柴田勝家のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
SFって踏み込んでしまうとエラいことになりそうで、星新一→筒井康隆→清水義範、小林恭二以外には手を出さないようにしてました、伊藤計劃まで。まぁ伊藤計劃も「ハーモニー」「虐殺器官」「屍者の帝国」しか読んでないけど。
というSFあまり読まない人間の感想。一番伊藤計劃っぽいなと思って気に入ったのが藤井太洋、次が柴田勝家かな。機械による戦争というか殺戮への反発、中国辺境のムスリムテロリストとか伊藤計劃好きそう、と思いました。どうもファンタジー系は苦手みたいで伏見完と仁木稔はちょっと苦手。王城夕紀と長谷敏司は単独でおもしろいけど、前2人も含め伊藤計劃あまり関係ない印象。
伴名練は屍者の帝国のスピンアウト -
Posted by ブクログ
ネタバレ伊藤計劃をテーマに、影響を受けた作家たちが集まったアンソロジー作品。
伊藤計劃の作品、虐殺器官、ハーモニー、メタルギアソリッド、屍者の帝国とどこかで繋がるようなとても面白い素晴らしい作品が集まった。
テクノロジーが人間をどう変えていくかを追求しているらしいが、あまりそこにこだわることなく、伊藤計劃が内包しようとした世界観にワクワクしつつ集まった新しい作家たちの物語を楽しむだけで良い作品だと思う。
個人的に「未明の晩餐」が秀逸で、テクノロジーと人間との関わりはもちろん、退廃した未来の東京を描くSFらしさ、その世界観における人間模様、食の話を中心にし、その全てが綺麗にまとめられている。
で -
-
Posted by ブクログ
全6篇SF短編集
SFが読みたい2021版2位
大変ふざけた筆名だが中身は正統派作家
冒頭の
「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
と最後の表題
「アメリカン・ブッダ」
が鏡合わせのような構造になっているのがいい
生まれた時から現実を見ることなく
VRヘッドセットをつけ生涯を終える少数民族
とても短いが認識という今こそ見直さなきゃいけないテーマがある
なんだその設定はとも思うが2016年初出のこの話はやがて現実に新型コロナウイルスにより場合によっては世界の何処かで有り得たかもしれない物語と読めてしまう
これだけ真面目な作品なのに筆名がもったいないなと思ったが、作者の画像見たら本当 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私にとってSFはどうやら合う合わないの振り幅が大きいらしい。
生死や信仰をテーマにしたこの短編集は、読めないお話もあった。
理解できない設定で小難しい言葉を並べ立てられると私の乏しい頭はバクハツしてしまうwww
言葉が上滑りの滑りまくりで地につかないし、入ってこないのでなんの感情も湧かない
そんな中で気に入ったお話がいくつか
「オンライン福男」
年1の行事が第18回って18年も!?
福男にかける熱意が素晴らしいw
インターネットの海は広大だ
「クランツマンの秘仏」
ホントにそんな史実があったのかと思っちゃうくらい真実味があったw
意外と古い昭和の時代の設定なのが湿った空気感を出していてよい -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ大正時代。親しくしていた華族の人が殺されてしまう。
その犯人を追うため探偵になった主人公・元雪が少年浪曲師の湖月と出会って事件を解決していくお話。
特にホラーではないような。
浪曲師の湖月くんが元々あった話をアレンジして浪曲として語るので、それは真相なのか??となってしまう。
また、ただでさえミステリーって人物関係が複雑なのに話が二重三重になるので、どんどんごちゃごちゃしてくる。
そして浪曲語られる内容が真相かどうかも分からないのスッキリしないまま終わるという。設定は好きなんですが、ちょっと物足りない。もう少し踏み込んで欲しかった。
あと湖月くん絶対女だって疑ってたのですが、結局素性が不明の -
-
-
Posted by ブクログ
『じゃ、これが私なりのお葬式だから。みんな、楽しんでいってね!』
こうして彼女のラストライブが幕を開けた。すでに死んでいる彼女が、生前の意思を残したバーチャルアイドルとして歌う最後の時間。
引退するのは、私達の世界──この世。
というSF短編集。
柴田勝家やっぱり好きだなという気持ちと、やりたい放題だな?こいつ?という気持ちがごちゃ混ぜになって襲ってきます。
6作中最後まで読めんと思ったのは宗教を寄生虫になぞらえた論文、という体のお話。体力のある時でないと読み切れない。
表題作が好き。
バーチャルアイドルをテーマにしたSFは今の時代でないと書けないだろう。
-
-
Posted by ブクログ
今までの岸辺露伴スピンオフのシリーズと比べると、疾走感というか勢いみたいなのがちょっと足りない気がするな〜と思った。
どの作品も「ヘブンズ・ドアーを駆使して解決した」といえより「とりあえずなんとか問題を治めた」感。タイトルの「嗤わない」の通り、スッキリ解決!じゃない展開にしたのか……?
子どもに渡したサイン入りデッサン人形なんかいつまで効力があるか分からないのに(子どもがいつか捨ててしまうかもしれないのに)それでいいのか?
あといつから岸辺は自分自身にヘブンズで命令を書き込める仕様になったんですか?スピンオフ過去作でも自分にかき込んだことあったっけ……。
個人的にはあまり刺さらなかった短