは真相なのか??となってしまう。
    また、ただでさえミステリーって人物関係が複雑なのに話が二重三重になるので、どんどんごちゃごちゃしてくる。
    そして浪曲語られる内容が真相かどうかも分からないのスッキリしないまま終わるという。設定は好きなんですが、ちょっと物足りない。もう少し踏み込んで欲しかった。
    あと湖月くん絶対女だって疑ってたのですが、結局素性が不明の

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    2025年06月14日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    2025年。
    筋少の歌詞からの小説家。それぞれ、言葉のはしばしに筋少の歌詞が入っていて、筋少好きなんだなぁと思ったり。
    辻村深月しか知らんけど。
    最後にオーケンが書いているのが締め。そうそう、オーケンのまわりには楽器上手な人が集まるんだよね。

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    2025年06月18日
  • 岸辺露伴は嗤わない 短編小説集

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    今回は北國ばらっどではなく執筆者が柴田勝家に。
    北國先生のほうが荒木節うまい気がするな。
    短編4編収録。

    「曰くのない人形」
    露伴先生がイタリアの泥棒市で買ったデッサン人形の話。
    解決方法が露伴先生ぽい。

    「ペア・リペア」
    オープンガーデンの話。
    1番血なまぐさい話しだけど、なんとなくぽくない話しなんだよなあ。

    「不見神事」
    タイトルの神事にまつわる話。
    終盤説明し過ぎに感じる。

    「ファン・鏑木八平太の場合」
    ミザリー的な話。作中で露伴自身も言うけど。
    これが一番よかったかな。

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    2025年06月02日
  • 岸辺露伴は嗤わない 短編小説集

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    軽くてスイスイと読み進める。4話だが、徐々に重量を増す感じ。最後の話が一番良かった。スタンドが暴力的でないところが普通の生活と馴染んでいるのだろう。

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    2025年05月29日
  • 走馬灯のセトリは考えておいて

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    『じゃ、これが私なりのお葬式だから。みんな、楽しんでいってね!』
    こうして彼女のラストライブが幕を開けた。すでに死んでいる彼女が、生前の意思を残したバーチャルアイドルとして歌う最後の時間。
    引退するのは、私達の世界──この世。

    というSF短編集。
    柴田勝家やっぱり好きだなという気持ちと、やりたい放題だな?こいつ?という気持ちがごちゃ混ぜになって襲ってきます。
    6作中最後まで読めんと思ったのは宗教を寄生虫になぞらえた論文、という体のお話。体力のある時でないと読み切れない。

    表題作が好き。
    バーチャルアイドルをテーマにしたSFは今の時代でないと書けないだろう。


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    2025年05月16日
  • 走馬灯のセトリは考えておいて

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    不思議な世界の短編集。
    実際にありそうな世界だし、これから起こるかもしれないであろうストーリーたち。

    オンライン福男はなんか読んだことある気がした。
    どこで読んだんだろ。でも間違いなく読んでた。

    全体的に面白いけど難しい。
    頭が悪いので「クランツマン〜」「火星環境下に〜」は難しくてよくわからなかった。

    絶滅の作法の心のあり方が理想すぎた。
    とことん日本人だなおれも。

    一番面白かったのは「姫日記」
    読んでて思わずふふッと声が出た。

    解説はVtuberが書いてて、これまた時代だなぁと思った。

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    2025年02月22日
  • カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚

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    リズミカル!!
    親に勘当された元貴族『平島元雪』生業を探偵としてやっている彼の元に依頼が舞い込む。しかし解決能力がない為にある人物に託す。それが…
    美少年浪曲師『湖月』次々に起こる事件をカタリゴトとして一つの物語にして語り、事件解決に挑む。カタリゴトが始まると、とてもテンポ良くリズミカルな感じで楽しく読めたのだが……時代物の為に出てくる名称が結構分からないやつが多々あった…(泣)
    しかし面白いというのが雰囲気でも分かるから。
    正直勿体無い感は否めない。分かっていればもっと面白く読めたのではないだろうか。

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    2025年01月15日
  • 怪と幽 vol.017 2024年9月

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    真・女神転生5 Vengeanceの特集も楽しみだった。期待したほどの掘り下げ具合ではなかった点が残念。

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    2025年01月05日