【感想・ネタバレ】アメリカン・ブッダのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年11月15日

「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
「鏡石異譚」
「邪義の壁」
「一八五七年:龍動幕の内」
「検疫官」
「アメリカン・ブッダ」

「アメリカン・ブッダ」が読みたくて購入した。
SF×少数民族・民俗学というのがまず新鮮でそれだけで読めてしまう。語り口も重くないため、さくさくと読んでしまった。

...続きを読む大災厄を逃れるために仮想的なアメリカに逃げ込み、現実世界の時間軸を圧縮した超世界で数千年単位で生きている人々が、現実世界の、ブッダを信仰するインディアンの青年から語りかけられるというのが構成として非常に面白い。
というか、このあらすじだけでめちゃくちゃ興味を惹かれる。

それと、「検疫官」も物語を伝染病として扱い、国に持ち込まないようにするという仮想の国での話だったが、考えさせられる話だった。

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Posted by ブクログ 2020年09月17日

全部面白い!!!!
まず名前が面白い。柴田勝家。
一話目の雲南省スー族におけるVRの使用例が好きだった。哲学的な問いと近未来的非現実的な世界がなぜか身近に感じられた。

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購入済み

面白い

YY88 2020年09月14日

ネットで見かけた「柴田勝家は才能の持ち腐れ、才能有り余ってる」って言葉に興味が湧いてこちらを購入。
ひとつひとつが長編になり得る題材なのに短編でまとめてしまっている。
これらの設定ひとつでどれほどのストーリーができるのだろう。
惜しみなくジャブジャブと注いだ短編集。

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Posted by ブクログ 2020年09月06日

最初の短編「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」でいきなりブチ込んでくる印象。ありそう、ありえそうな感じがすごくする。抽象化された民族特有の(我々から見ると)異様な風習と、VRゴーグル着用が一般化してる近未来がマッチしている。

「検疫官」物語が禁止されている国の検疫官が主人公の話。途中に物語に感...続きを読む染しているかのチェックがあるのだけど、検疫官の気持ちで心のなかで回答したら普通に見逃して物語に毒されていた判定だった記憶。

「アメリカン・ブッダ」精神をアップロードしたアメリカ人たちにインディアンが説法をする話。設定だけで面白いですね。

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Posted by ブクログ 2020年09月17日

SF×民俗学というちょっと変わった短編集。
収録されている6作品とも、民俗学の持つ不思議(あるいは不気味)な雰囲気にSFの要素が巧みに混ざり合っていて飽きることなくサクサク読める。
今後の作品も楽しみ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月06日

純粋に面白かった。

表題作の「アメリカン・ブッダ」のラストは諸星大二郎の「暗黒神話」に重なる。

救済というものは結局のところ、求める人間の元にしか訪れないのだと私は考える。なので、ある意味では納得しかねる部分もあったのだが……。

他の作品はバラエティに富んでいて、作者の才能を感じさせる。
次回...続きを読む作に期待したい。

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