Teamバンミカスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ墜落論を前後編に分け、間に白痴を挟み込んでの漫画化。
坂口安吾の視点も現代から過去に飛んで描かれている構成になっている。
第二次世界大戦が終わって、日本は急速に変化した。
戦時中にあんなに一体化して、虚しい美しさに溢れていた。
「あの偉大な破壊の下では 運命はあったが 墜落はなかった 無心であったが充満していた」「しかし人間の真実の美しさではない」「人間の正しい姿とは何ぞや?」
・・・まず、戦時中が美しいかったということにも、そして、人が墜落してゆくのは戦争のせいではない、と言うのにも驚いた。
人が墜落するのは人だからだ。人間は元来、そういうものだ。
墜ちて墜ちて、そして這い上がれと。
時代が変わって価値観があべこべになったように見えても、それは上面の皮の上だけのこと。
天皇の制度についても、「祭り上げる」ほうが実権を握るに楽だからだと。
今読んでもなかなか刺激的な内容でした。
白痴についても、現代では描きにくい題材だと思う。けど、空襲の最中、サヨの死を願いつつも見捨てては行けず、未来に不安を抱えつつも、捨てていけるほどの張り合いもないと一緒にいる井沢にホッとする。 -
Posted by ブクログ
無鉄砲で人間味あふれる主人公・坊っちゃんが、数学教師として赴任した愛媛県松山市の中学校で、「山嵐」や「赤シャツ」など個性豊かなキャラクターとぶつかり合う物語。
一筋縄ではいかない悪い大人たちのたくらみに立ち向かい、悩みながらも自分なりの正義を貫き通そうとする坊っちゃんの未来はどっちだ!
赴任先の中学校にはエリート風の教頭「赤シャツ」、彼に反発する数学主任「山嵐」、影が薄くパッとしない「うらなり」などの教師たちがいた。
主人公は当初、赤シャツの言葉を信じて山嵐に一方的な反感を抱くが、ある出来事をきっかけに彼を見直すようになる。
そんな矢先、うらなりが他校へ栄転する事になる。しかしその実態は、彼の許嫁「マドンナ」を奪いとらんとする赤シャツの策略、体のいい左遷であった。
その事実を知る主人公と山嵐は独自の調査によって赤シャツのスキャンダルを掴み、彼に私的制裁を加えた上で辞表を叩きつけ、松山を去る。
結局坊ちゃんは山嵐と共に待ち伏せをして、
芸者遊びを終えて朝帰りをする赤シャツとのだいこを力づくで懲らしめ、
その勢いで学校をやめ四国を去ってしまいます。
東京に戻った坊ちゃんは街鉄の技手となって、
坊ちゃんの事を待ってくれていた清と共に暮らしました。